Pražák Quartet

弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調『セリオーソ』作品95
弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130

2003年録音
レーベル:Praga

プラジャーク四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集のDisk6です。(全集は7枚組)
Disk1 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第4番 / 第5番 / 第1番 
Disk2 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第3番 / 第2番 / 第6番
Disk3 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第 7番 / 第 8番
Disk4 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第 9番 / 第10番
Disk5 Beethoven - 弦楽四重奏曲 第11番 / 第13番もご参照ください。

演奏 
☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

躍動感が高く鋭敏な立ち上がりで訴求する演奏の第12番、和やかで穏やかな表現の第14番、プラジャーク四重奏団の幅広い表現能力を垣間見れる1枚だと思います。
現代的なアンサンブルには不満を抱かせるような側面はなく、確かな技術に裏付けられた美しい音色が楽しめる弦楽四重奏曲に仕上がっています。
ただ、『味のある演奏』では無いと感じられ、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲を聴くには、何か物足らない気持ちになったりはしますが、それはないものねだりの我侭なのかも知れません。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

録音年は同じですが、楽曲により音響的な相違が僅かに感じられます。
音場が中央に集まっていて、少しだけ無機質な響きにも聴こえる第12番に対して、第14番では左右への広がりが増し、潤い感が美しい残響に乗っている印象を受けます。
双方ともSACDハイブリッド盤らしい自然な音場展開に、明確で凛とした音の輪郭があり、表現の幅の広いプラジャーク四重奏団の演奏をしっかりと掴めます。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)

 
2015年 2月 1日(日)
開場13:15 開演14:00
兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール

Aapo Hakkinen (cemb)

J. S. Bach
前奏曲とフーガ イ短調 BWV895
組曲 イ長調 BWV832
前奏曲とフーガ ニ短調 BWV899
前奏曲とフーガ ホ短調BWV900
組曲 イ短調 BWV818
カプリッチョ ホ長調『ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて』BWV993
===休憩===
幻想曲 イ短調 BWV922
フーガ イ短調 BWV959
2つの主題による幻想曲 ト短調 BWV917
フーガ ハ短調 BWV961
フーガ ハ長調 BWV952
ロンドによる幻想曲 ハ短調 BWV918
幻想曲 ハ短調 BWV906
組曲 変ホ長調 BWV819

1976年生まれのフィンランド人チェンバリスト、アーポ・ハッキネンのオール・バッハ・プログラムのリサイタルに足を運びました。
兵庫芸術文化センターは何度も行っていますが、神戸女学院小ホールでのリサイタルは初めてで、こじんまりとはしていますが、音響的にはとても優れたホールに思えました。
チェンバロ・リサイタルも初めての経験で、最初の音が放たれた時、その繊細な響きがとても印象的で、音量的にも繊細なものと言え、これは大ホールでは仔細な響きが楽しめないんだろうなと思いました。

恐らくは全く聴いた事のない楽曲もあり、聴いた事があっても記憶に残っていないものが大半のプログラムでしたので、拍手のタイミングも分からず、変に緊張もしましたが、演奏そのものはとても律儀で丁寧、ハッキネン氏はとても真面目な性格なんだろうなと思わせるものでした。演奏時のアクションもさほど大きくはなく、淡々と、そして正確に音を刻む演奏、そんな感触がありましたが、決してつまらない演奏ではありませんでした。

驚くほど聴衆マナーも良く、大ホールでのPACオケのコンサートとは客層も異なっているのでしょうか、静寂感に不満を抱く事が一切ないリサイタルでした。

アンコールにはやはりバッハの
前奏曲 ホ短調 BWV938
フーガ イ短調 BWV959
を演奏してくれました。

使用楽器の説明も貼り出されていて
2000年製作の2段鍵盤チェンバロ、ジャーマン M. MIETKEモデル、製作Jan Kalllllsbeekとの事ですが、全く詳しくない私には何の事だか...。(笑)

20150129

John Eliot Gardiner指揮
English Baroque Soloists(イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
Monteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団)
Claron McFadden (S), Michael Chance (C-T), James Gilchrist (T), Peter Harvey (Bs)

教会カンタータ 第154番『いと尊きわがイエスは見失われぬ』 BWV154
教会カンタータ 第124番『わがイエスをわれ捨てず』 BWV124
教会カンタータ 第 32番『愛するイエス、わが願い』 BWV32

2000年録音(ライヴ)
レーベル:SDG

ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるバッハ教会カンタータ全集のDisk4です。(全集は56枚組みBox)
Disk1 教会カンタータ 第 63番 / 第191番
Disk2 教会カンタータ 第143番 / 第41番 / 第16番 / 第171番
Disk3 教会カンタータ 第153番 / 第58番 / 第65番 / 第123番もご参照下さい。

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

イングリッシュ・バロック・ソロイスツとモンテヴェルディ合唱団の演奏はとても素晴らしいですね。
このカンタータ全集企画は毎週のように場所を変えて録音をしているというのに、疲れやたるみ、或いは楽曲の習得不良などが全く感じられない演奏です。
ただソリストに関しては、好みの問題かも知れませんが、ソプラノ、及びカウンター・テナーで歌われるアルトが十全とは言えないように思えます。
テノールやバスが立派なので余計にそう感じるのか、ソプラノは少し幼い声質が伸びやかさに陰があるように聴こえます。
カウンター・テナーは元々好みではない私ですが、マイケル・チャンスの声質には通常以上の違和感を感じ、宗教曲には少し不向きではないかと思ったりもします。

録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

長く豊かな残響が美しい余韻を残す録音です。
小編成のオケに拠る楽曲たちですが、その個々の楽器の音色はしっかりと掴むことの出来る輪郭を持っており、古楽器ならではの質感も確かめられます。
ソリストへのフォーカスも良く、響き全体が左右へワイドに展開もします。
合唱の響きは殊更美しく、上方向、左右に伸びやかに広がります。
潤い感もしっかりあり、ステージノイズは楽章間に聴き取れますが問題となる範囲ではなく、聴衆ノイズは皆無です。
暗騒音にも場の雰囲気がたっぷりと伝わる実在感が漂っている録音です。

現在、ボックス・セットはHMVでは取り寄せ不可のようですが、Amazonでは購入出来るようです。
Disk4に収められた楽曲を含む2枚組CDはHMVでも取り寄せ可能のように掲載されています。
(下記画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)



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