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【要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者

tanakaryusaku
 
 日本国民を放射能の恐怖に陥れ、福島県民の生活を破壊しながら、誰一人として責任を問われない東京電力。その頂点に君臨する勝俣恒久会長の屋敷(新宿区左門町)は、テルアビブの米国大使館よりも堅牢だった。正面は分厚いコンクリートの壁だらけで窓はない。要塞さながらである。ポリスボックスまで設けられており、警察官とガードマン(ALSOK)が守りを固める。

 JRや民間の工場などが大きな事故を起こしたら、警察の捜査が入るのが普通である。責任者に安全管理義務違反があれば、「業務上過失傷害」などで検挙される。ところがチェルノブイリ原発事故と同じ世界最大級の事故を引き起こしていながら、東電の刑事責任を問う動きは全く見られない。
 ならば、市民が怒りの声を挙げようと直接の行動に出た。勝俣邸を訪ね「東電の解散」を迫ろうというのである。題して「勝俣さんちにお手紙を届けよう」 (主催:リアリティーツアービューロ)。吉良邸討ち入り(12月14日)からは11日遅いが、市民たちが怒涛のごとく押し掛けた。炭小屋に身を潜める電力業界最高権力者の顔が浮かぶほどの迫力だった。

 新宿アルタ前を出発したツアーの一行約100人が勝俣邸につながる路地に差し掛かると、警察隊が路地入口を封鎖した。デモ隊ではない。公道を整然と歩こうとする市民を警察が規制する理屈は何だろうか。「道は皆の物じゃないか、通せ」と怒号があがると、警察は制服警察官を増員し守りを厚くした。
 「放射能をばら撒いた犯罪者をどうして警察は守るんだ?国民の税金を使って犯罪者を守るな」。警察に対する抗議の声もあがった。
 「通せ」「(無言で)通さない」の押し問答が続き、警察は5人ずつ路地に入ることを認めた。筆者も入ることができた。30mほど歩くと勝俣邸前だ。着くやいなや私服の公安刑事が「龍作さん、もういいでしょ」。間髪を入れず制服警察官が「帰って、帰って」と実力で追い返そうとした。
 勝俣邸そばを通る外苑東通りは、制服、私服警察が十重二十重に取り巻きものものしい雰囲気に包まれた。ツアーに参加した作家の雨宮処凛さんは「(東電追及は)あきらめムードになっている。ウヤムヤにならないように可視化するためにも(勝俣邸訪問ツアーは)意義がある」と話した。

医療保障に死亡保障セットは売り手の都合

 「どうして私が死んだら2000万円なんでしょう?」。先日、30代の独身女性から質問されました。

 大手生保の営業担当者に「入院やがんは気になる」と伝えたところ、死亡保障が2000万円のプランを提示されたのだそうです。「がんになったら200万円出るんですけど、入院は1日5千円です。(保障の)バランスが変ですよね?」と苦笑されていました。

 「しかも毎月1万8千円! 高過ぎですよね?」とも言われたので、私は「売り手の都合でしょう」と答えました。

 お客様がすすめられた保険は、大手生保の主力商品で、死亡・医療・介護・貯蓄といった様々な利用目的に対応しているのが売りです。

 ただ、医療保障に興味がある独身女性に、2000万円の死亡保障がセットになったプランが提示されるのは、営業成績の評価方法のせいかもしれません。

 大手生保の場合、一定期間、大型の保障が確保できる保険を販売した場合、担当者に高い報酬が支払われるケースが多いと推察されるからです。そんなわけで、今回の例では、まずは「売り手にとってのイチオシ」をぶつけてみたと考えられそうです。

 また、保険料についても、単価が安いプランを出した後、より高いプランへ話を進めていくのは難しいものです。逆に「こんなに払えないんですが……」と反応されるくらい高いプランから始めて、落としどころを探る方が商談は進めやすくなります。

 このように「売り手側」に立ってみると、お客様にとって不可解なプランが提示される理由も、納得できる気がします。

 大手生保に限ったことではありません。過日、外資系の営業マンからの提案に不信感を持ったという方のお話を聞く機会がありました。「終身保険が、夫は1500万円で、私は1000万円なのはなぜでしょう?」と聞かれたのです。

 「失礼ながら勤務先から判断して『それぞれ、これくらいなら払い続けてもらえそうだ』と、保険料ありきで決められた額かもしれないですね」とお答えしました。

 身もふたもない話だと思われるかもしれません。しかし、一理あると思うのです。少なくとも、私には、共働きの夫婦の死亡保障について、それぞれ1500万円と1000万円という金額が妥当で、しかも一生涯続く必要があることを理路整然と説明する自信はありません。

