今月も全日空でヨーロッパに渡航予定ですが、昨年までは羽田の国際線ターミナル=第3ターミナルでしたが、全日空の一部の便は第2ターミナルからの出発になりましたので、事前に注意が必要です。それ以上に、あまり知られていない注意事項としては、全日空の国際線の到着時のターミナルが、到着の2時間前に第2ターミナルか第3ターミナルのどちらかに決定するそうです。

↓(全日空のサイトからの引用) 

羽田空港到着便については、ANAウェブサイト「運航状況のご案内」に便出発24時間前より到着予定のターミナルを表示し、到着2時間前より確定ターミナルを表示いたします。


これはちょっと困った問題がいくつかあります。

1. 車で羽田空港に行く場合、出発時のターミナルの駐車場に車を預けても、到着時のターミナルは別のターミナルになる可能性があり、その場合はスーツケースなどを持って、第2と第3ターミナル間を移動する必要がある。


2. 羽田に帰国してから地方都市へ乗り継ぎの際に、航空券購入時では羽田の到着ターミナルが不明なため、国内線の第2ターミナルへの移動時間(乗り継ぎ時間)が読めず、国内線の乗り継ぎ便をどれにすれば良いか悩ましい。


3. 事前予約のハイヤーや乗合シャトルなどの予約の際に、到着ターミナルが決まってないので、予約が困難な上に、到着の2時間前に機内で到着ターミナルが決まるので、ハイヤー会社などへの電話連絡が困難である。加えて、家族・友人が羽田に迎えに来る場合も同じ問題が発生する(もちろん、便名を相手に伝えておけば、ネットで到着ターミナルは2時間前に把握できますが)。


4. その他、想定外のことが起こるリスクがありますが、例えば、出国時に第3ターミナルでWi-Fiを借りた場合、帰国時に第2ターミナルでWi-Fiを返却できるのかなど、色々問題が出てきそうです。


世界的に見ても、航空券の購入時に到着ターミナルは決まっているのが通例かと思いますが、到着の2時間前に決まるというのはあまり聞いたことがないですし、第2と第3ターミナルのバス移動は10分間以上(バスの待ち時間含まない)かかりますので、ちょっと困った問題です。全日空のスポット繰りが逼迫または混乱しているのでしょう。この状態はしばらく続くそうです。


全日空はプラスの側面のPRを昔からズブズブの関係の某航空評論家(恰幅の良い大学講師)を利用して、大々的なアピールしますが、このような負の側面はあまり表に出しません。しかも、この航空評論家の言っていることは雑で、間違いが散見されます。最近では、羽田の第3ターミナルのハイヤー乗り場も移動したり、空港スタッフの人手不足でスーツケースが出てくるまでの時間が長くなったりなど、羽田空港の国際線関連で問題点が多いので、今後、海外に行かれる方は要注意です。


〈追記〉4/3

4/2フランクフルト発・羽田行きの全日空に乗りましたが、到着の24時間前にショートメールで「第2ターミナルに到着予定」と書いてあり、13時間前のフランクフルト出発時には「第3ターミナル到着」と言われて、結果、到着の数時間前に「第3ターミナルに確定」と言われました。全日空の羽田空港でのスポット繰りが混乱してそうです。