今回は、16歳の男子高校生の症例です。
今年(2025)の春頃から朝に強いだるさが出て、午前中には登校できず、午後になって登校できるときに何とか学校へ行っているという状態でした。
もちろん医師の診断は受けていて、お決まりのメトリジン等のお薬を出されているだけの状態でした
■ 初回の様子
・朝の頭痛
・立ちくらみ
・夜になると元気になる
・ゲームやスマホの時間が長い
・学校は遅刻が続いている
・病院では「起立性調節障害」と診断
・鉄剤や漢方を飲んでも改善しない
特にお母さんが「怠けではないと分かっても、イライラしてしまう」と心身ともに疲れたご様子でした。
■ フィシオエナジェティックで分かった3つの原因
検査で最も強く出たのは次の3つでした。
1. ヒスタミン代謝の問題(脳が覚醒し続ける)
彼の場合は「夜に眠気が来ない」のが特徴でした。
睡眠ホルモンであるメラトニンが働きにくい状態で、代わりにヒスタミンが脳を覚醒させていました。
ヒスタミン値が高いと
・頭痛
・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・朝のだるさ
につながります。
2. 脱水(細胞内脱水)
スポーツをしているものの、水分補給が不足しており、細胞内のミネラルバランスが乱れていました。
ODは「脱水の影響」を強く受けるタイプが多く、水分とミネラル不足は朝の立ちくらみを悪化させます。
3. 親子間の心理的ストレス
本人は
「お母さんに迷惑をかけて申し訳ない」
「朝起きられない自分が情けない」
と強く感じていました。
心理ストレスは自律神経に直結します。
特に男子の場合「言葉に出さない」ことで、身体症状として現れる傾向があります。
■ 改善の経過
・ヒスタミン対策
・睡眠リズムの調整
・ミネラル補給
・心理的な負荷の解放
これらを行った結果、約2か月で午前中から(なんとか)活動できるようになり、3か月後には遅刻の回数が大きく減りました。
起立性調節障害は、体力の問題でも、性格の問題でもありません。
ヒスタミン過剰、脱水、心理ストレスなどといったものが絡み合うことで「朝だけ起きられない」状態が起きます。
フィシオエナジェティックはこういった症状を検査治療していくのが得意分野の治療ですので、お困りの方は一度ご来院いただければと思います。