前回のヨーロッパ渡航は1月末でしたが、この時はストライキの影響で、K.ペトレンコ指揮・ベルリンフィルに行き損ねました。今回はベルリン空港で飛行機に預けた荷物が出てきませんでした。ベルリンに行くにはフランクフルト等のどこかの都市を経由しないといけないのですが、筆者の経験ですと、この空港でのディレイ・ラゲッジの発生確率は25%と高いので、保険には加入した方がよいです↓。

またベルリン空港は空港職員が慢性的に不足しているので、スーツケースが出てくるのに30-40分間かかることが多いです。海外の空港周りでは色々とハプニングが起こります。帰りのフランクフルトから羽田への全日空便は到着の24時間前に「羽田の第2ターミナルに到着予定」とショートメールがきましたが、搭乗した後、到着の数時間前に「第3ターミナルに到着」となり、迎えの車を変更するのが少し大変でした。全日空の羽田でのスポット繰りに苦労されているようです↓。

今回、初めて日本出発時に羽田の第2ターミナルで国際線を利用しました。全日空国際線の一部の便がこのターミナルからの出発ですが、第3ターミナルのように混雑していない点が良いのですが、免税店があまりなく、空港でお土産などを買う習慣がある方は気をつけた方がよいです。ウイスキー・日本酒、化粧品などはあまり豊富に売られていません。


小澤征爾さんが亡くなれてから今日でちょうど2か月が経ちましたが、NHKでは小澤さんの過去のコンサートやインタビュー番組の再放送はありましたが、完全な追悼特別番組がなく、不思議に思っていました↓。

ところが、NHKのヨーロッパの支局が小澤さんに縁があった方へのインタビューを先月から行っており、近いうちに日本で放映されると思います。聞いている話ですと、かなりの時間のインタビュー映像を撮っているようで、充実した番組になりそうです。小澤さんがN響の決裂したN響事件は有名ですが、93年にNHKで放送された「小澤征爾 日本人と西洋音楽」と言う番組で、小澤さんが若い時にベルリン・フィルのリハでブラームスをやっていた時、オケが全然音を合わせてくれないので、怒ってベルリンのケンピンスキ・ホテルに帰ってしまったそうです。ベルリンの楽団幹部が小澤さんのホテルに謝りに行き、翌日はちゃんと演奏してくれたと、この番組で小澤さんは語っていました。では、小澤さんとウィーン・フィルの関係はどうだったのか、ウィーンでウィーン・フィル楽団員と話しました。「昔からウィーン・フィルは小澤さんのことを認めていたから、摩擦はなかったと思う。モーツァルトやベートーヴェンは他の指揮者と比べると微妙だったが、ストラヴィンスキーなどの現代音楽は素晴らしかったと思う。いま、ウィーン・フィルの楽団員には10人くらいの日本人の奥様がいるから、親日なんだよ(^^)」と言ってました。離婚した方も含めると12人くらいになるそうで、これはウィーン・フィルのメンバー約120人の1割の人数になります。ウィーン・フィルの方のが言っていた小澤さんのモーツァルトとベートーヴェンが微妙と言うのは手厳しいですね。


ウィーンには6月に行く予定でしたが、↓のクルレンツィスの公演中止で行くのをやめました。次回の夏の音楽祭シーズンにヨーロッパに行きますが、3月末のウィーンは気温が24度の日があり、今年の夏は猛暑の可能性があります。