凋落の戦犯?パナソニックに巣食う御用記者・学者・コンサル
パナソニックが2011年度と12年度に、計1兆5000億円もの当期赤字に落ち込むことは、多くの新聞やテレビがニュースで報じている。その原因は、中村邦夫相談役や大坪文雄会長が社長時代に薄型テレビ事業への無謀な投資や三洋電機の買収に失敗したことだが、これも産業界では「常識化」している。
このほかにも理由があるのではないかと、現役社員や複数の元取締役、気鋭のジャーナリストらに当たってみると、そこからは「パナソニックに巣食った記者、学者、コンサルタントがいる」との面白い共通の視点が出てきたので紹介する。
「巣食った」の意味は、記者であれば、ヨイショ記事を書いて何か「対価」をもらったという意味だ。「対価」とは直接的な金銭ではなくても、経営戦略などを持ち上げた書籍を書くために優先的に取材をさせてもらって、その書籍を一部買い取ってもらったとか、取材コストを会社側に負担してもらったとか、会社主催の勉強会に呼ばれて講演料をもらったとかである。学者であれば、研究のネタ探しで優遇してもらったとか、コンサルタントであれば、仕事をもらったということである。
「巣食う」のがなぜいけないのかといえば、本来、経営が誤った方向に進んでいればそれをただすのが記者や学者の仕事であるはずだが、その逆に経営が悪化しているのにそれを褒めたたえたり、応援歌を送ったりすれば、経営者も社員も株主も顧客も勘違いするし、誤った判断にもつながるからだ。
コンサルの場合は、その発想や着眼点、ノウハウなど「頭脳」を売る仕事をしており、優劣は実績で決まるはずだが、トップに食い込んだ実力もないコンサルが法外なフィーを巻き上げ、役に立たない戦略を立てて会社を惑わすことになる。要するに「巣食う」とは「たかる」と同義語であり、実力のない無能な取り巻きたちがやっていることとまったく同質なのだ。
●本の内容はヨイショだけ
巣食った記者のNo.1は、経済ジャーナリストのT氏であると指摘する声が最も多かった。T氏について調べると、パナソニック(松下電器産業)について、数冊の本を書いている。いずれもパナソニック子会社の出版社であるPHP研究所から出ていた。また、同研究所が発行している月刊誌「Voice」の常連ライターだった。
内容は、ほとんどがヨイショ。パナソニックの元取締役は「中村改革自体、事業部制を解体することやプラズマに過剰投資することが本当に正しいのかと役員の中でも疑問視する見方があったのに、独裁的判断で押し切られました。社長の決断である以上、これは仕方ありません。しかし、T氏の本はジャーナリストを標榜しながらそうした批判的視点に欠けていますので、当時から一部の役員の間では非常に違和感があるといわれていた書籍です。
身内であるPHP以外からは、出しづらい書籍ではないでしょうか。そして私が許せないと思っているのは、希望退職者を出しておきながら、トップは経営責任を取らなかった。そのお先棒を担いだのがT氏だと思っています」と語る。
T氏のホームページを見ると、日本を代表する大企業のトップを持ち上げてインタビューし、それを大々的に載せている。
「こうして経営者に食い込み、テレビで特集を組めるように取材を入れてもらうのが彼の手法。テレビによく出演しています。相当に内部までカメラが入り込んでその企業の実態をルポしているかのように見えますが、実際には都合の良い部分だけを見せているにすぎません。でも、ほとんどがスポンサー企業なので、その程度しかできないのが現実です」(テレビ局関係者)
●経営不調の企業にうま味
さらに付け加えれば、こうしてテレビで有名になり、全国の講演で稼ぐのがビジネスモデルで、講演料は1時間程度で50~100万円が相場だそうだ。電機業界に詳しい別のフリージャーナリストは「T氏は、日産が経営危機の頃は日産のヨイショ記事を書いていました。そして今は、経営の調子があまりよくないトヨタ自動車に食い込もうとしていると、財界の中ではそう見られています」と話す。
前出のパナソニック元取締役は「有名な経済紙の編集委員もよく役員勉強会の講演に呼ばれて講演料をもらっていて、その後に松下電器と中村氏のヨイショ記事を書いていました」とも語った。
