
Alban Gerhardt (vc)
Josep Caballé-Domenech指揮
Royal Flemish Philharmonic Orchestra(ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)
Vieuxtemps - チェロ協奏曲 第 1番 イ短調 作品46
Vieuxtemps - チェロ協奏曲 第 2番 ロ短調 作品50
Ysaÿe - 瞑想曲 ロ短調 作品16『詩曲』
Ysaÿe - セレナード イ長調 作品22
2013年録音
レーベル:Hyperion
演奏


(評価は5つ星が満点です)1969年ベルリン生まれのチェリスト、アルバン・ゲルハルトはベルリン・フィルのヴァイオリニストを父に持つという恵まれた環境で育った英才のようです。
彼の演奏はブリテンのチェロ交響曲、チェロ・ソナタ、無伴奏チェロ組曲のアルバムで聴いたことがあり、その時の印象は良かったようですが、このヴュータンとイザイのアルバムは余りぱっとしません。
それは演奏そのものというよりも、ヴュータンの楽曲に鼻に付くわざとらしいロマン派様相があるからのように思えます。
華麗さを意識したかのような楽曲ですが、今一つ品がなく、人工甘味料で無理に甘さを誇張した出来の悪いお菓子のような、接しやすくとも本物との認識を得られない、そんな印象をいだきます。
ただ、余り聴くことのない歴史的なヴァイオリニストであった二人のチェロのための楽曲の録音という価値そのものはあると思います。
録音


(評価は5つ星が満点です)演奏がそうだからか、録音の印象も余りぱっとはしません。
低域の豊かさなどは良いのですが、全体的には音の見通し感が余り良いとは言えず、輪郭が滲んでいるかのようなオーケストラの響きです。
チェロへのフォーカス感はしっかりしており、チェロの音色そのものには明瞭で豊か、そして深い響きが感じられます。
左右への広がりはありますが、奥行き感にも少し物足らなさを感じる録音です。
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