映画好きが勝手に映画を評価しちゃおうブログ
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ウォルター少年と、夏の休日

★★★★☆


監督 ティム・マッキャンリーズ
脚本 ティム・マッキャンリーズ
音楽 パトリック・ドイル
出演 マイケル・ケイン
   ロバート・デュヴァル
   ハーレイ・ジョエル・オスメント
   キラ・セジウィック

[ストーリー]
シングルマザーの母と暮らすウォルターは、夏休みの数週間40年間所在不明だったふたりの伯父に預けられる。その伯父たちは過去にマフィアから盗んだ何億もの金を隠していると噂され、セールスマンが後を絶たない。そんな彼らと過ごす夏休み…。

[感想]
ありえないところが山ほどあります。最後のシーンで、飛行機が倉庫につっこんで即死したことに保安官が「幸せに逝った」と評したことなどには退きました。

でもそんなことを気にさせないほど伯父二人に魅力がありました。見ていて微笑ましいのです。自分にもそんな伯父がいたらなぁと思うし、自分もあんなふうに生きることに憧れました。

オチがよく似た映画に「ビッグ・フィッシュ」というのがあります。映画自体のできはそっちの方が上です。しかし、やっぱりウォルターの伯父の方が魅力的でした。(ビッグ・フィッシュでも似たような役に父親がいる)ウォルターを見て、気に入られた方はビッグ・フィッシュも御覧ください。

タイトル: ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション



Ray

★★★☆☆
監督 テイラー・ハックフォード
音楽 レイ・チャールズ 、クレイグ・アームストロング
出演 ジェイミー・フォックス
   ケリー・ワシントン
   クリフトン・パウエル

 世間の評判に反して、残念ながら★みっつでした。確かに主演のジェイミー・フォックスはレイ・チャールズに似ていると思います。つまりはうまく成り切って演じています。

 しかし、映画がすごいのではなく、レイ・チャールズそのものがすごいにしかすぎないので映画としてはどうかなぁと思いました。

 やはり所詮映画だから偽物にしかすぎないんです。そこが自伝映画の辛いところです。どうやってもモデルの世界を越えられず、その欲求不満さが映画にも反映されています。映画には不必要なシーンもモデルの一生には存在し、それを省略しすぎると意味が不明になってしまう。もし、それを解決する作り話を挟めばモデルの話ではなくなってしまい本末転倒。そんなジレンマをもつのです。

 けなすばっかりでもあれなので、少しは誉めます。

 この映画で興味深かったのは、1960年代から80年代ぐらいのアメリカの黒人社会・黒人文化・黒人音楽を感じられることです。レイの少年時代の村とか新鮮でした。以上。見ても見なくてもいい映画。




アーティスト: Ray Charles
タイトル: Let`s Have a Ball

オーシャンズ12

★★☆☆☆


監督: スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ジョージ・クルーニー
   ブラッド・ピット
   ジュリア・ロバーツ
   キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
   アンディ・ガルシア

[感想]
この評価(星ふたつ)だからといって、他の星みっつとかよりも劣っているというわけではありません。しかし、残念ながら一作目に比べるとあまりに見劣りするのです。スマステの月一ゴローというコーナーでも稲垣吾郎が言ってましたが「我々が求めるオーシャンズはこんなレベルじゃない」んです。

最も最悪なのはストーリーです。なんでカジノ王に脅されて、その返済のためにまた泥棒をするのか、なんでナイトフォックスと勝負することになったのか。なんでやねん!なんでやねん!ってずっと言ってました。ストーリーに無理がありすぎ、魅力なさ過ぎなんです。

あとはあれだけの豪華キャストが全然生きてないのが残念でした。みんなちゅーと半端で胸踊る演技がありません。

退屈すぎて筆者は映画中5回も時計を見てしまいました(^o^;その寸前にパッチギを見てたせいなのかなぁ…?

パッチギ!

★★★★★


監督:井筒和幸
脚本:羽原大介
原案:松山猛
出演:塩谷瞬
   高岡蒼佑
   沢尻エリカ
   オダギリ ジョー

おもしろいっ!
最高です!
笑いあり涙あり!友情あり愛情あり!
1月にして今年度最高の映画まちがいなし!!
人類ならば見るべし
日本人ならなほ見るべし!
京都人ならかならず見るべし!!
見ずして死すべからず!!!

こんだけ言わせる映画もまぁないでしょう。正直、井筒監督を舐めてました。すいません。彼はすごいっ!読者の皆さんにお願いです。とにかく見てください。特に京都人で高校生ぐらいの我々世代にはぜひ見て欲しい!!!

[ストーリー]
1968年、京都。そのころ日本はまだ混沌としていた。大学生は全共闘を繰り広げ、一方でビートルズが輸入されヒッピースタイルの若者が街を歩く。そんな時代・・・。

 主人公の松山康介は府立東高の2年生でボンボン。ひょんなことから朝鮮高校に親善サッカーの試合を申し込みに行く羽目になるのだが、音楽室でフルートを吹くキョンジャに一目惚れしてしまう。しかし、キョンジャは朝高番長アンソンの妹だった・・・。

[感想]
 何がいいって、役者やね。若手俳優ばかり使ってるおかげで、荒削りの原石の輝きを感じます。井筒監督はほんまに若手を乗せるんが上手い!!正直驚かされました。

 次に、ストーリーと展開。まったく飽きません。常に笑ったり泣いたり大忙しの映画です。一瞬も目を離せません。最後の方は多次元同時進行で描かれ、それが一つに収束するように見える一方で、それらすべてが在ったその時代の雰囲気全体にも広がっていくようにも見えます。

 あと、たくさん乱闘シーンが出てくるけど、みんな痛々しいけど生々しくないんがいいです。殺し合いではなくてあくまで喧嘩として描かれてます。なんか男の青春って感じでちょっと憧れてしまいました。

 最後に、京都在住の方は収録のほぼすべてを京都でやっているので「あ、ここあそこやん」ってのがいっぱいあります。それを見つけるのもまたおもしろいかもしれません。

いま、会いにゆきます

★★★★☆



監督:土井裕泰
脚本:岡田惠和
出演:中村獅童
   竹内結子

[ストーリー]
 妻がなくなって1年。秋穂巧(中村獅童)は息子と二人で暮らしていた。ある雨の日、二人で散歩していると死んだはずの妻そっくりの女性がうずくまっていた。しかも、彼女は記憶喪失しているという・・・。

[感想]
 たった六週間。再び現世によみがえった妻と過ごす日々。そこで再び芽生える恋。切なく、そして悲しいストーリーに涙無くしては見れない映画です。

 正直なところ、ショウモナイ映画だと思っていましたが、結構いい映画でした。ただ、竹内結子が主演であるという一点を除いては・・・。顔はかなり好みなんですが、如何せん女優としては大根です。どんな役も全部一緒に見えるんですねぇ、これが。それに引き替え、獅童さんはすごい!!堅物で、その上体の弱いキャラクターにぴったりはまってました。子役の子もかわいらしくてよかったと思います。ぜひ好きな人と、もしくは一人で見て下さい。
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