どの企業も、業績が悪化すると叩かれるのを恐れる。少しでもよく書いてもらいたい。あるいは、経営責任の追及を恐れて戦略ミスなどを糊塗したい。こうした時に役立つのが、T氏やその編集委員のような「御用記者」ということになる。T氏については、テレビ局にとっては自分たちが頼まなくてもスポンサー会社を持ち上げてくれるので、CMをつくっているのと同じだ。
視聴者も企業の暗い話が多い中、T氏の記事や番組を見ていると、なんとなく明るい雰囲気になる。そして、ヨイショしても金にはならない政治家やマクロ経済については辛口のビシッとしたコメントを出すので、日本の将来のことを考えてくれている優れたジャーナリストと見られる。視聴者や読者にも、巧妙に食い込んでいるというわけだ。
しかし、こうして企業の病状は塗り隠され、パナソニックのようにいつも「改革しています!」と言いながら、2年間で1兆5000億円もの巨額損失を出してしまうのである。結果としてスポンサー料も減るだろう。テレビ局も視聴者も、いい加減目を覚ますべきではないか。
T氏=財部誠一
笑ってしまうT氏の記事を紹介しますよ
◆松下電器「V字回復」の本質 組織はいかにすれば生まれ変わるか 財部誠一(著) PHP研究所
デジタル家電ブームを牽引するヒット商品はいかにして生まれたのか。松下電器を蘇生させた「中村改革」の論理と構造を明らかにする。
DVDレコーダーやデジタルテレビ、さらには新型のドラム型洗濯機など、十数年ぶりの大ヒットを連発し、2002年3月の赤字転落から一転、見事な「V字回復」を遂げた松下電器。
その過程には、13、000人におよぶ早期退職者募集、事業部制の廃止などの「破壊」があり、社長の中村邦夫はマスコミから「松下幸之助精神の破壊者」というレッテルを貼られた。だが、そうした「破壊」のすべてはヒット商品づくりのためだった。「日本はもはや、モノづくりでは生きていけない」という無責任な論調を、松下は自らの復活によって吹き飛ばしたのだ。
連続的にヒット商品を生み出していくためには、創造的な仕事を阻む組織上の欠陥を取り除き、「創造し革新しよう」という潜在的なエネルギーを解き放ってやる以外にない。「創造し革新しよう」という人々の能力を発揮させる組織とは、いかなるものか。その論理と構造を明らかにしながら、「中村改革」の本質に迫る。
このほかにも理由があるのではないかと、現役社員や複数の元取締役、気鋭のジャーナリストらに当たってみると、そこからは「パナソニックに巣食った記者、学者、コンサルタントがいる」との面白い共通の視点が出てきたので紹介する。
「巣食った」の意味は、記者であれば、ヨイショ記事を書いて何か「対価」をもらったという意味だ。「対価」とは直接的な金銭ではなくても、経営戦略などを持ち上げた書籍を書くために優先的に取材をさせてもらって、その書籍を一部買い取ってもらったとか、取材コストを会社側に負担してもらったとか、会社主催の勉強会に呼ばれて講演料をもらったとかである。学者であれば、研究のネタ探しで優遇してもらったとか、コンサルタントであれば、仕事をもらったということである。
「巣食う」のがなぜいけないのかといえば、本来、経営が誤った方向に進んでいればそれをただすのが記者や学者の仕事であるはずだが、その逆に経営が悪化しているのにそれを褒めたたえたり、応援歌を送ったりすれば、経営者も社員も株主も顧客も勘違いするし、誤った判断にもつながるからだ。
コンサルの場合は、その発想や着眼点、ノウハウなど「頭脳」を売る仕事をしており、優劣は実績で決まるはずだが、トップに食い込んだ実力もないコンサルが法外なフィーを巻き上げ、役に立たない戦略を立てて会社を惑わすことになる。要するに「巣食う」とは「たかる」と同義語であり、実力のない無能な取り巻きたちがやっていることとまったく同質なのだ。
●本の内容はヨイショだけ
巣食った記者のNo.1は、経済ジャーナリストのT氏であると指摘する声が最も多かった。T氏について調べると、パナソニック(松下電器産業)について、数冊の本を書いている。いずれもパナソニック子会社の出版社であるPHP研究所から出ていた。また、同研究所が発行している月刊誌「Voice」の常連ライターだった。
