(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.7.気をつけたいカタカナ語7(フォアボール)


野球で、バッターが四球を選んで出塁することを「フォアボール」と言いますが、
英語では、base on ballsとか単にwalkと言います(日本語でも、「歩かせる」と言います)。

(1)He did not walk a batter and struck out two on impressive splitters.
(彼は四球を出さず、印象的なフォークボールで2つの三振を奪った)
New York Walk(2012年5月8日)より
(2)They added two more with a base-loaded walk and a groundout in the fourth.
(そのチームは4回、満塁からの押し出しフォアボールと内野ゴロで2点を加えた)
The Japan Times(2015年6月28日)より

なおwalkは、上の例からも分かるように、自動詞のみならず他動詞でも使えます。

(3)He walks his dog every morning.
(彼は毎朝自分の犬を歩かせている)



(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)

61.6.気をつけたいカタカナ語6(マリッジブルー)

結婚式が近づくにつれて不安になり、時には鬱状態になることを「マリッジブルー」と言いますが、和製英語です。
英語では、pre-nuptial doubts、pre-wedding jittersなどと言います。
口語では、次のようにも言います。

(1)He gets cold feet before the wedding.

get cold feetは、「おじけづく」「怖くなる」の意味で、結婚以外にも使えます。



(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


61.5.気をつけたいカタカナ語5(コンプレックス)

今回取り上げる「コンプレックス」は、「劣等感」の意味で使われることが多いですが、単にcomplexだけではその意味になりません。
「劣等感」はinferiority complexと言い、「優越感」はsuperiority complexと言います。
なお、通常口語では、次のように使います。

(1)He feels inferior to his colleagues at work.
(彼は仕事の同僚に対して劣等感を持っている)
(2)We must be careful not to feel superior to the opponent even if we get the better of them.
(勝利しても、相手チームに優越感を持たないよう注意しなければならない)

また、英語のcomplexは「複合の」「複雑な」「複合体」などの意味があり、複数の上映室がある複合映画館(ショッピングや娯楽施設を併設している場合が多い)を「シネマコンプレックス(シネコン)」(cinema complex)と言い、従来の映画館(movie theater)と区別されます。