(小笠原先生からの新しい原稿をまだ頂いていませんので、私小山田自身が感じた内容を雑多に書き綴っていきます)


47.be動詞とは

次のような文法上の間違い(error)(注)を含んだ英作文をする学生がいます。

a. *I am play baseball.
b. *He is like(s) soccer.
(*は、文法的にはない非文)

「be動詞と一般動詞は、ing形やed形以外と一緒に使えない」という規則が身についていないからですが、なぜそのような間違いをするのか疑問でした。ある日、そこそこの英語力がある学生からこのような質問を受けて、その謎が解けました。

「be動詞って、「~です」「~ます」という意味ではないんですか?」

確かに言われてみれば、次のように英語と日本語の各1語1語が対応しています。

c.This is a book.(これは本です)
this→これは, is→です, a book→「(1冊の)本」

そう考えてみると、例文aとbも、次のような日本語から英訳したと考えられます。

a1.私は野球をし「ます」
b1.彼はサッカーが好き「です」

そこで、その学生にも言いましたが、be動詞は本来「存在」を表わすものだということを理解していなかったようですし、間違いをする多くの学習者はそれに気付いていないと思います。
be動詞を含む最も基本的な文は、次のようなものでしょう。

d.I am here.
e.He is happy.
f.They are running.
g.The window is broken.

この4文では、特にdの「私はここにいる」の「いる」という意味こそが、be動詞の「コア」の意味(根本的な意味)となります。つまり、「A be B」というのは、AがBという「場」に存在している、ということで、この「」は物理的な場所に限らず、eのように「心の状態という場」に「いる」というように意味が広がっていきます。
また、fのように進行形やgのように受身で使用されるbeでも同様で、fの場合は「走っているという躍動感のある場」に「いる」ことになるし、gの場合は「壊されたという状態の場」に「ある」ことになります。また、be動詞によって現在か過去かがわかります(佐藤&田中、2009)。

このようなbe動詞の根本的な意味を知っておけば、be動詞と一般動詞をingもedもつけずに並べることを避けられるのではないかと考えられます。


(注)error(誤り、誤用、誤答)は、体にしみついている間違いで、正しい知識を身につけていない場合が多い。一方、mistake(うっかりした間違い)は、正しい知識は見についているが、話したり書いたりする時に、うっかりミスをすること。


参考:佐藤芳明、田中茂範(2009)『レキシカル・グラマーへの招待―新しい教育英文法の可能性』開拓社.


90.4.「ミルクティー」;「ミルクコーヒー」


この2つのカタカナ語はそのまま英語になると思っている人は、考えが甘い。それぞれ、tea with milk, coffee with cream と表わしている。コーヒーに本物のクリームではなくミルクを入れる時でも、それをcreamと呼んでいるのは興味深い。
90.2.doughというもの

doughは[dou, ドウ]と発音する。小麦粉に水を混ぜて固体の塊にしたもの。パンを作る工程でも、まずdoughにしてから、その後必要な形にするのである。


90.3.doughnutの語形成

dough+nutであり、doughの段階で砂糖などのdoughの段階で砂糖などの甘味調味料を入れ、またdoughは比較的堅めにしてオーブンで焼く。nut(木の実)には<堅い>イメージがあるので、堅めに焼くのである。日本のドーナッツはあまり堅くないのが多いが、英米のドーナッツはさらに堅く作っていなくて、ある意味で軟らかすぎる。

米国で数ヶ所ホームステイしたことがあるが、朝食は子どもはミルクとリンゴとドーナッツを各1つずつ、大人はコーヒー(か紅茶)とリンゴ、ドーナッツ各一つずつですませているところが多いようである。