内容は、ほとんどがヨイショ。パナソニックの元取締役は「中村改革自体、事業部制を解体することやプラズマに過剰投資することが本当に正しいのかと役員の中でも疑問視する見方があったのに、独裁的判断で押し切られました。社長の決断である以上、これは仕方ありません。しかし、T氏の本はジャーナリストを標榜しながらそうした批判的視点に欠けていますので、当時から一部の役員の間では非常に違和感があるといわれていた書籍です。
身内であるPHP以外からは、出しづらい書籍ではないでしょうか。そして私が許せないと思っているのは、希望退職者を出しておきながら、トップは経営責任を取らなかった。そのお先棒を担いだのがT氏だと思っています」と語る。
T氏のホームページを見ると、日本を代表する大企業のトップを持ち上げてインタビューし、それを大々的に載せている。
「こうして経営者に食い込み、テレビで特集を組めるように取材を入れてもらうのが彼の手法。テレビによく出演しています。相当に内部までカメラが入り込んでその企業の実態をルポしているかのように見えますが、実際には都合の良い部分だけを見せているにすぎません。でも、ほとんどがスポンサー企業なので、その程度しかできないのが現実です」(テレビ局関係者)
●経営不調の企業にうま味
さらに付け加えれば、こうしてテレビで有名になり、全国の講演で稼ぐのがビジネスモデルで、講演料は1時間程度で50~100万円が相場だそうだ。電機業界に詳しい別のフリージャーナリストは「T氏は、日産が経営危機の頃は日産のヨイショ記事を書いていました。そして今は、経営の調子があまりよくないトヨタ自動車に食い込もうとしていると、財界の中ではそう見られています」と話す。
前出のパナソニック元取締役は「有名な経済紙の編集委員もよく役員勉強会の講演に呼ばれて講演料をもらっていて、その後に松下電器と中村氏のヨイショ記事を書いていました」とも語った。
どの企業も、業績が悪化すると叩かれるのを恐れる。少しでもよく書いてもらいたい。あるいは、経営責任の追及を恐れて戦略ミスなどを糊塗したい。こうした時に役立つのが、T氏やその編集委員のような「御用記者」ということになる。T氏については、テレビ局にとっては自分たちが頼まなくてもスポンサー会社を持ち上げてくれるので、CMをつくっているのと同じだ。
視聴者も企業の暗い話が多い中、T氏の記事や番組を見ていると、なんとなく明るい雰囲気になる。そして、ヨイショしても金にはならない政治家やマクロ経済については辛口のビシッとしたコメントを出すので、日本の将来のことを考えてくれている優れたジャーナリストと見られる。視聴者や読者にも、巧妙に食い込んでいるというわけだ。
しかし、こうして企業の病状は塗り隠され、パナソニックのようにいつも「改革しています!」と言いながら、2年間で1兆5000億円もの巨額損失を出してしまうのである。結果としてスポンサー料も減るだろう。テレビ局も視聴者も、いい加減目を覚ますべきではないか。
T氏=財部誠一
笑ってしまうT氏の記事を紹介しますよ
◆松下電器「V字回復」の本質 組織はいかにすれば生まれ変わるか 財部誠一(著) PHP研究所
デジタル家電ブームを牽引するヒット商品はいかにして生まれたのか。松下電器を蘇生させた「中村改革」の論理と構造を明らかにする。
DVDレコーダーやデジタルテレビ、さらには新型のドラム型洗濯機など、十数年ぶりの大ヒットを連発し、2002年3月の赤字転落から一転、見事な「V字回復」を遂げた松下電器。
その過程には、13、000人におよぶ早期退職者募集、事業部制の廃止などの「破壊」があり、社長の中村邦夫はマスコミから「松下幸之助精神の破壊者」というレッテルを貼られた。だが、そうした「破壊」のすべてはヒット商品づくりのためだった。「日本はもはや、モノづくりでは生きていけない」という無責任な論調を、松下は自らの復活によって吹き飛ばしたのだ。
連続的にヒット商品を生み出していくためには、創造的な仕事を阻む組織上の欠陥を取り除き、「創造し革新しよう」という潜在的なエネルギーを解き放ってやる以外にない。「創造し革新しよう」という人々の能力を発揮させる組織とは、いかなるものか。その論理と構造を明らかにしながら、「中村改革」の本質に迫る。
一夜にして意見をころっと変えてしまう。これでは政権を任せるわけには行かない
