こんにちは、Cleraです。

 

以前の記事で「There you are」と「There you go」の意味と使い方を説明しました。実際に、それらの使い方の1つとして、「何かを相手に渡す時」に使い、言い換えられるフレーズには、「Here you are」と「Here you go」があると解説しました。しかし、この2つの表現をまだ詳しく解説できてないため、今回は残りの「Here you are」と「Here you go」の意味と使い方を解説して、「There you are.」「There you go.」「Here you are.」「Here you go.」全ての意味と使い方を完全制覇したいと思います。

 

※「There you are」の意味と使い方はこちらを参照下さい。

※「There you go」の意味と使い方はこちらを参照下さい。

 

【今回のテーマ】

「『Here you are』と『Here you go』の意味と使い方を学ぶ」

 

1.相手に何かを渡す時

『意味と使い方』

「Here you are」と「Here you go」は、「There you are」や「There you go」の時に解説した使い方と全く同じです。例えば、イラストのようにプレゼントを渡す時。お会計でお釣りを渡す時。食卓で醤油やケチャップ、お皿などを渡す時。レストランで働いてる人はメニューをお客様に渡す時などなど、色々な場面で使えます。英語の辞書サイト、The Free Dictionaryによると、「used when you are giving something to somebody」とあります。つまり、これも「誰かに何かを渡す時に使う」1つの決まりフレーズなのです。

 

実際にネイティブスピーカーに「Here you are」と「Here you go」の違いを聞いたところ、「同じだろ」と返されました。実際には、細かなニュアンスの違いがあるとは思いますが、実際の会話では、そこまで細かくルールが決められてるわけでもありません。あくまで、個人のこれまでの経験から言うのであれば、「Here you go」はスタバで飲み物を提供してくれる時やレストランでウェイターが食事を渡す時、「Here you are」はスーパーでレシートをもらう時や友達・同僚から何かを受け取る時によく聞く表現だと思います。

 

『ポイント』

「誰かに何かを渡す時」に使うフレーズで、「どうぞ」「はい、どうぞ」のようなニュアンス。

 

『例文』

例文:(食卓にて)

Father: Can you pass the salt? 

           (その塩を取ってくれる?)

Clera: OK, here you are.

          (もちろん、どうぞ)

 

例文:(レジにて)

Clera: That will be 500 yen.

          (500円になります)

Costomer: OK. 

      (わかりました。)(⇦そのお客は1000円札を渡したとします)

Clera: This is your change. Here you are. Thank you.

           (お釣りです。どうぞ。ありがとうございます。)

 

例文:「リトルウィッチアカデミア」の英語版S2の最終回。アッコがシャリオにシャイニーロッドを渡すシーン。



Chariot: Akko...

              (アッコ)

Akko: Chariot... It's really you!

          (シャリオ...やっと会えた!)

Chariot: huh? 

              (え?)

Akko: Here you go.

          (これを!)

Chariot: But this... this rod isn't mine.

              (これは私のものじゃ....)

 

2.自分の側に、相手が探している人や物がある時。

『意味と使い方』

これは、「Here she/he is」もしくは、「Here it is」で使うことが多い表現になります。以前「『There you are』の意味と使い方」の時に、「人や物を見つけた時のフレーズ」として「There you are」や「There it is」という表現を紹介しましたが、それと似た表現になります。「There」が「Here」に変わってるので、その人や物が自分のより側にいる/あるイメージです。There」は自分から少し離れた距離にあるイメージになります。

こちらのイラストを見て下さい。例えば、財布と携帯を探していた私が、やっと机の上とベッドの上にあったのを見つけたとします。財布は自分の側にあるので、「Here it is」で「ここにあった」のようなニュアンスになります。これに対して、携帯は少し遠くのベッドにありますので、「There it is」で「そこにあった」のようなニュアンスになります。

 

「There you are」の使い方はこちらを参照下さい。

 

基本的には、「◯◯はどこにいる/ある?」と聞かれた時に、「自分の側にその人がいる」もしくは「その物がある」時に使えるフレーズで、「ここにいるよ」「ここにある」のようなニュアンスになります。もしくは、探してる人や物を見つけて、自身が「その人の側いた」「その物が側にあった」場合、は「ここにいたんだ」「ここにあったか」のようなニュアンスになります。

 

「Here you go」をこの使い方で使うことはありません。

「here」が前にあると違和感を感じるかもしれませんが、「here」を前に置くことで、「here」に続く内容が自分の側にいる/あることを強調する表現になります。

 

『ポイント』

「◯◯はどこにいる/ある?」と聞かれた時に、自分の側にその人がいる・その物がある時に使えるフレーズで、「ここにいるよ」「ここにある」のようなニュアンスになる。

 

もしくは、自身が探している物や人が、自分の側にあった/いた場合、「ここにあったか」「ここにいたんだ」のようなニュアンスになります。

 

『例文』

例文:(ドライバーがある場所について)

Jack: Do you know where a tiny screwdriver is?

       (小さなドライバーどこにあるか知ってる?)

Clera: Here it is. Here you are.

          (ここにあるよ!はい。)

Jack: Thanks.

         (ありがとう)

 

例文:(待ち合わせ)

Clera: Where is Meg?

          (メグどこにいるんだろう?)

          Oh, there she is! Hi, Meg. Here you are!)

      (お、見つけた!やぁメグ。ここにいたんだ!)

      I thought you would be at the east ticket gate.

          (東口改札で待ってると思ってたよ。)

 

まとめ

今回は、「『Here you are』と『Here you go』の意味と使い方を学ぶ」というテーマをもとに、基本的な2つの使い方をまとめました。「Here you are」に関しては、中学の始めの頃に習う基本フレーズなので、おそらく多くの人が知ってると思います。ただ、その「Here you are」と同じニュアンスで「Here you go」も使えることも知っておいて欲しいです。また、「2の使い方」も意外と日常会話で使える表現です。是非、たくさん練習して、機会があれば、積極的に今回の内容を使ってみて下さい。