(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.10.気をつけたいカタカナ語10(オープン戦、ノーヒットノーランなど)


他にも、野球でよく使われるカタカナ語で、本来の英語と違う用語を挙げていきます。

(1)オープン戦→exhibition game
※opening gameというと「開幕戦」(season openerとも言う)の意味になります。

(2)ノーヒットノーラン→no hitter
※この場合のrunは「得点」の意味なので、1人のランナーも出さなない「完全試合をする」はpitch a perfect gameと言います(ちなみに、「完封をする」はshotout)。

(3)テキサスヒット→blooper,bloop hit, Texas leaguer
※マイナーリーグで力の無いテキサスのリーグに属していたバッターが打っていた、力が無くて野手の間に落ちるヒット(いわゆる「ポテン・ヒット」)に由来します。
(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.9.気をつけたいカタカナ語9(タッチアウト)


野球で、バッターやランナーがボールを捕った野手に触ってアウトになることを、「タッチアウト」と言います。
また、バッターが外野フライを打って外野手が捕った時、ベースについていた3塁ランナーがホームに帰って得点が認められることを、「タッチアップ」と言いますが、それぞれ、tag outとtag upと言います。
このtagには、「鬼ごっこ」の意味があり、鬼に触られた人が新しい鬼になるというところに由来します。

(1)He was tagged out at home plate.
(彼はホームべースでタッチアウトになった)
(2)He tagged up on that shallow fly ball and scored.
(彼は浅いフライでタッチアップしてホームインした)
The Baltimore Sun(2015年3月24日)より

ちなみに、バッターが打って得点になる外野フライを「犠牲フライ」と言いますが、英語ではsacrifice fly(sac fly)と言います。
(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.8.気をつけたいカタカナ語8(デッドボール)


野球で、ピッチャーのボールが当たったそのバッターが出塁出来ることを「デッドボール」(死球)と言いますが、英語のdead ballは「ボールデッド」つまり、プレイが続行にならないボールのことを指します。
いわゆる「デッドボール」は、英語では、hit by (a) pitchと言います。

動詞としては、次のように、hit+人で使えます。

(1)The pitcher hit the batter with the bases loaded.
(その投手は打者に、満塁で押し出しでデッドボールを与えた)
(2)Quentin was hit by a pitch above the right wrist by Dodgers reliever Ronald Belisario.
(クエンティンは、ドジャースのリリーフピッチャーのロナルド・ベリサリオから右手首にデッドボールを受けた)
The Cabin Net(2013年4月12日)より