今日も政局の話になりますが、台風の目になると思われた第三極も石原慎太郎と橋下徹の野合劇は失望を禁じえない。みんなの党や減税日本は橋下徹によって切り捨てられた。どのような理由なのかは分からないが政策で合わないと言うのならわかりますが、それなら石原氏と橋下氏の政策の違いの方が大きい。結局は主導権争いで、最初から石原氏と橋下氏の談合政党になりそうだ。
小さな政党が14も乱立していますが、小選挙区制度では、よほどの候補でなければ二大政党以外で勝つことは難しい。以前なら自民もダメ民主もダメなら「維新の会」しかないと書いてきましたが、その後の橋下氏の発言と行動には、一時の橋下フィーバーは完全に消えてしまった。テレビなどで既成の政治家を攻撃している分にはいいのですが、第三極を纏めるような能力は無い。
石原氏も、なぜ今国政に出るのかはっきりとは言いませんが、「維新の会」の神輿に乗れば総理になれると考えているのだろうか? しかし今では「維新の会」の支持率は自民はもとより民主よりも下回っている。研修会でも集まりが悪くなって人気の離散が目に付きます。石原慎太郎の看板を担げば何とかなることを期待しているのでしょうが、肝心の石原慎太郎のやろうとしている事が分からない。
橋下徹と石原慎太郎の通った後には裏切られて討ち死にした死骸が累々と横たわっている。民主党もいろいろな政党の集まりだから選挙になると離党者が相次いでいますが、小沢一郎ばかりでなく鳩山由紀夫も追い出しにかかっている。小沢一郎と鳩山由紀夫は民主党が政権を取った立役者なのですが、政権を取った後はこの二人を内閣の外に追い出してしまった。
菅政権や野田政権になって、急にマニフェストにも書かれていなかった消費税増税とTPP参加を言い始めましたが、小沢氏や鳩山氏を追い出して霞ヶ関官僚主導の政権となり、消費税増税のために三党合意までして舞台を作ったのは財務省の官僚だろう。その消費税増税法案が成立すれば野田総理の役割は終わったとばかりに財務省は野田切りに動いた。
自民党も三党合意で消費税増税法案に賛成したことになり、黙っていれば選挙で勝てるのに不利な消費税増税に乗ってしまった。そこで第三極である「維新の会」に期待が集まりましたが、時間が経てば経つほど馬脚を現している。候補者にしても素人の集まりであり、石原氏と組んでもかつての盟友は平沼氏だけであり、同じ同士だった亀井静香氏は石原氏を見限っている。
亀井氏も小沢氏や鳩山氏と並ぶ民主党初期の連立内閣幹部でしたが、同じく菅総理に追い出されてしまった。2009年の総選挙の立役者を次々と追い出してしまった民主党政権は自民党と変わらぬ官僚主導の政権となりマニフェストは反故にしてしまった。初めての本格的な政権交代で閣僚経験のあるのは亀井静香氏くらいで、小沢一郎はついに閣僚になることはなかった。
内田樹氏が書いているように、国会議員の質が著しく低下して「勝ち馬に乗る」事ばかりを考える国会議員ばかりになってしまった。これはいわゆる「裏社会」の質と共通するものであり、裏切りと陰謀が渦巻く世界であり東映のヤクザ映画の世界を見るようだ。古い任侠の道が廃れて新興ヤクザが乗り込んできた構図に良く似ていますが、橋下徹はまさに新興ヤクザを思わせる。
石原慎太郎は既に引退間近いヤクザであり、新興ヤクザは先の長く無い親分を担ぎ出して主導権を取ろうとしている。ヒトラーがヒンデンブルグを担ぎ出したのと同じであり、役が済めばお払い箱だ。確かに公務員制度改革や地方分権などどの政党も言ってはいるが実行力が無い。石原氏も橋下氏も東京や大阪では成果を上げたが霞ヶ関は無理だろう。
石原氏も、国会議員を辞めなければ総理大臣に確実になれただろう。しかし能力があっても順番を待つ忍耐力が無かった。かつて三本の矢といわれながら橋本龍太郎は総理となり河野洋平は総裁となった。なぜ自民党を飛び出して国会議員を辞めたのかは分かりませんが、能力があっても運がなければ能力は生かせない。青嵐会の同士であった亀井静香は小泉純一郎に潰されて自民党を追い出されてしまった。
