コメダのモーニング
娘が台湾に行くというので
朝早くに駅まで送って行きました。
その流れで
7時からやっている
コメダのモーニングへ。
最近では、本を読む時間って
少なくなっていて
夜か
何かのすきま時間になっていました。
夜だと、目が疲れていたり
すきま時間だと
ぜんぜん集中出来なかったり。
ちゃんと
その世界に入り込むことが減ってきてる。
もちろん
ネットの情報や
動画で観た方が
分かりやすいことって多いです。
けれど
本ならではの細密さってある。
そして
新しい情報ばかりが良いとは限らない。
多分、本当に大事なことって
何年経っても何百年経っても
色褪せない。
美しいものは
いつの時代も美しい。
あなたの最も興味のある事は何ですか?
数年前に
自分にとって
最も興味のあるもの
探求したいものって何だろう?
と、ふと思ったのです。
これは
家族とか、健康な身体とか
友人とか、平和な日常とか
うちのチワワとの時間とか…
そういう意味での
大切なもの、という事ではなく
仕事や使命、天命のような意味で。
その時に
瞬間的に間髪入れずに思い浮かんだのが
装飾文様
だったんです。
????…でした。
自分をそこまで
変わっている人間だとは
思いたくなかったです。
そんな訳の分からない事が
人生で探求したい、大事な事かと…。
でもね、これは意外にも
マトを得ているのかもしれない。
密かにそう思って
自分の直感を忘れないように
していたのです。
その答えが今日、判明
この答えが今日、判明しました!
コメダでカフェオレを飲みながら
美しく装丁された本
海野弘先生の著作
ヨーロッパの装飾と文様
そこには超興味深い文章が…!!!
鳥肌が立ちました。
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装飾とは何か?
辞書風にいえば〈装飾〉は
物の外面を美しく飾ることである。
どのように、なんで飾るかといえば
〈文様〉つまり〈パターン〉で飾る。
外面をパターンで飾る、というと
なにかつけ足しのように聞こえるが
実はもっと重要である。
なぜなら
パターンのない物はないからだ。
つまり
パターンがあるから
それによって物が見えるので
パターンがなければ
物は見えない。
私たちはパターンによって
物を、世界を認識することができるのだ。
〈文様〉は
美しいパターンである。
美しいというのは
そのパターンによって
世界がよりはっきりと
より快適に
より深く
また楽しく見えてくる
という意味である。
パターンの語源はパパ
パターンは、
原型、模範、図案、文様などと訳される。
つまりパターンは
物の形のパパ(お父さん)なのだ。
パターンは個人のものではなく
人間の共通の認識となる。
パターンによって
わたし達は共通の世界をつくりあげ
パターンを通して
人間と人間がコミュニケーションを持ち
パターン=言語によって話し合う。
したがって
パターンと言葉の発生は
密接に関連しているのだ。
視覚的パターンとしての文様は
言語と似た構造を持っているが、
ある面では
言語よりもずっと広い普遍性を持っている。
言語はいくつにも分かれ、
外国語は知らないと理解できないが
唐草文(からくさもんよう)
は世界で使われている。
世界中に広がっていく文様
異国の見知らぬパターンは
自分たちの親しいものに見立てられ
知っている名前をつけられ
その国のものとなる。
そのために
一つの文様は世界中に伝えられ
それぞれの地に根づき
花を咲かせることができるのだ。
パターンは移動し
シルクロードのような文明の道を旅していく。
〜引用終わり
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(*注、唐草文様とは植物を図案化した文様の日本での呼び方。唐草という植物のことではないです)
めっちゃ長くなりましたが
簡単にまとめると
装飾文様は
❤︎世界認識の原点である
❤︎物の形のパパである。
❤︎言語の壁や時代を超えたコミュニケーション手段である
❤︎美しい文様は世界中に伝わっていく
…ってこと。
そうか!!!
そういう事だったのか。
装飾文様に限りない
美とロマンとを感じる。
その心はまんざら
適当でもなかった、ということだったのか。
正倉院の宝物の織物を
ステンドグラスで表現しました。
シルクロードを渡ってきた文様と
日本文化が融合
さらにステンドグラスに
なったちゃったんですね〜❤︎
これからも
装飾文様にますます興味を持ち
追求したいと思います。
わたくしの変わった趣味に
最後までお付き合い下さり
誠にありがとうございました
感謝
幸福な人生を創造するコツ・64
美は国境も時もを越える。
美しいものを探していこう!
本日もご覧頂き
ありがとうございます