
Sol Gabetta (vc), Bertrand Chamayou (p)
Chopin - チェロ・ソナタ ト短調 作品65
Chopin - 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3
Chopin & Franchomme - マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」の主題による大二重奏曲 ホ長調
Chopin - 12の練習曲 作品25より 第7番(グラズノフ編曲版)
Chopin - 夜想曲 第 4番 ヘ長調 作品15-1(フランショーム編曲版)
Franchomme - チェロとピアノのための夜想曲 ホ短調 作品14-1
2014年録音
レーベル:Sony Classical
演奏




(評価は5つ星が満点です)何も知らずに聴いたら、チェリストは男性と思ってしまうかも知れません。
それほどガベッタの奏でるチェロの響きには豊かな厚みと力感があります。
以前聴いたショスタコーヴィチの協奏曲やグリモーと録音したデュオのアルバムなどは、力強くても荒っぽさを感じさせたガベッタですが、ここでのショパンの演奏にそんな荒々しさはありません。
ショパンが作曲したチェロとピアノのための楽曲らしくピアノのベルトラン・シャマユもガベッタに負けず劣らずの存在感があり、二人の響きにはヴィルトゥオーゾ的なオーラが感じられます。
重苦しさや暑苦しさはありませんが、透明度がありながらも濃厚さが漂う演奏です。
HMVの解説には最後に収められている楽曲がフランショームの編曲に拠るショパンの夜想曲と記述されていますが、フランショームの自身の作品だと思います。
録音




(評価は5つ星が満点です)チェロとピアノだけに拠る演奏なのに、迫力すら感じられる録音です。
収録されている音圧レベルも高いのですが、チェロやピアノの響きの波動が、波紋を描きながら直接的に押し寄せてくるかのような感覚がある録音には、久々に音にも質量があると感じさせる実在感があります。
残響にまで力感が感じられる録音には、特にピアノの響きに豊かな残響があり、もう少し度を越すと音の輪郭を滲ませてしまう一歩手前で踏みとどまっているとの感触があります。
朗々としたチェロの低音、靭やかで艷やか、そして深い響きも楽しめますし、ピアノの低音部にも弾力感を残しながらも堂々とした底辺の広い響きがあります。
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