亀井氏は結局は民主党に合流しましたが、小泉内閣の時に亀井派が不信任案に賛成すれば小泉内閣を潰す事が出来たのにしなかったのは、党に反旗を翻すだけの決断力がなかったからだ。結局は小泉氏に追い出されましたが、小泉総理はホリエモンと言う刺客を立てて亀井氏を追い込んだ。まさに小泉氏は筋金入りのヤクザだった。そんな世界に石原氏は嫌気がさしたのかもしれない。亀井氏は石原氏の事を次のように言っている。
◆元盟友の亀井静香 「石原よ、お前ひとりで死ね!」〈週刊朝日〉 10月30日
辞職表明の前夜に石原から連絡があって、「明日午後3時から記者会見をする。都知事を辞めて、新党を作る」って言う。俺は「そりゃあ、トゥー・レイトだぞ」って言った。
翌日会ったら、「一緒にやろう、一緒にやろう」って言うばかり。「いまさら言われても、ハイハイと言うわけにはいかねえよ。国民は政党や政治家を信用してないから、国民の大きなうねりに決起して、政治をやろうと思っている」って俺が言ったら、今度は「じゃあ、仲間に入れてくれ」って言うからさ、「そう簡単にいくかよ」って断ったんだ。
6月13日、石原に呼ばれて都道府県会館の東京都事務所へ行ったら、「新党を結成する。日本維新の会だ。都庁の会見でぶち上げる」と政党名まで自分で言うんだよ。なのに翌日、園田(博之「たちあがれ日本」幹事長)を通じて連絡があってさ、「23日に維新政治塾の入塾式で講演を頼まれているから、会見で言うのは先延ばしにする」って言うんだよ。
コイツ始まったなと思った。すぐ石原に電話して、「昨日決めたことを、翌日にひっくり返すのはどういうことだ。去年から、あんたが『この日本を命懸けでやり直す』と言うから、俺も一緒に命を捨ててやろうと思っていたのに。だったらお前ひとりで死ね!」と言って電話を切った。
石原は威勢のいいこと言って極右みたいに思われてるけど、ありゃ、上から目線なんだよ。国民目線に立って、国民に“大政奉還”しようと本気で思うなら考えてもいいですよ。そりゃ長い付き合いですからね。
(私のコメント)
かつて佐藤総理は、政治家には寛容と忍耐が大切だと言いましたが、石原氏が総理になれなかったのは寛容と忍耐がなかったからだ。自民党にいれば確実に総理になれたのは明らかだったが、当時は経世会の天下であり、経世会の若頭の小沢一郎の天下でもあった。しかしその小沢一郎はやはり忍耐が足らずに自民党を飛び出した。小沢一郎はいつでも総理になれるのにならなかった。
小沢一郎は自民党から政権奪取に成功して鳩山政権の幹事長になりましたが、最後は野田総理に民主党から追い出されてしまった。鳩山氏も民主党の公認を得られるか分からずにいますが、ヤクザの世界は裏切りの世界であり誰もが信用できずに党を割ってしまう。まさに東映のヤクザ映画を見るような光景ですが、橋下氏と石原氏も同じであり、一夜にして意見をころっと変えてしまう。これでは政権を任せるわけには行かないだろう。
小さな政党が14も乱立していますが、小選挙区制度では、よほどの候補でなければ二大政党以外で勝つことは難しい。以前なら自民もダメ民主もダメなら「維新の会」しかないと書いてきましたが、その後の橋下氏の発言と行動には、一時の橋下フィーバーは完全に消えてしまった。テレビなどで既成の政治家を攻撃している分にはいいのですが、第三極を纏めるような能力は無い。
石原氏も、なぜ今国政に出るのかはっきりとは言いませんが、「維新の会」の神輿に乗れば総理になれると考えているのだろうか? しかし今では「維新の会」の支持率は自民はもとより民主よりも下回っている。研修会でも集まりが悪くなって人気の離散が目に付きます。石原慎太郎の看板を担げば何とかなることを期待しているのでしょうが、肝心の石原慎太郎のやろうとしている事が分からない。
橋下徹と石原慎太郎の通った後には裏切られて討ち死にした死骸が累々と横たわっている。民主党もいろいろな政党の集まりだから選挙になると離党者が相次いでいますが、小沢一郎ばかりでなく鳩山由紀夫も追い出しにかかっている。小沢一郎と鳩山由紀夫は民主党が政権を取った立役者なのですが、政権を取った後はこの二人を内閣の外に追い出してしまった。
菅政権や野田政権になって、急にマニフェストにも書かれていなかった消費税増税とTPP参加を言い始めましたが、小沢氏や鳩山氏を追い出して霞ヶ関官僚主導の政権となり、消費税増税のために三党合意までして舞台を作ったのは財務省の官僚だろう。その消費税増税法案が成立すれば野田総理の役割は終わったとばかりに財務省は野田切りに動いた。
