こんにちは、Cleraです。

 

以前、「There we go」の意味と使い方を「アナと雪の女王」のオラフのセリフからまとめた記事を作成しました。実は、この「There」の部分が「Here」に変わった表現で、「Here we go」というフレーズもあります。この「Here we go」、何となく聞いたことはあるけど、イマイチ使い方がはっきりしない方のために、ネイティブスピーカーの意見も参考にしながら、今回は、「Here we go」の意味と使い方を紹介していきたいと思います。

 

「There we go」の意味と使い方の記事はこちらを参照下さい。

 

【今回のテーマ】

「『Here we go』の意味と使い方を学ぶ」

 

1.何かを始める準備が整った時

 

『意味と使い方』

英語の辞書サイト、Free dictionaryによると、「An expression used when something is about to begin or arrive」とあります。ここでの「be about to doのフレーズは、「今まさに〜する」という意味になります。つまり、日本語でいう「始めましょう」「始まるぞ」「さぁ行こう」のような「『今まさに何かが起きる』その前に言う掛け声のようなフレーズ」として使います。日本語訳を覚えるのでも良いですが、例えば、写真を撮る時にも、この「Here we go」は使い、「撮りますよー」のような意味になります。その状況によって、日本語の訳は変わるので、「『今まさに何かが起きる・何かを始める』その前に言う掛け声のようなフレーズ」として覚えることをお勧めします。

 

Youtubeでネイティブスピーカーが英語を教える時、本題に入る前に、「Are you ready? OK. Here we go」(準備はいい?さぁ始めよう)と言ったりします。

 

(使える場面の例)

・今から自分が写真を撮ってあげるため、その掛け声として。「撮りますよ」

 (Here we go. Say cheese.)

・雑談が終わり、今から本題の英語のレッスンを始める時。「さぁ、始めましょう」

 (Are you ready? OK, here we go.)

・カラオケで友達と一緒に歌を歌う時。「いくよ」

 (Here we go. One two.)

 

待って!「Let's go」や「Let's start/begin」と「Here we go」は何が違うの??

 

この疑問が思い浮かんだ人は賢いですね。ネイティブスピーカーの友人もGood question!と言ってました。実は、この違いをネイティヴスピーカーに聞いたことも参考にまとめてみたのですが、少し長い文章になってしまいました。今回の「Here we go」意味と使い方のページをできるだけ分かりやすくまとめたいので、「Let's go」や「Let's start/begin」と「Here we go」のニュアンスの違いを別のページにまとめました。

是非、こちらのリンクを参照下さい。

 

『ポイント』

「『今まさに何かが起きる・何かを始める』その前に言う掛け声のようなフレーズ」

 

『例文』

・映画『サマーウォーズ』から、「Happy birhday」の歌を練習してるシーン

 

Natsuki: Here we go. One two.

      (いくよ。さんはい)

Everyone: Happy birhday to you! Happy birhday to you!(歌っている)

Natsuki: Uncle Wabisuke. Come and sing!

              (侘助おじさんもやろうよ!)

Wabisuke: I'll pass.

                 (パス。)

 

・Free dictionaryにある例文

A: When are the fireworks going to start?

    (いつ花火始まるの?)

    We've been waiting here for over an hour!

    (1時間以上の間、ここで、ずーーーと待ち続けてるんだけど)

B: "Here we go", the first one just went off.

    (始まるぞ、最初の花火が上がった。)

 

2.探していた物や人を見つけた時

 

『意味と使い方』

英語の辞書サイト、The Free dictionaryによると、「Said when something or someone has been found or identified」とあります。完了形の受動態を使ってるため、やや複雑に思うかもしれませんが、要するに、「何か物や誰かを見つけた/確認した時に言うフレーズ」になります。日本語でいう「見つけた」「あった」「いた」のようなニュアンスになり、探していた物・人を「見つけた」時に使える表現です。この使い方は、以前、「There you are」と「Here you are」の意味と使い方でも紹介した、「何か物や人を見つけた時に使う」時の使い方と同じになります。

 

※「There you are」の意味と使い方は、こちらを参照下さい。

※「Here you are」の意味と使い方は、こちらを参照下さい。

 

(使える場面の例)

・ネットで何か知りたかった情報を見つけた時。「あった」

 (Here we go. This is the information I wanted to know.)

・Google Mapなどのナビを使って、目的地を見つけた時。「見つけた」

   (Here we go. There is where I was looking for.)

・探していた携帯を見つけた時。「あった」

   (Here we go. )

 

『ポイント』

探している物や人、情報などを見つけた時に使うフレーズで、「あった」「いた」「見つけた」のようなニュアンスになる。

 

『例文』

会話例:携帯がない時

Clera: Jack, I'm looking for my iphone. Let me know if you find it.

       (ジャック、Iphoneを探してるんだけど、見かけたら、教えて。)

Jack: OK. 

         (了解)

Clera: Oh, here we go! 

          (あっ、あった!)

 

まとめ

今回は、「『Here we go』の意味と使い方を学ぶ」というテーマをもとに、2つの使い方をまとめました。以前の「There we go」の記事もご覧になった方は、これで、両方ともに日常会話で使えるかなと思います。時々、「英語を日本語に訳すのは良くない」という意見を見ますが、確かにこういう場合は、英語を日本語で覚えると、「Let's go」と「Here we go」の日本語訳が一緒なため、混乱しやすいと思います。なので、私自身も常に意識してますが、英語の新しい単語やフレーズを覚えるときは日本語訳だけでなく、英英辞典で、英語の「definition」(定義)を見て、英語でどのようなニュアンスの時に使ってるのか確認することが大切だと思ってます。そのため、今後もこのブログ記事では、日本語訳だけでなく、海外の辞書サイトにある英語の定義から意味とニュアンスを紹介していきたいと思います。次の記事では、「Here we go」と「Let's go」のニュアンスの違いをまとめますので、こちらも参照下さい。

 

◯「There we go」の意味と使い方の記事はこちらを参照ください。

 

今回の記事の参考文献

The Free Dictionary( https://idioms.thefreedictionary.com/here+we+go )