「腰が痛くて歩くのもやっと。でも、
病院の検査では骨に異常はないと言われるんです」。
60代の主婦、B様が当院を訪れた際の切実な訴えです。長年、腰痛とともに股関節の痛みにも悩まされており、趣味の散歩もままならない状態でした。
B様のケースは、多くの方が陥る「加齢による腰痛」というラベルで片付けられがちですが、当院の施術で見えてきたのは、大腸の物理的な重みと緊張が引き起こす骨盤のロック現象でした。
腸の「ゴミ出し」が滞ると、なぜ腰にくるのか
便秘は多くの女性にとって身近な悩みですが、これを軽く見てはいけません。B様の場合、長年の便秘により大腸の蠕動運動が低下し、本来の排泄がスムーズに行われない状態が続いていました。
大腸は、骨盤の一部である腸骨のすぐ前に位置しています。腸の中に便が溜まり、さらに腸管自体が硬く緊張して重くなると、その重みで骨盤の関節が前方に引っ張られ、骨盤全体が歪んでしまいます。
B様の股関節痛は、この骨盤の歪みによって股関節の受け皿が適切な位置からズレてしまったために生じていたのです。
「内臓のリリース」が腰痛を消し去る
一般的なマッサージや整体では、腰回りの筋肉を緩めることに終始しますが、B様の腰痛を治すためには、「腸を動かす」ことが不可欠でした。
当院では、ARテストでB様の大腸の機能不全を特定し、腸内環境改善のサプリメントの摂取と内臓マニピュレーションによって仙骨と腸間膜の癒着を丁寧にリリースしました。
また、骨盤の歪みを整えるオステオパシー調整を組み合わせ、腸が本来の場所でスムーズに動く環境を作りました。
施術開始から数週間で、B様の便秘は解消に向かい、驚くことにそれと並行して腰痛と股関節痛が消失していきました。
「あんなに痛かったのが嘘のよう」と笑顔を見せてくださったB様。腰の痛みは、内臓が本来の機能を取り戻すことで、驚くほどあっけなく解消することがあるのです。