TVアニメ 推しの子 | 半兵衛のブログ

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アニメ「推しの子」は2023年4月12日より放送が開始されました。

 

原作:赤坂アカ、横槍メンゴ(週刊ヤングジャンプ/少年ジャンプ+)

監督:平牧大輔

アニメ制作外車 動画工房

おすすめ度 ★★★★☆ 嘘はとびきりの愛

 

<ストーリー>

田舎の産婦人科医ゴローは、自分に懐いていた患者で、12歳の若さで亡くなった少女さりなの影響によりアイドルオタクになっていた。そんな彼の元に、活動休止中の彼の推しアイドル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れる。子供を産むこともアイドル活動も諦めないというアイに改めて魅力を感じ、彼女の内密出産を全力で応援することにしたゴローは、彼女の主治医としてつきそう。しかし、アイの出産日に、ゴローはアイのストーカーのリョースケによって殺される。

 

評判が良い作品なのは知っていたのですが、キャラクターデザインがあまり好きになれず、見るのが遅れてしまいましたが、評判通りの面白い作品でした。 はじめの印象はよくある転生モノプラス、アイドル育成ものかと思いましたが、最初の予想とは大違いでした。

作品を貫くテーマ

根底に流れるテーマは、主人公が愛した、星野アイへの思い。

ちなみに星野アイの声優さんはなんと、このすばのめぐみん役の高橋李依(りえ)さん。「この素晴らしい世界に爆焔を」も絶賛放送中です。

アイドルの裏側を描いた作品

結構えげつなく、アイドルの裏側や芸能界の裏事情など描いています。 アイドルといえばティーンエイジャーですが、少年誌にアイドルの裏側など見せちゃって大丈夫?と、いらぬ心配をしてしまいました。

何故転生モノのにしたのか?

これを考えたのですが、アイドルの身近な存在として、客観的にアイドルを語れる存在としての主人公、また、母親を殺された事による、復讐劇としての側面にも転生という要素が必要だったのではないかと考えています。

炎上事件

恋愛リアリティーショー編では、「テラスハウス」を題材にしたと思われる事件をショッキングに再現しており、番組の舞台裏を教えてくれます。又、このアニメを見た木村花さんの母親による「売るため話題になるためなら手段を選ばない」「心から軽蔑します」という発言があり炎上する騒ぎがありました。木村花さんの事件については私も過去に(テラスハウスの闇クリックで飛びます。)という記事を書いていますので良ければ読んでください。私の意見は、番組の裏側を描くことで、本物の恋愛を題材描いた番組ではなく、ヤラセで作られている部分が多くある事を知れば、熱くなって誹謗中傷することは馬鹿げている事だと冷静になって理解できると思うのです。作者はきっとそれを伝えたかったのだと思います。

 

 

推しの子の挿入歌YOASOBI「アイドル」 Offical Music Video

ジャパニーズバージョン

驚異の再生回数 1.5億回(6月9日現在) ⇨ 3.8億回(12月11日)

 

    

アイドル

 

              作詞・作曲・編曲:Ayase

 

無敵の笑顔で荒らすメディア

知りたいその秘密ミステリアス

抜けてるとこさえ彼女のエリア

完璧で嘘つきな君は

天才的なアイドル様 

 

Oh, may Savior, you're my saving grace

 

今日何食べた?

好きな本は?

遊びに行くならどこに行くの?

何も食べてない

それは内緒

何を聞かれてものらりくらり

 

そう淡々と だけど燦々と 

見えそうで見えない秘密は蜜の味

あれもないないない

これもないないない

好きなタイプは?相手は? さあ答えて

 

「誰かを好きになることなんて私分からなくてさ」

嘘か本当か知り得ない

そんな言葉にまた一人堕ちる

また好きにさせる

 

誰もが目を奪われていく

君は完璧で究極のアイドル

金輪際現れない

一番星の生まれ変わり

Ah その笑顔で愛してるで

誰も彼も虜にしていく

その瞳がその言葉が

嘘でもそれは完全なアイ

 

はいはいあの子は特別です

我々はハナからおまけです

お星様の引き立て役Bです

全てがあの子のお陰なわけない

 

洒落臭い

妬み嫉妬なんてないわけがない

これはネタじゃない からこそ許せない

完璧じゃない君じゃ許せない 自分を許せない 

誰よりも強い君以外は認めない

 

誰もが信じ崇めてる

まさに最強で無敵のアイドル

弱点なんて見当たらない

一番星を宿している

弱いとこなんて見せちゃダメダメ 

知りたくないとこは見せずに 

唯一無二じゃなくちゃイヤイヤ 

それこそ本物のアイ

 

得意の笑顔で沸かすメディア

隠しきるこの秘密だけは

愛してるって嘘で積むキャリア 

これこそ私なりの愛だ

流れる汗も綺麗なアクア 

ルビーを隠したこの瞼 

歌い踊り舞う私はマリア 

そう嘘はとびきりの愛だ

 

誰かに愛されたことも 

誰かのこと愛したこともない 

そんな私の嘘がいつか本当になること 

(信じてる)

 

いつかきっと全部手に入れる

私はそう欲張りなアイドル

等身大でみんなのこと

ちゃんと愛したいから

今日も嘘をつくの 

この言葉がいつか本当になる日を願って 

それでもまだ 

君と君にだけは言えずにいたけど

Ah やっと言えた

これは絶対嘘じゃない

愛してる

Oh, may Savior, you're my saving grace

 

YOASOBI とは小説を音楽にするユニット

曲の感想

 

日本のオタク文化としてのアニメは、海外でアニメといえばジャパンと言われるほど認知度が高くなっていて、日本では毎年星の数ほどアニメが制作されています。そのテーマ曲として作られる曲も又、星の数だけ作られます。嬉しいことに日本のアニメが今、海外で大ヒットしています。劇場映画 「スラムダンク」や「鬼滅の刃」、「すずめの戸締まり」などは、日本国内よりも海外で良い興行成績を残しています。 アニメのタイアップ曲もアニメの国ならではの凄まじい進化と深化を遂げていて、このYOASOBIの推しの子もその究極とも言えるものだと思います。歌詞も原作を掘り下げた内容で、「ファン目線」「グループからの目線」「アイ本人の目線」という3つの視点から書かれており、変拍子のサウンドも独特、膨大な量の歌詞を3分ちょっとでまとめ上げる能力、更に、完璧なイングリッシュバージョンを作ってしまう変態能力 ほんとすごすぎます。ヴォーカルのikuraさんは「アイになり切って歌った」と言っています。究極のオタクJポップと言っても差し支えないと思います。

チャットGPT

 

チャットGPT様に夜遊びの歌詞を聞かせると以下の感想が返ってきました。

 

「全体的に、「夜遊び」の歌詞は、アイドルとしてのパフォーマンスやメディアとの関係、完璧なイメージの裏にある秘密や嘘、そして愛や自己成長への願望を描いています。この曲は、アイドルの複雑な内面や、彼らが抱えるプレッシャーや矛盾した感情について考えさせられる内容となっています」

 

イングリッシュバージョン

 

2024年2月追加しました。  アイ役の高橋李依さんによるヴァージョン

 

海外のニキ達のリアクション

推しの子の海外タイトルは「 OSHI NO KO : My Star 」

ニキとは頼れる存在「兄貴」の省略語で、兄弟的な親密感が含まれています。