自民党も三党合意で消費税増税法案に賛成したことになり、黙っていれば選挙で勝てるのに不利な消費税増税に乗ってしまった。そこで第三極である「維新の会」に期待が集まりましたが、時間が経てば経つほど馬脚を現している。候補者にしても素人の集まりであり、石原氏と組んでもかつての盟友は平沼氏だけであり、同じ同士だった亀井静香氏は石原氏を見限っている。
亀井氏も小沢氏や鳩山氏と並ぶ民主党初期の連立内閣幹部でしたが、同じく菅総理に追い出されてしまった。2009年の総選挙の立役者を次々と追い出してしまった民主党政権は自民党と変わらぬ官僚主導の政権となりマニフェストは反故にしてしまった。初めての本格的な政権交代で閣僚経験のあるのは亀井静香氏くらいで、小沢一郎はついに閣僚になることはなかった。
内田樹氏が書いているように、国会議員の質が著しく低下して「勝ち馬に乗る」事ばかりを考える国会議員ばかりになってしまった。これはいわゆる「裏社会」の質と共通するものであり、裏切りと陰謀が渦巻く世界であり東映のヤクザ映画の世界を見るようだ。古い任侠の道が廃れて新興ヤクザが乗り込んできた構図に良く似ていますが、橋下徹はまさに新興ヤクザを思わせる。
石原慎太郎は既に引退間近いヤクザであり、新興ヤクザは先の長く無い親分を担ぎ出して主導権を取ろうとしている。ヒトラーがヒンデンブルグを担ぎ出したのと同じであり、役が済めばお払い箱だ。確かに公務員制度改革や地方分権などどの政党も言ってはいるが実行力が無い。石原氏も橋下氏も東京や大阪では成果を上げたが霞ヶ関は無理だろう。
石原氏も、国会議員を辞めなければ総理大臣に確実になれただろう。しかし能力があっても順番を待つ忍耐力が無かった。かつて三本の矢といわれながら橋本龍太郎は総理となり河野洋平は総裁となった。なぜ自民党を飛び出して国会議員を辞めたのかは分かりませんが、能力があっても運がなければ能力は生かせない。青嵐会の同士であった亀井静香は小泉純一郎に潰されて自民党を追い出されてしまった。
亀井氏は結局は民主党に合流しましたが、小泉内閣の時に亀井派が不信任案に賛成すれば小泉内閣を潰す事が出来たのにしなかったのは、党に反旗を翻すだけの決断力がなかったからだ。結局は小泉氏に追い出されましたが、小泉総理はホリエモンと言う刺客を立てて亀井氏を追い込んだ。まさに小泉氏は筋金入りのヤクザだった。そんな世界に石原氏は嫌気がさしたのかもしれない。亀井氏は石原氏の事を次のように言っている。
◆元盟友の亀井静香 「石原よ、お前ひとりで死ね!」〈週刊朝日〉 10月30日
辞職表明の前夜に石原から連絡があって、「明日午後3時から記者会見をする。都知事を辞めて、新党を作る」って言う。俺は「そりゃあ、トゥー・レイトだぞ」って言った。
翌日会ったら、「一緒にやろう、一緒にやろう」って言うばかり。「いまさら言われても、ハイハイと言うわけにはいかねえよ。国民は政党や政治家を信用してないから、国民の大きなうねりに決起して、政治をやろうと思っている」って俺が言ったら、今度は「じゃあ、仲間に入れてくれ」って言うからさ、「そう簡単にいくかよ」って断ったんだ。
6月13日、石原に呼ばれて都道府県会館の東京都事務所へ行ったら、「新党を結成する。日本維新の会だ。都庁の会見でぶち上げる」と政党名まで自分で言うんだよ。なのに翌日、園田(博之「たちあがれ日本」幹事長)を通じて連絡があってさ、「23日に維新政治塾の入塾式で講演を頼まれているから、会見で言うのは先延ばしにする」って言うんだよ。
コイツ始まったなと思った。すぐ石原に電話して、「昨日決めたことを、翌日にひっくり返すのはどういうことだ。去年から、あんたが『この日本を命懸けでやり直す』と言うから、俺も一緒に命を捨ててやろうと思っていたのに。だったらお前ひとりで死ね!」と言って電話を切った。
石原は威勢のいいこと言って極右みたいに思われてるけど、ありゃ、上から目線なんだよ。国民目線に立って、国民に“大政奉還”しようと本気で思うなら考えてもいいですよ。そりゃ長い付き合いですからね。
(私のコメント)
