英語では、ほめ言葉が多用されますが、良かれと思って言った言葉が、必ずしも相手にとって気持ち良く響くとは限りません。


例えば、「あなたは可愛いですね」と言うつもりで、


a. You are cute.


と言うと、馬鹿にされているように響きます。cuteは、大抵赤ん坊に対して使うことが多いからです。


b. You are pretty.


と言うと、日本語の「可愛い」とは、ニュアンスが異なり、外見の美しさをほめています。


c. You are beautiful.

d. You are lovely.


これらが適切でしょう。beautifulは「整った美しさ」を、lovelyは「内面からにじみ出る美しさ」を表すので、特に女性に対して使うと喜ばれることが多いです。

また、handsomeも、「男性的に整った美しさ」を表現します。



人に作ってもらったりおごってもらった食べ物が美味しかった時、よく


e. It is delicious.


が使われますが、これはかなり大げさに響きます。むしろ簡単に、


f. It is good.

g. It tastes good.

h. It is tasty.


などのほうが適切です。



「今日は楽しかった」と言いたい時、よく


i. I enjoyed today.


と、enjoyを使いたがる人が多いですが、相手への感謝の気持ちを表現する時には使えます。

ただ、お世辞に響くことがあるので、


j. I had a good time today.

k. I had a nice time today.


などが自然です。


日本語話者の英語学習者は、「行く」をgoと直訳することが多いですが、

自分から相手に向かっていく時に使うと、誤解を招きます。例えば、

ホームステイで、家の人に夕飯が出来たことを告げられて、「今行きます」のつもりで、

“I'm going.”と言ってしまうと、「出かけます」の意味に取られ、食卓が片付けられる、

という逸話を聞いたことがあります。


この場合、


a. I'm coming.


が最も適切です。


同様に、「午後、オフィスに伺ってもよろしいでしょうか」も、


b. May I come to your office afternoon?


となります。また、相手のほうに向かわなくても、

「私はそこに行きます」は、“I''ll go there.”よりも、


c. I'll be there.


の方がよく使われます。


「立ち寄る」の場合、


d. call in [into]


がよく使われますが、


e. drop in [at]

f. drop in at

g. drop by


は、「急に立ち寄る」のニュアンスがあります。


h. stop in [at]


は、どこかに行く途中、決まった場所に立ち寄る場合に使います。特に、


i. stop over


は、例えば、日本からアメリカ合衆国本土に行く途中、ハワイなどに「一晩立ち寄る」という時に使われます。


なお、「友人を連れて行きます」は、


j. I'd like to bring a friend.


と言えばすみます。


ちなみに、「行って取って来る」という動詞で、fetchはあまり使われません(特にアメリカ英語では)。

「あのボールを取って来て下さい」は、


k. Please go and get that ball (for me).


と言います。


初対面の時、How do you do?という表現を知っている方も多いと思いますが、実際は、次の表現がよく使われます。


1.お会い出来て嬉しく思います。

a. I'm glad to meet you.

b. I'm happy ~

c. (It's) Nice to meet you.

※この場合、初対面なので、動詞はmeetを使います。

seeは、再会の時のみ使えます。

ex. (It's) Good to see you again!



初対面で別れる時には、次のように完了形やing形を使います。


2.お会い出来て良かったです。

a. I'm glad to have met you.

b. (It's) nice to have ~.

c. I'm glad to have talked to you.

d. (It's) Nice to have ~.

e. (It's) Nice meeting you.

f. (It's) Nice talking to you.

※talk with~は、親しく話す状態なので、初対面の人には使いません。



別れの挨拶で、Good bye.と言うと、「しばらく会えない」というニュアンスになるので、次の表現が良いでしょう。


3.また会いましょう。

a. See you (again).

b. See you later.

※この場合のlaterは、againと同じ意味で、別の日に会う時にも使えます。

その日にまた会う時は、具体的な時刻を言うことが多いです。


なお、友達や親しい人と別れる時に Bye bye.と言うと、子どもっぽく響くので、See you (around).をよく使います。