20150322-2

Emil Tabakov指揮
Bulgarian National Radio Symphony Orchestra(ブルガリア国立放送交響楽団)

2011年録音
レーベル:Gega

演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

冒頭こそゆったりと穏やかに始まる演奏ですが、執拗に繰り返される第1楽章の行進曲風の場面では徐々に爆演とも言える様相になってゆき、その爆発力は凄まじいものがあります。
全体的に強弱、或いは静と動との対比、レベルの差が広い演奏で、演奏時間こそ1時間14分強と言う標準的なものですが、終始飽きさせない展開です。
静かな場面での弦楽陣の美しさも素晴らしく、タバコフとブルガリア国立放送響のこのチクルスはかなり楽しみに聴いていますが、ちょっと強奏時の思い切りの良さは激しい部類に属し、人によっては乱暴に聴こえるかもしれません。
細部にはアンサンブルが少し解れているように聴こえる部分もあったりしますが、実に雄大で壮大な交響曲に仕上げています。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

左右への広がりがとてもワイドで、上方向への伸びやかさもありますので、スピーカーの背面の壁全体から音が押し寄せてくるかのような迫力があります。
収録されている音圧レベルも比較的高いので、余り音量を上げて聴いているとご近所迷惑を気にする必要があるかもしれませんし、流石に強奏時のトゥッティでは混濁感がなくはありません。
しかしながら全体的には音の見通し感は悪くもなく、定位も良い録音です。

(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)
20150322

Jan Vermeulen (fp), Veerle Peeters (fp)

アレグロ イ短調『人生の嵐』 作品144 D947
ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 作品54 D.818
3つの軍隊行進曲 作品51 D733
ドイツ舞曲と2つのレントラー D618

2014年録音
レーベル:Etcetera

演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

シューベルトには4手のためのピアノ楽曲が多いようで、Wikiを見ると30曲あるようです。
このアルバムはヤン・フェルミューレンとヴェールレ・ペーテルスによる4手のためのピアノ作品全集のVol.1です。
私にはフォルテピアノの音色の美しさが今一歩分かってはいないのですが、二人の演奏はそんな私にも違和感が少なく、心の通じあったふんわりとした雰囲気がとても好ましいです。
有名な軍隊行進曲でさえ、柔らかな感触が残された演奏で、しかもそこに物足らなさが無いという素晴らしいものです。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

木質系の感触がある静寂を背景に、やや硬質感のあるフォルテ・ピアノの響きが心地よく感じられる録音で、タッチの繊細さも感じられます。
左右への広がりは余りありませんが、ピアノ楽曲として妥当なものです。
演奏がそうだからかもしれませんが、優しい雰囲気が録音にも感じられます。

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20150319

John Eliot Gardiner指揮
English Baroque Soloists(イングリッシュ・バロック・ソロイスツ)
Monteverdi Choir(モンテヴェルディ合唱団)
Gillian Keith (S), Daniel Taylor (A), James Glichrist (T) , Stephen Varcoe (Bs)

教会カンタータ 第  4番『キリストは死の縄目につながれたり』 BWV4
教会カンタータ 第 31番『天は笑い、地は歓呼す』 BWV31
教会カンタータ 第 66番『よろこべ、汝らの心』 BWV66

ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるバッハ教会カンタータ全集のDisk13です。(全集は56枚組みBox)

Disk1 教会カンタータ 第 63番 / 第191番
Disk2 教会カンタータ 第143番 / 第41番 / 第16番 / 第171番
Disk3 教会カンタータ 第153番 / 第58番 / 第65番 / 第123番
Disk4 教会カンタータ 第154番 / 第124番 / 第32番
Disk5 教会カンタータ 第155番 / 第 3番 / 第 13番
Disk6 教会カンタータ 第72番 / 第73番 / 第111番 / 第156番
Disk7 教会カンタータ 第26番 / 第81番 / 第14番 他
Disk8 教会カンタータ 第83番 / 第82番 / 第125番 / 第200番
Disk9 教会カンタータ 第144番 / 第84番 / 第92番
Disk10 教会カンタータ 第18番 / 第181番 / 第126番
Disk11 教会カンタータ 第22番 / 第23番 / 第127番 / 第159番
Disk12 教会カンタータ 第182番 / 第54番 / 第1番もご参照下さい。

2000年録音
レーベル:SDG

演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

例えば第4番カンタータなどには壮麗さを感じる部分があり、朗らかな日常をイメージさせるガーディナー&モンテヴェルディ合唱団ですが、楽曲に見合った凛とした演奏です。
イングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏としては珍しく、チェロの独奏オブリガードではその響きにやや物足りなさを感じますし、金管群の響きにも少しすっきりしない印象もあったりはします。
しかしソリスト達、特に男声はテノールもバスも清涼感のある歌声が好ましいです。

録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

この全集は毎週収録場所を変えて『巡礼』として録音を重ねているのですが、その結果としての音響には統一感がありブレを感じることがありません。
このDisk13も同様の素晴らしいレベルでの録音で、やや長めの残響ですが、ソリスト達の歌唱や器楽のソロ、或いはオルガンの響きに滲みを感じさせないものです。
木質系の穏やかな静寂感には、楽曲に見合った緊張感も漂い、合唱の広がりにも瑞々しさが感じられます。

現在、ボックス・セットはHMVでは取り寄せ不可のようですが、Amazonでは購入出来るようです。
J.S.バッハ : カンタータ全集 ~ 巡礼 (2000) (Bach Cantatas / .../SDG

¥38,435
Amazon.co.jp

Disk13に収められた楽曲を含む2枚組CDはHMVでも取り寄せ可能のように掲載されています。
(下記画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)