かつて佐藤総理は、政治家には寛容と忍耐が大切だと言いましたが、石原氏が総理になれなかったのは寛容と忍耐がなかったからだ。自民党にいれば確実に総理になれたのは明らかだったが、当時は経世会の天下であり、経世会の若頭の小沢一郎の天下でもあった。しかしその小沢一郎はやはり忍耐が足らずに自民党を飛び出した。小沢一郎はいつでも総理になれるのにならなかった。
小沢一郎は自民党から政権奪取に成功して鳩山政権の幹事長になりましたが、最後は野田総理に民主党から追い出されてしまった。鳩山氏も民主党の公認を得られるか分からずにいますが、ヤクザの世界は裏切りの世界であり誰もが信用できずに党を割ってしまう。まさに東映のヤクザ映画を見るような光景ですが、橋下氏と石原氏も同じであり、一夜にして意見をころっと変えてしまう。これでは政権を任せるわけには行かないだろう。
またもマスコミの誘導。自民と民主の既成政党対第三極と言う図式がマスコミによって作られている
昨日も書きましたが「選挙の争点は消費税とTPPと原発問題に絞って欲しいものだ。しかし消費税反対は「国民の生活が第一」だけだし、TPP反対も党として反対は「国民の生活が第一」だけだ。原発反対も党として原発反対しているのは「国民の生活が第一」だけであり、自民党も民主党も三極の三つとも賛成派が多い。」
と書きました。植草一秀氏も同じように主張しています。
もちろん自民党内にも民主党内にも原発や消費税やTPPに反対する議員が多数おり、政策で選挙する事が出来なくなっている。党として明確に原発や消費税やTPPに反対しているのは「国民の生活が第一」だけだ。しかし「国民の生活が第一」は第三極の流れからも外れてしまっている。植草氏が指摘するように自民と民主の既成政党対第三極と言う図式がマスコミによって作られていますが、これでは政策が選べない。
石原慎太郎が国政に打って出るのは何なのだろうか? いずれの政策も小さな問題と言っているが「太陽の党」の選挙公約は何なのか? はたして維新の会と連携が取れるのだろうか? 残念ながら小沢一郎は既に高齢であり健康にも問題を抱えており、党には有力な国会議員もいない。しかし他に党として原発反対、消費税反対、TPP反対を打ち出している党が無い。
しかし民主党のマニフェスト選挙でも分かるように、政策で政権をとっても政権をとったとたんにマニフェストを忘れてしまう。鳩山総理も内閣を組んだら直ぐにマニフェストに書かれた法案を国会に出せば衆参とも多数派だったのだから出来たはずだ。しかし公務員制度改革も先送りにしてしまって、何も出来ずに脱税疑惑で失脚した。小沢一郎幹事長も韓国でおかしな発言をして本性を現して来た。
私としては、政策としては自主独立派であり消費税反対TPP反対ですが、党として政策を打ち出しているのは「国民の生活が第一」だけだ。その他の第三極の勢力は「維新の会」「太陽の党」を始めとして何がなんだか分からない。
橋下市長の言う事はコロコロと変わるし石原慎太郎の言う事も「小さな事」と言うばかりで政策が何なのかはっきりしないと選びようが無い。憲法改正なら自民や民主の協力がなければ不可能だ。
安部自民党にしても、三党合意で消費税に賛成してTPPにも推進派が多い。原発問題でも電力自由化には反対勢力が多く民主党と政策がほとんど変わらない。もちろん公務員制度改革は誰もが推進と言いながら誰も実行しようとはしない。消費税にしても本音としては現在の景気状況では反対のはずなのに財務省の言いなりになってしまう。
現在の小選挙区制度では、第三極の中小グループでは惨敗は免れない。「維新の会」も「太陽の党」も当選は少数であとは全滅の可能性が高い。「国民の生活が第一」も政策だけでどれだけ票が獲得できるだろうか? マスコミも無視されがちであり民主党離脱組みの受け皿になると思われますが、どれだけ合流するだろうか? 結果的には自民党が第一党になって自公とあとは民主は大惨敗で「国民の生活が第一」も有力政治家がいないから惨敗だろう。
政策のいかんを問わずに、おそらくは自民の一人勝ちになり、第三極や民主の大敗を予想しますが、野田と安部の会談では、第三極や小沢潰しには選挙は速いほうがいいと意見が一致したのだろう
。為替市場では既に安部内閣を予想して安部氏の発言に反応していますが、三党合意は野田前原グループも加わるような形での連立政権になるだろう。残念ながら小沢氏も民主党残存勢力も大敗して第三極も何人が当選できるかと言うレベルだろう。
