死ぬまで手厚い保障がほしいなら
「いま入っている保険の保険料はもうすぐ約2倍に値上がりし、1万5000円くらいから3万円を超えてしまう。しかも、60歳を過ぎると3000万円の保障が、たったの100万円になってしまう。入院時の保障も、80歳で終わるという。今、80過ぎまで生きる人は珍しくもなんともないのに、こんな保険、ほとんど詐欺じゃないか?」
過日、加入中の保険の内容を確認し憤然としている方とお会いした際、言われた言葉です。商品は大手生保の「定期特約付き終身保険」で、80年代から今日まで販売されているものです。
一生涯の死亡保障に一定期間の大型の死亡保障を乗せ、他にも入院や「がん」などの大病に備える機能がセットになっています。一生涯の死亡保障以外は、10年、15年といった一定期間を保障する「定期特約」扱いなので、たとえば15年後の「更新」時には、15歳上の年齢での保険料になります。
したがって、お客様にとっては「大幅な値上がり」と受けとめられ、苦情になることもあります。また、保険料の払い込み期間が60歳までに設定されている場合など、その後、大型の死亡保障の「更新」はできないので、「死亡率が上がり始める年齢になってからは、一気に保障が小さくなる」という不満の声があるのも事実です。
さらに、古い契約では、入院関連の保障は一生涯続くものでもないので、今回のような「長生きしたら役に立たない」という指摘も再三受けます。
お客様のお気持ちはわかるつもりです。ただ、この類の商品の仕組みに対する納得がいかない思いをぶつけられた後「まったく、君たちは人をだまして金もうけして……」などと言われると、私も穏やかではいられません。
「契約をしたのはあなたでしょう? どうして他人のせいばかりにするのですか? 『君たち』って誰ですか? 少なくとも、私はあなたをだましていません。一括りにされては迷惑です」と反撃したくなるのです。
過日、加入中の保険の内容を確認し憤然としている方とお会いした際、言われた言葉です。商品は大手生保の「定期特約付き終身保険」で、80年代から今日まで販売されているものです。
一生涯の死亡保障に一定期間の大型の死亡保障を乗せ、他にも入院や「がん」などの大病に備える機能がセットになっています。一生涯の死亡保障以外は、10年、15年といった一定期間を保障する「定期特約」扱いなので、たとえば15年後の「更新」時には、15歳上の年齢での保険料になります。
したがって、お客様にとっては「大幅な値上がり」と受けとめられ、苦情になることもあります。また、保険料の払い込み期間が60歳までに設定されている場合など、その後、大型の死亡保障の「更新」はできないので、「死亡率が上がり始める年齢になってからは、一気に保障が小さくなる」という不満の声があるのも事実です。
さらに、古い契約では、入院関連の保障は一生涯続くものでもないので、今回のような「長生きしたら役に立たない」という指摘も再三受けます。
お客様のお気持ちはわかるつもりです。ただ、この類の商品の仕組みに対する納得がいかない思いをぶつけられた後「まったく、君たちは人をだまして金もうけして……」などと言われると、私も穏やかではいられません。
「契約をしたのはあなたでしょう? どうして他人のせいばかりにするのですか? 『君たち』って誰ですか? 少なくとも、私はあなたをだましていません。一括りにされては迷惑です」と反撃したくなるのです。
【Occupy経産省】 民族派新右翼、当局に「(脱原発)テント撤去するな」と要請
tanakaryusaku
原発を止めるのに右も左もない。イデオロギーは糞くらえだ。街宣車右翼とは一線を画す民族派新右翼が16日、経産省に「(脱原発)テントの撤去を慎むよう」要請した。
要請行動を起こしたのは「統一戦線義勇軍・中央委員会」。同会は東電福島第一原発の事故発生以来「麗しき山河と子供たちの命を守れ」と訴えて『脱原発デモ』などを展開している。公安の手先となって左翼運動を潰すことしか能のない街宣車右翼とは趣を180度異にする。
原子力ムラの総本山である経産省を訪れた義勇軍の一行は、大臣官房広報室の中野大樹係長に面会し、枝野幸男大臣あての要請書を手渡した――