 そこで、やはり保険会社の社内事情を考えてみることにします。外資系や損保系の保険会社では、概ね、保険料の多寡で営業マンの成績評価が決まります。一生涯の死亡保障がある「終身保険」が積極的に販売される理由の一つは、そこにあるのではないでしょうか。

 終身保険は保険会社の破綻や解約がない限り、必ず保険金支払いが発生するという前提で作られています。したがって、1000万円の契約であれば、700万~800万円くらいのお金を60歳までに預かっておくようなことになり、保険料も高くなります。

 また、老後に解約すると、それまでに払い込んだ保険料の相当部分が払い戻されるので、老後の資金準備になると案内されたりもします。

 それは、一定期間の大型保障、つまり「掛け捨て」の保険を売ることに注力している大手のシェアに切り込む際にも有効なものだとも考えられます。一定期間ではなく一生涯の保障であることから「保障が切れません」とアピールすることもできるでしょう。

 こうして推察してみると、各社の担当者が訴えてくる保険加入のメリットは違っていても、お客様が負担できそうな保険料の範囲内で、成績評価が高い商品を案内している点では、何も変わりません。

 お客様には、「あなたに最適な保険です」「オーダーメイドの保険です」などと提示されるプランに、顧客不在と言われても仕方がない、「それぞれの事情」が絡んでいる可能性があることも知っておいてほしいと思います。

【電気料金値上げ】 庶民の猛反対よそに記者クラブの「東電援護質問」

tanakaryusaku

 東京電力は22日午前、記者クラブだけに質問させる「電気料金値上げ記者会見」を開いた。そもそも抜き打ちのような形だったため、ほとんどのフリーランスはこの記者会見に出席していなかった。木野龍逸、おしどりマコさんら常連出席者さえも知らないままだった。
 筆者がニコ生で確認したところ、ほぼ1時間(65分)にわたる記者会見で質問したのは9社13人(日経が3人、時事と朝日が2人づつ)。「値上げを利用者に転嫁する」ことへの疑問など東電の責任を追及する質問は一切出ず、値上げの幅と値上げ開始時期などに集中した。東電の補足説明を誘い出す「値上げ援護記者会見」となった。
 ニコ生のコメント欄には「フリーは来てないのか?」という書き込みが頻繁に踊った。記者会見終盤には「新聞村御用記者、値上げ援護質問」という痛烈な書き込みも見られた。
 西澤俊夫社長は、記者クラブの質問に答える形で「料金(値上げ)申請は事業者の権利と義務」と2度にわたって言い切った。値上げの理由は「(原発を稼働できないことによる)火力発電の燃料費分」と重ねて強調した。


 盗人猛々しいとしか言いようのない東電の値上げ記者会見の翌日、筆者は渋谷駅頭で街頭インタビューを敢行した。怒りを隠しきれない庶民の声が、耳に突き刺さった。
 「東電は先ず資産を全部吐き出して、それでも足りないんだったら値上げも仕方がない。ボーナスもらって値上げはおかしい」。(男性30代・品川区)
 「受け容れられない。自分たちの清算を先ずしてから、庶民に負担を負わせるべき。ふざけるな、と言いたい。怒りが毎日湧いてくる」。(女性40代・都内在住)
 「ありえない。電気料金に転嫁すべきでない」。(女性30代・品川区)
 
 「(東電は)国民をバカにしている。普通の市民は東電以外の電気を使えない。選択権はない。『独占はいいよナ』っていう怒りを皆が持ってんじゃないのかな」。(女性40代・世田谷区)
 「国民が暮らしやすいように、どうにかしてほしい」(女性30代・品川区)
 「値上げは論外。西澤社長は『値上げは義務』と言ったが、自分の責任を果たしてからにしてほしい」。(男性70代・都内) 
 西澤社長の説明によれば、4月に企業向けを値上げし、家庭向けは新年の早い時期に国に値上げ申請をする。
 記者クラブだけに質問させた22日の記者会見で鈴木・電力契約部長は「原子力(発電所)の稼働状況などを見ながら(上げ幅を決める)」と意味深な発言をした。『原発再稼働を取るか、値上げを取るか』、庶民に二者択一を迫っているようにも受け取れる。どちらも、まっぴら御免なのだが。