(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.13.気をつけたいカタカナ語13(モーニングサービス)


ビジネスホテルや喫茶店などで出される、朝食サービスのことを「モーニングサービス」と言いますが、その意味では和製英語です。
英語でmorning serviceと言うと、教会での朝の礼拝を指します。

日本語で言う朝食サービスは、英語では次のように言います。

(1)breakfast special
(2)special breakfast offer

もし通じない場合は、説明的に次のように言ってもいいでしょう。

(3)cut-price service during the morning hours


余談ながら、愛知県や岐阜県の喫茶店では、飲み物だけを頼んでもトーストなどがついて来ることが多いという「モーニングサービス」が有名です。
(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.12.気をつけたいカタカナ語12(ケースバイケース)


よく、「場合による」と言いたい時に「ケースバイケース」と言います。
確かに、case-by-caseという英語はあります。

(1)on a case-by-case basis
(個々の場合に応じて)

しかし、カタカナ語の「ケースバイケース」は「時と場合による」の意味で使われることが多いので、

(2)It depends.

のように、dependを使うのが一般的です。

(3)It depends on the conditions.
(条件によります)

のように、onをつけて使うことも可能です。

なおpendが含まれる語として、pendantがあります。
首にかけるペンダントのことですが、ぶらぶらしていることから、何かの話題で一旦結論を出さずに宙ぶらりんの状態にしておくことを言います。また、appendixは「虫垂」の意味になります。


(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)

61.11.気をつけたいカタカナ語11(ランドセル)


日本の小学生が背負っている「ランドセル」は、元々オランダ語のranselから来ています。
江戸時代の末期(幕末)、幕府が洋式の軍隊制度を導入した時に、隊員の持ち物を収納するために、オランダから取りよせたバックパックを利用したのが、ランドセルの発祥とされています。
英語では、satchel, school bag (strapped on the back), (schoolchild's) knapsackなどと言い、うっかり「ランドセル」と言うと、land sale(土地販売)と勘違いされる可能性があります。

(1)The traditional satchel (randoseru in Japanese) is a mandatory item for first year elementary school kids.
(伝統的なランドセルは、小学1年生の子どもたちには必須のアイテムです)
(2)Randoseru, Japan's traditional schoolchild's backpack, has become the latest must-buy souvenir in Japan.
(「ランドセル」と呼ばれる日本の伝統的なバックパックは、最近では(海外からの旅行者が)日本で買うべきお土産となりつつあります)

※両方とも、CNN(2014年11月26日)より