「テントは既に国民の声を政治、行政に伝える場として存在している。平時は不法占拠となるが、原発事故の完全な終焉までは非常時である」として「国民に与えられた緊急避難の権利に準拠して撤去作業を慎んで頂きたい」などとする内容だ。
統一戦線義勇軍の針谷大輔議長は「福島から一般の人が来て(テントでの座り込みを)やってますから、その思いを受け止めてほしい」と付け加えた。
【 赤軍派の塩見元議長と対談「塩を送りに来た」 】
一行は、「原発止めろ」を合言葉に市民が座り込みを続ける「脱原発テント」を訪れた。テントでは赤軍派元議長の塩見孝也氏らが迎えた。塩見氏は1970年代「世界同時革命」を標榜し、「よど号乗っ取り」の作戦を練った伝説中の人物だ。左翼の大御所である。
針谷議長は「原発事故に際しては右も左も関係なくやらないと上手くいかない。イデオロギー対立になって喜ぶのは権力だけです」と切り出し、「私たちは(テントに)塩を送りに来たつもりでいる」と続けた。
一方で「原発以外のことは言わないでほしい。原発以外(のイデオロギーで)街宣をすると一般の人から嫌われてしまう」と釘を刺すことも忘れなかった。
塩見元議長も応じた。「我々と主張が違うけど、良い文章を(経産省への要請文)を出してもらった。これからできるだけ理解しあいましょう。あなた方の運動は我々にとって心強い。今後よろしく」。
政府、電力業界、マスコミは30~40年もの間、“脱・反原発は左翼はじめ一部の偏った人たちのイデオロギー”と刷り込んできた。だが今回の事故で、脱原発は“生活と命を守るため”に人として掲げる当然の声だ、ということが明らかになった。左右の垣根がなくなれば、脱原発はさらに国民の間に広がるようになるだろう。
原発を止めるのに右も左もない。イデオロギーは糞くらえだ。街宣車右翼とは一線を画す民族派新右翼が16日、経産省に「(脱原発)テントの撤去を慎むよう」要請した。
要請行動を起こしたのは「統一戦線義勇軍・中央委員会」。同会は東電福島第一原発の事故発生以来「麗しき山河と子供たちの命を守れ」と訴えて『脱原発デモ』などを展開している。公安の手先となって左翼運動を潰すことしか能のない街宣車右翼とは趣を180度異にする。
原子力ムラの総本山である経産省を訪れた義勇軍の一行は、大臣官房広報室の中野大樹係長に面会し、枝野幸男大臣あての要請書を手渡した――
「テントは既に国民の声を政治、行政に伝える場として存在している。平時は不法占拠となるが、原発事故の完全な終焉までは非常時である」として「国民に与えられた緊急避難の権利に準拠して撤去作業を慎んで頂きたい」などとする内容だ。
統一戦線義勇軍の針谷大輔議長は「福島から一般の人が来て(テントでの座り込みを)やってますから、その思いを受け止めてほしい」と付け加えた。
【 赤軍派の塩見元議長と対談「塩を送りに来た」 】
一行は、「原発止めろ」を合言葉に市民が座り込みを続ける「脱原発テント」を訪れた。テントでは赤軍派元議長の塩見孝也氏らが迎えた。塩見氏は1970年代「世界同時革命」を標榜し、「よど号乗っ取り」の作戦を練った伝説中の人物だ。左翼の大御所である。
針谷議長は「原発事故に際しては右も左も関係なくやらないと上手くいかない。イデオロギー対立になって喜ぶのは権力だけです」と切り出し、「私たちは(テントに)塩を送りに来たつもりでいる」と続けた。
一方で「原発以外のことは言わないでほしい。原発以外(のイデオロギーで)街宣をすると一般の人から嫌われてしまう」と釘を刺すことも忘れなかった。
塩見元議長も応じた。「我々と主張が違うけど、良い文章を(経産省への要請文)を出してもらった。これからできるだけ理解しあいましょう。あなた方の運動は我々にとって心強い。今後よろしく」。
政府、電力業界、マスコミは30~40年もの間、“脱・反原発は左翼はじめ一部の偏った人たちのイデオロギー”と刷り込んできた。だが今回の事故で、脱原発は“生活と命を守るため”に人として掲げる当然の声だ、ということが明らかになった。左右の垣根がなくなれば、脱原発はさらに国民の間に広がるようになるだろう。
新幹線はセーフ、原発は爆発、この違いは?