残念ながら政策で選挙しても、政権を取れば選挙公約など忘れてしまう事が民主党政権で証明された。自民党は必ずしも支持率が高いわけではありませんが、他の政党がガタガタだから自民党が選挙には勝つだろう。それほど民主党政権は酷かったのであり、東日本大震災でさらに欠点が増幅されてしまった。問題は安部自民党がどれくらい勝つかですが過半数を取れば勝利と言えるだろう。しかし参議院ではねじれが続く。民主その他から引き抜いて多数派工作が出来るかどうかが問題だ。
と書きました。植草一秀氏も同じように主張しています。
もちろん自民党内にも民主党内にも原発や消費税やTPPに反対する議員が多数おり、政策で選挙する事が出来なくなっている。党として明確に原発や消費税やTPPに反対しているのは「国民の生活が第一」だけだ。しかし「国民の生活が第一」は第三極の流れからも外れてしまっている。植草氏が指摘するように自民と民主の既成政党対第三極と言う図式がマスコミによって作られていますが、これでは政策が選べない。
石原慎太郎が国政に打って出るのは何なのだろうか? いずれの政策も小さな問題と言っているが「太陽の党」の選挙公約は何なのか? はたして維新の会と連携が取れるのだろうか? 残念ながら小沢一郎は既に高齢であり健康にも問題を抱えており、党には有力な国会議員もいない。しかし他に党として原発反対、消費税反対、TPP反対を打ち出している党が無い。
しかし民主党のマニフェスト選挙でも分かるように、政策で政権をとっても政権をとったとたんにマニフェストを忘れてしまう。鳩山総理も内閣を組んだら直ぐにマニフェストに書かれた法案を国会に出せば衆参とも多数派だったのだから出来たはずだ。しかし公務員制度改革も先送りにしてしまって、何も出来ずに脱税疑惑で失脚した。小沢一郎幹事長も韓国でおかしな発言をして本性を現して来た。
私としては、政策としては自主独立派であり消費税反対TPP反対ですが、党として政策を打ち出しているのは「国民の生活が第一」だけだ。その他の第三極の勢力は「維新の会」「太陽の党」を始めとして何がなんだか分からない。
橋下市長の言う事はコロコロと変わるし石原慎太郎の言う事も「小さな事」と言うばかりで政策が何なのかはっきりしないと選びようが無い。憲法改正なら自民や民主の協力がなければ不可能だ。
安部自民党にしても、三党合意で消費税に賛成してTPPにも推進派が多い。原発問題でも電力自由化には反対勢力が多く民主党と政策がほとんど変わらない。もちろん公務員制度改革は誰もが推進と言いながら誰も実行しようとはしない。消費税にしても本音としては現在の景気状況では反対のはずなのに財務省の言いなりになってしまう。
現在の小選挙区制度では、第三極の中小グループでは惨敗は免れない。「維新の会」も「太陽の党」も当選は少数であとは全滅の可能性が高い。「国民の生活が第一」も政策だけでどれだけ票が獲得できるだろうか? マスコミも無視されがちであり民主党離脱組みの受け皿になると思われますが、どれだけ合流するだろうか? 結果的には自民党が第一党になって自公とあとは民主は大惨敗で「国民の生活が第一」も有力政治家がいないから惨敗だろう。
政策のいかんを問わずに、おそらくは自民の一人勝ちになり、第三極や民主の大敗を予想しますが、野田と安部の会談では、第三極や小沢潰しには選挙は速いほうがいいと意見が一致したのだろう
。為替市場では既に安部内閣を予想して安部氏の発言に反応していますが、三党合意は野田前原グループも加わるような形での連立政権になるだろう。残念ながら小沢氏も民主党残存勢力も大敗して第三極も何人が当選できるかと言うレベルだろう。
残念ながら政策で選挙しても、政権を取れば選挙公約など忘れてしまう事が民主党政権で証明された。自民党は必ずしも支持率が高いわけではありませんが、他の政党がガタガタだから自民党が選挙には勝つだろう。それほど民主党政権は酷かったのであり、東日本大震災でさらに欠点が増幅されてしまった。問題は安部自民党がどれくらい勝つかですが過半数を取れば勝利と言えるだろう。しかし参議院ではねじれが続く。民主その他から引き抜いて多数派工作が出来るかどうかが問題だ。