「8ミリ宣言」オオノ隊員のブログ
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潜水艦 伊19を走行させる

(株)アリイ製作所から発売されていた,旧日本海軍の乙型一等潜水艦,伊19の自動浮沈装置付きのプラモデルを製作した。
 ゴム動力・水中モーターどちら用にも組み立てることができる。
珍しく重りを使用しないキットである。水中モーターを取り付けるとそれ自体が重りになり,ゴム動力を使用するときは,艦尾のバラストタンクに水を満たすようになっている。

 


 走行中にレーダーが水圧を受けて,潜航舵を動かす,オーソドックスな自動浮沈装置であるが,スティングレイや707Bなどと異なるのは,リンク装置で,前部の潜航舵を動かすようになっていることで,より実感を高めている。

 

 


  また,オークションで落札した物にはレーダー部品が欠品だったので自作し,レーダーから潜舵へのリンク装置にも手を加えてより確実に動作するようにした。加えて艦尾に角度調整式潜舵を追加し,潜航深度も調整できる。
 かなり深く潜航し,浮上するときの姿は実物の潜水艦に近い感じが出ている。
 方向舵は付いていないが,水中モーターの方向舵を利用して旋回できる。

 

 

 

 

ウルトラマンアーク・スーパー16

 7月6日から,新番組,ウルトラマンアークが始まった。このシリーズは,今ではあまり見ることができない本格的なミニチュアワークが魅力である。
 今回も息をのむ名シーンがあったが,それとは別に驚いたのがエンディングである。
 パーフォレーションまで写し込んだフィルムのデジタル化画像の様相を呈している。

 

 

 パーフォレーションのほか,フレームラインまで入っている。アスペクト比からまるでスーパー16フィルムのようである。
 まさか16ミリフィルムで撮影しているわけではないだろうが,ミニチュアワークを始め,従来のテクノロジーに敬意を表してのことであろうか。確かにウルトラシリーズと戦隊シリーズはフィルムで撮影されていた最後の番組であったように思う。
これからもウルトラシリーズからは,なかなか目が離せない。

サブマリン707B級を走行させる

 昨年秋に完成させていた707B級を自宅プールで走行させてみた。

 

 

 

 船体が小さく軽いこともあって,そのまま走行させると,反作用トルクの関係で右側に傾いてしまう。潜航すると正常になるものの,直進せずに右側に曲がってしまう。
 このあたりは,方向舵の調整,左舷艦底に小さな重りを追加することである程度改善できた。
 できればホワイトサブマリンのようにプールの中を旋回させたいのだが,方向舵を最大に切ってもそのような小さな回転半径は望めなかった。それに旋回させようとすると,速度が落ちてうまく自動浮沈しない。

 

 
 そのため直進させるしかないが,それではすぐプール壁に衝突してしまい,潜航,浮上を複数回繰り返す,自動浮沈の醍醐味が味わえない。
 そうなってくるとやはり,長い直線走行が望める池で走行させるしかない。
  そこで池で岸に向かって走らせることにした。何らかの事情で進行方向が変化してしまってもゴム動力であるから,そんなに航続距離はなく回収可能な位置で止まるはずである。モーターライズのように回収不能な池の中心まで走って行ってしまう恐れは少ない。
 なお707Bには,潜航舵の駆動範囲を調整できるねじが付いている。
小さい船体の場合,自動浮沈機構が,完成時の個体差による浮力の大きさの相違や,波があるか,ないかといった水面の状態の影響を受けやすいことから設けられたと思われる。
 この機構を微調整し,最も自動浮沈の回数が多くなるようにして走行させたのが,この映像である。
 これはゴムを220回巻いたもの,280回巻いたものの2回の走行を編集したものである。
 水面の状況,調整ねじをうまく使えば280回巻き1回の走行で5回以上自動浮沈が行えることが確認できた。 

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