新幹線はセーフ、原発は爆発、この違いは?
福島の原発事故の後ろに隠れていることで、とても大切なことが多くあります。たとえば、1)震度6で5つの発電所が全部、壊れ、回復の見込みがないこと、2)東海地震ではなく阪神淡路、東北に巨大地震が起きたこと、3)あれほどの地震だったのに東北新幹線の脱線が無かったこと、などです。
最初の原因は「原発の耐震設計はなかったこと」、2)の原因は東大のレベルが地に落ちたこと、3)は国鉄マンの高いレベルと電力会社の低いレベルを証明したこと、です。
ここでは3)について少し解説を加え、将来に備えたいと思います。JR東日本は2007年の中越沖地震で上越新幹線の脱線事故を起こしました。幸い、大事故には至らなかったのですが、JR東日本は深く反省し、「JRは絶対に事故を起こさない鉄道を目指す」ということで、時速300キロで走る新幹線を「どんな地震でも脱線させない」ということで研究し、対策をとりました。
JR東日本はかつての「国鉄マン」の精神が残っていますから、「安全に運行する」というプライドがあります。普段少しぐらい威張っていても、高いプライドを元に仕事をしてくれれば、それもそれで評価できると思います。
中越沖地震の時に、レールの脱線などの機械的な問題もありましたが、最も重要なことは「地震が来る」と判ったらすぐブレーキをかけて減速することです。そこで、JR東日本は「地震感知―非常ブレーキ」のシステムを導入したのです。
地震には二つの波があり、伝わる速度が違います。また地震が伝わるスピードより、電波の方が速いのでそれも利用できます。そこでどこかで地震が起こったことが判ると、小さな信号を受けて即座に非常ブレーキを自動的にかけます。新幹線は体が大きいので完全に止まるまでに4キロもかかるのですが、時速が100キロ程度に下がっていれば、脱線しないですむのです。
実際、3月11日に起こった東北大震災の時、27本の新幹線が高速で走っていたのですが、一本も脱線せずにセーフでした。今まで、私も新幹線に乗っていて「今、地震がきたらおだぶつだろうな」と思ったことが何回もありますが、どうやら大丈夫かも知れないのです。
・・・・・・・・・
これに対して東電はどうなっているのでしょうか? 同じように中越沖地震で柏崎刈羽原発が震度6で破壊し、3億ベクレルの放射性物質が漏れ、黒煙もうもうの火事を起こしました。
でも、この教訓はほとんど活かされず、今回の東北大震災では、青森から茨城まで合計5つの発電所が破壊されたのです。その原因は柏崎刈羽の破壊のあとも「原子力は安全です。地震でも大丈夫です。火災は原子炉と関係ないところで起きたものです」と防御し、対策を怠ったのです。
今と同じですが、御用学者が登場して、「3億ベクレルぐらい漏れたからと言って大したことは無い」という「大丈夫おじさん」が登場し、それが結果的には大事故に結びついたのです。
もしJR東日本も中越沖地震で反省していなかったら、膨大な数の犠牲者を出し、会社は危機に陥っていたでしょう.人間は起こったことに素直にならなければなりませんが、玄海原発、泊原発の再開問題に見られるようにまだ「やらせメール」をやっているようでは原発はまた事故を起こすでしょう。
子供を被曝から守る上でも「大丈夫おじさん」の退場を求めますが、日本の電力会社は自ら「大丈夫おじさん」に「余計なことをして欲しくない」という意思を示して貰いたいものです。
中部大学武田邦彦
