(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.1気をつけたいカタカナ語1(ムード)

今回から数回にわたって、気をつけたいカタカナ語を取り上げます。
今回は、「ムード」です。

(1)I am no in the mood for studying.(勉強をする気分ではない)


のように、「気分」という意味で使われますが、yをつけて形容詞にした時には注意すべきです。

「このバーはムードがある」と言おうとして、

(2)This bar is moody.

とすると、「このバーは不機嫌だ」という変な意味になります。
moodyは、「不機嫌な」「むらっ気のある」という意味だからです。
もし、「このバーはムードがある」と言いたければ、

(3)This bar has nice atmosphere.

などとするべきでしょう。

(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)



60.中間動詞


前回 、能格動詞に関して述べましたが、似たようなタイプの動詞があります。


(1)This book sells well.

(2)These scissors cut easily.

(3)The milk tastes sweet.


これらの動詞は、「中間動詞(middle verb)」と呼ばれます。能格動詞との違いは、これらの構文は能動態の形を取りながら受身の意味がある点です。


(1)' This book is sold well.


また、easilyなどの難易を表わす副詞を伴うことが多く、現在形で使われることが多い。


他の動詞としては、assemble, clean, cover, drive, paint, serve, washなどがあります。




(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


59.能格動詞


英語の動詞には、目的語が不要な自動詞と、目的語が必要な他動詞に大別されますが、次のような動詞は「能格動詞(ergative verb)」と呼ばれ、自動詞の主語と他動詞の目的語が同じになります。


(1)a. The door closed.
b. We closed the door.
(2)a. The bus stopped slowly.
b. He stopped the bus slowly.


「自然と~する」という意味と、「誰かが~をする」という意味があり、文脈によって変わって来ます。
他にも、begin, burn, change, end, grow, increase, melt, move, run, spread, turn, walkなどがあります。