大垣市在住のご夫婦を対象に妊活診費( AMH検査・精液検査 )が助成されます

 

こんにちは培養部門です。

大垣市在住のご夫婦を対象として、自費診療でAMH( 抗ミュラー管ホルモン )検査、精液検査を実施した場合に大垣市から助成金を受け取ることができる制度が開始されました。

大垣市ホームページ 妊活検診費の助成( AMH検査・精液検査 )について

妊娠を希望している夫婦が早めに検査を受け、必要に応じて適切な治療に踏み出すことを後押しするため、保険適用にならない不妊検査費用に対する助成を10月1日から大垣市独自に始めます。当院の理事長である古井が大垣市長の石田仁市長に年齢による不妊症リスクの上昇やAMH検査精液検査の重要性を説明し、このような助成制度の実現に至りました。



AMH検査精液検査は当院で行うことができます。検査費用は妊活検診費の助成を活用していただくと、実質自己負担なしで行うことが可能です。

ご自身の妊娠し易さ、不妊症ではないかをチェックするためにAMH検査精液検査を行ってみることはいかでしょうか?

AMH検査精液検査をご希望の場合は当院にお電話をしていただければご対応させていただきます。

 

AMH( 抗ミュラー管ホルモン 検査とは?

卵巣内の卵胞数の推定および卵巣予備能を調べる検査です。

AMHの値は年齢が高くなるにつれて低下することがわかっており、血液検査で妊娠し易さを評価することができます。

AMHの値が低い場合は、時間的余裕がないため、タイミング指導や人工授精よりも妊娠、出産の可能性が高い体外受精、顕微授精に早期にステップアップをした方が、希望されるお子様の人数に沿って治療計画を立てることができます

AMHの値が低くても妊娠できますか?

 

・精液検査とは?

精液中の精子数や濃度、運動率を調べることによって自然妊娠が可能であか、自然妊娠の可能性は高いか低いか判断することができます。

検査結果によっては、人工授精や体外受精、顕微授精へ早期ステップアップが必要な場合があります。

精子数が少ない、精子濃度が低い場合でも自然妊娠ができないわけではありませんが、妊娠できる確率は低くなります。不妊症原因の半分は男性側にあり、それを精液検査で知ることができます。

当院は精子運動解析装置SMAS( Sperm Motility Analysis System )を導入しており、運動精子・不動精子を判別し、精子濃度・運動率を短時間で正確に計測することができます。加えて、人の目では判断することが難しい、運動精子の中でも速度や運動の様子を解析することで詳細な精子のデータをお伝えすることが可能です。もちろん、培養士の目でも精子の動きや数を検査しております。

当院は培養士と解析システムの両方で精液検査を行っております。

 

対象者

次の(1)(2)の条件をいずれも満たす夫婦

(1)検査実施日と補助申請時に婚姻関係( 事実婚関係にあるものを含む )があり、大垣市内に住所を有すること

(2)検査日における妻の年齢が43歳未満であること

 

対象検査・助成金額など

令和5年10月1日以降に実施する、女性のAMH 抗ミュラー管ホルモン 検査男性の精液検査( いずれも保険診療ではなく、自費診療として検査を受けた場合 )※それぞれ単独で助成対象

 

申請方法

医療機関窓口で、検査費用をお支払いいただいた後、保健センターで申請手続きをしていただくと指定された銀行口座に振り込まれます

【申請時の持ち物】 ・領収書 ・明細書 ・印鑑 ・口座確認書類



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お知らせ



当院の初診について

当院の不妊外来を初めて受診される際にお電話での予約が必要な理由


当院は不妊治療に関わる先進医療を行なっております。

当院の不妊治療に関わる先進医療の種類と効果


当院はPGT-A実施施設として日本産科婦人科学会に承認されています。

PGT-Aを行うことによって、複数回の妊娠不成立や流産を繰り返す方に妊娠率の向上と流産率の低下が期待できます。


詳しくはこちらをご覧いただければ幸いです。

PGT-A 染色体異数性検査 )の要件が変わりました


PGT-A対象者の方で当院に胚盤胞を凍結保存している場合、採卵を行わずに保存してある胚盤胞を用いてPGT-Aをすることができます。


当院でPRP療法を行うことができます。

PRP療法とは再生医療の一つです。

様々な医療分野でPRP治療は行われており、不妊治療分野ではPRP療法を行うと子宮内膜が厚くなるという報告が専門の学会から報告されています。

子宮内膜が厚くなると、移植した胚の妊娠率、出産率が向上します。


先進医療、PGT-APRP療法をご希望の方、ご興味がある方は当院の不妊外来診察を受診ください。


文責:培養部門

 〔生殖医療専門医〕古井憲司