(平成23年11月16日)
福島の原発事故の後ろに隠れていることで、とても大切なことが多くあります。たとえば、1)震度6で5つの発電所が全部、壊れ、回復の見込みがないこと、2)東海地震ではなく阪神淡路、東北に巨大地震が起きたこと、3)あれほどの地震だったのに東北新幹線の脱線が無かったこと、などです。
最初の原因は「原発の耐震設計はなかったこと」、2)の原因は東大のレベルが地に落ちたこと、3)は国鉄マンの高いレベルと電力会社の低いレベルを証明したこと、です。
ここでは3)について少し解説を加え、将来に備えたいと思います。JR東日本は2007年の中越沖地震で上越新幹線の脱線事故を起こしました。幸い、大事故には至らなかったのですが、JR東日本は深く反省し、「JRは絶対に事故を起こさない鉄道を目指す」ということで、時速300キロで走る新幹線を「どんな地震でも脱線させない」ということで研究し、対策をとりました。
JR東日本はかつての「国鉄マン」の精神が残っていますから、「安全に運行する」というプライドがあります。普段少しぐらい威張っていても、高いプライドを元に仕事をしてくれれば、それもそれで評価できると思います。
中越沖地震の時に、レールの脱線などの機械的な問題もありましたが、最も重要なことは「地震が来る」と判ったらすぐブレーキをかけて減速することです。そこで、JR東日本は「地震感知―非常ブレーキ」のシステムを導入したのです。
地震には二つの波があり、伝わる速度が違います。また地震が伝わるスピードより、電波の方が速いのでそれも利用できます。そこでどこかで地震が起こったことが判ると、小さな信号を受けて即座に非常ブレーキを自動的にかけます。新幹線は体が大きいので完全に止まるまでに4キロもかかるのですが、時速が100キロ程度に下がっていれば、脱線しないですむのです。
実際、3月11日に起こった東北大震災の時、27本の新幹線が高速で走っていたのですが、一本も脱線せずにセーフでした。今まで、私も新幹線に乗っていて「今、地震がきたらおだぶつだろうな」と思ったことが何回もありますが、どうやら大丈夫かも知れないのです。
・・・・・・・・・
これに対して東電はどうなっているのでしょうか? 同じように中越沖地震で柏崎刈羽原発が震度6で破壊し、3億ベクレルの放射性物質が漏れ、黒煙もうもうの火事を起こしました。
でも、この教訓はほとんど活かされず、今回の東北大震災では、青森から茨城まで合計5つの発電所が破壊されたのです。その原因は柏崎刈羽の破壊のあとも「原子力は安全です。地震でも大丈夫です。火災は原子炉と関係ないところで起きたものです」と防御し、対策を怠ったのです。
今と同じですが、御用学者が登場して、「3億ベクレルぐらい漏れたからと言って大したことは無い」という「大丈夫おじさん」が登場し、それが結果的には大事故に結びついたのです。
もしJR東日本も中越沖地震で反省していなかったら、膨大な数の犠牲者を出し、会社は危機に陥っていたでしょう.人間は起こったことに素直にならなければなりませんが、玄海原発、泊原発の再開問題に見られるようにまだ「やらせメール」をやっているようでは原発はまた事故を起こすでしょう。
子供を被曝から守る上でも「大丈夫おじさん」の退場を求めますが、日本の電力会社は自ら「大丈夫おじさん」に「余計なことをして欲しくない」という意思を示して貰いたいものです。
中部大学武田邦彦
(平成23年11月16日)