映画好きが勝手に映画を評価しちゃおうブログ -4ページ目
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シービスケット

★★☆☆☆


監督: ゲイリー・ロス
原作: 「シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説」
ローラ・ヒレンブランド著
制作: トビー・マグワイア,ゲイリー・ロス
主演: トビー・マグワイア(ジョニー・レッド・ポラード)

[感想]

場面展開の速さが良い。すべてを映さないのがミソだ。 例えば息子が死ぬシーンでは、やってくるトラックと、崖から落ちた車だけで事故を表現している。 しかし、あまりに簡潔に描かれているので前半はストーリーを理解しづらい。 (だからと言うのも何だが、ぜひ、このページを活用して欲しい。)

そんなアップテンポな演出にはわけがある。 これらのシーンは、レースのシーンを引き立てるために描かれているからだ。 この映画の目玉は、あくまで”競馬”なのである。 だから、『マッチレース』と『カムバックレース』 (勝手にそう名付けたが・・・)は、特にゆっくり描かれている。 とてもゆっくりすることで、とても速く感じさせる。 これこそ監督ゲイリー・ロスの仕掛けたトリックだ。

マッチレースのシーンで筆者はとても手に汗握らせてもらった。 もちろん未成年なので競馬はしたことがないが、競馬をする大人たちの気持ちが少し分かったかもしれない。 「競馬にはまる」。それは、単に「金が手に入るから」と言うことだけでなく、 馬というものが持つ魅力も大きいのだと筆者は思う。 もちろん、現代において競馬にはまる人がそれにぴったり当てはまるかどうかは分からない。 だが、映画で描かれている70年前のアメリカではそれが当てはまるような気がする。

古来より、人間は馬と共に繁栄してきた。 もちろんそれは、騎馬・遊牧民だけではなく、我々農耕民もだ。 馬が人やもの、情報を乗せて走る。 つい100年ちょっと前までは当たり前のことだった。 だが、現代において馬をお目にすることは希である。 しかし、何百年もの間生活を共にしてきたパートナーを人類は忘れていないようである。 そう思わせるほど、この映画の馬たちは魅力的だった。

隠れた見どころは、競馬中継ラジオの実況者だ。 自分で効果音を付ける姿がとてもコミカルでおもしろい。 ぜひご注目あれ。

ラスト・サムライ

★★☆☆☆


監督: エドワード・ズウィック
主演: トム・クルーズ
共演: 渡辺謙
    小雪

[感想]

監督初め、スタッフはよく勉強したと思う。 が、しかしおかしい点は目に余るので一通りそれについては触れさせていただく。

第一に、風景に関する問題である。 撮影はニュージーランドで行ったそうだ。だからであろう、富士山の位置がおかしい。 横浜から富士はあんな風に見えない。 まぁ、横浜の町の全景を映したシーンも合成がばればれの下手な物だったがそれはさておいて。

他にも、最初の近代軍と勝元軍の戦いが行われた森もおかしい。 場所は明治初期の日本だ。ヤシの木があったら不自然きわまりないのはみなさんも納得だろう。 更に細かく言うと、あんな森は日本にはない。 下草が少なく、垂直に伸びた木々が茂る森。 馬が、群れをなして進むことができる森。 これは、湿度が少なく、草は芝のような雑草しか生えないヨーロッパの風景である。 ロードオブザリングにも似たようなシーンがあったのを知っている方もおられるだろう。 そう、つまり、あんな戦闘シーンはまず日本ではないのである。

第二に勝元のキャラクター設定である。 なぜ、山奥のサムライの村の頭領が英語を流暢に話せるのか。 必死になって英語を学んでいる学生の諸君は、特に理解できないだろう。(私を初め) あんなことは、まずありえない。しかも、伝統を重んじる保守派に属すものが英語を話すなんて。 まだまだある。なんで山奥のサムライ頭領程度で天皇の師となり直接面会できるのか。 諸大名クラスなら話は分かる。 しかし、あの村は決してそこまでのスケールではない。 たぶん、勝元のモデルは西郷隆盛だろうが、微妙に彼からキャラクター設定をずらしたことによって、 生まれてしまったひずみだろう。

これらすべてすっ飛ばして見れば、結構良いところも見えてくる。

何より素晴らしいのは勝元に扮する渡辺謙の演技である。 さすがアカデミー賞助演男優賞にノミネートするぐらいである。 勝元の強くたくましく堅いイメージがよく出ている。

この話の中で描かれている、誇りのためには「命をも惜しまない」という武士道が、 単に「死が華」とすり替えて捉えられては欲しくない。CMで「すべてのサムライの血を引くものへ」 みたいな表現がなされているが、日本人の戦意を高揚させるものでは無いと信じたい。

解夏

★★★★☆


監督 : 磯村一路
脚本
主演 : 大沢たかお(高野隆之),石田ゆり子(朝村陽子)
共演 : 富司純子(隆之の母)
原作 : 「解夏」さだまさし著

[感想]

何よりも、長崎の町を綺麗に描いた作品です。 植物や海や空。はたまた長崎の町の風情がよく描けています。 この映画に影響されて、筆者は春にでも長崎に出かけてみようと目論んでおります。

人間模様の描き方もよかったです。 視力を失うと言うことは、生き方から変えなければならない重要なポイントになると思います。 実際、私の父はある視覚関係の病を煩っているのですが、家族を含めその事実を受けとめることは大変なことでした。 この映画では、とてもPositiveな描き方をしていて、単に涙をさそうものではなく、新たな出発を感じさせてくれました。

テーマが良いためでもあるのですが、主人公二人の演技力が高かった。 大沢たかおのNaturalな感じが役にぴったりで、どこにでもいそうなカップルというところがまた、 視聴者を引きつけます。

涙もろい方なら必ず泣いてしまうこと必至です。 ぜひカップルで見に行って、将来について真剣に考え合う機会にしてみてはいかがでしょうか。

g@me.

★★☆☆☆


監督: 井坂 聡
主演: 藤木 直人(佐久間 俊介役),仲間 由紀恵(葛城 樹理役)
共演: 石橋 凌(葛城 勝俊役),宇崎 竜童(小塚 滋役)
脚本: 尾崎 将也
原作: 「ゲームの名は誘拐」東野 圭吾著

[感想]

「出会いは誘拐だった。完璧な誘拐を演じていたはずだった。2人が恋に落ちるまでは・・・」 でおなじみのこの映画、CMとかでもやってたんでこんな映画があるってことぐらいは知ってる人も多いと思います。

ジャンルはラブサスペンスですが、注目すべきはサスペンスの要素である”誘拐”。 原作は”犯人側の視点のみで描いた前代未聞の誘拐小説”として有名です。 後半は「え!?そうだったの!!?」と言わずにはいられません。ストーリーが2転3転し、 興味を引くこと間違いなしです。

でも、藤木直人の演技には失笑。ただ無表情にしてるだけとしか思えない!! 確かに半分機械のような役柄ですが、少し演技力不足です。

余談ですが、微妙にガッツ石松や椎名桔平が出てたりします。 あとIZAMの役が昔の女装姿からは想像できない感じです。(普通すぎで・・・)

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