「8ミリ宣言」オオノ隊員のブログ
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まもなく完成

 最近,ブログを更新するのを怠っていたが,8ミリ関係の活動をやめているわけではない。

ここ数ヶ月,日々フレームバイフレーム式テレシネ機の自作にいそしんでいるのである。9月にはあと一息のところまで来たが,その後細かいところがうまくいかず,少しずつ手を加えながら,やっともうすぐ完成のところまで来た。

 なにしろ,仕事から帰ってからの作業で1日正味1時間くらいしか作業できないのでなかなか進まないのである。

 さらにその間,長らく使用してきたデジカメが故障,ノートパソコンが故障と機材のトラブルも相次いだ。

 

 何とか12月中にサンプル映像をあげたいところであるが,微妙な進捗状況である。年賀状も書かないといけないし・・・・

 

恐怖のビネガーシンドローム

   所有している8ミリフィルムのうち,ビネガーシンドロームで映写不能となってしまっているのはわずかであるが,ここ数年で急速に症状が進んだ2本が,大沢商会から発売されていた,「特撮スペクタクル」と「特撮名場面」である。これはもう映写機に掛けることも考えられない状態である。特に「特撮名場面」は今まで見たことがないほどのひどさである。

 

 


 現在は,多くの特撮映像が自由に見られる環境になったが,当時1970年代に,このような特撮場面を自宅で見られると言うことは画期的であった。
 この2本は,私が,2番目,3番目に購入した8ミリソフトである。1番目に購入したのは富士フイルムから販売されていた真珠湾攻撃を描いた名作,「トラ・トラ・トラ」であった。1978年ころのことである。この「特撮・・・」2本は,「トラ・トラ・トラ」に比べてピント,色調,音質が格段に良く,当時,さすがイーストマンカラーだと思ったものである。(「トラ・トラ・トラ」はフジカラー)「トラ・トラ・トラ」は手放してしまったので,現在どのような状態になっているのか不明である。


 コダックのフィルムはビネガーシンドロームを発生しにくいと思っていたが,そうでもないようである。もっとも,この「特撮・・・」だけが別格でひどいのであるが。10年くらい前に映写したときは2本とも何ともなかったのに,どうしてここまで劣化するのだろう。それ以降購入した大沢商会の8ミリソフトにこれほど劣化した物は1本もない。


 「ドキュメントにっぽん」のように,完全密閉でも,「特撮・・・」のように定期的に映写していてもビネガーシンドロームを発生してしまうとなると主因は一体何なのだろうか。現像時の処理方法が関与しているのだろうか?


 8ミリソフトは先端が現像所のテープで止めてあった。大沢商会のソフトは東京現像所(緑のテープ)が多かった気がする。ほかに東洋現像所(青いテープ)のものもあり,他社のソフトでは,横浜シネマのものもあった。
今はこのテープは捨ててしまったので,どのソフトがどの現像所の処理によるものかは記憶が曖昧である。


 現像所によってビネガーシンドロームの発生率が異なったりするのだろうか。 

ドキュメントにっぽん 昭和49年の動き

 昭和49年,1974年だから48年前である。ルバング島の小野田さん救出,モナリザ展,原子力船むつ漂流,東京湾タンカー衝突など,つい先日のことのように記憶に残っているニュースばかりであるが,もう半世紀近くも経ってしまっているのか・・・・
 当時モナリザ人気にあやかってか,ガッチャマンに登場するギャラクター基地内にモナリザの絵が飾られているシーンがあったのを覚えている。

 

 さて,新品未開封の包装を解いてみると・・・・何と酢酸臭が!フィルムを取り出してみるとビネガーシンドロームの症状がある。

 


 

 フィルムを映写機に掛けてみると・・・・映写は可能で何とかピントも合い,音声も普通に再生されるものの,画像の多くの部分が,全編に亘って単色の絵の具で塗りつぶしたような状態となってしまっている。
 昭和50年以降のこのシリーズにはビネガーシンドロームの兆候は見られないが・・・やはり一番古いから?それとも長期間完全密閉というのが悪いのだろうか?以前,フジカラーR25の未開封レギュラー8生フィルムを入手して開封したところ,強烈な酢酸臭と共に液体が流れ出したことがあった。


 外気と遮断するというのは一見,保存上良さそうな気がするが,少なくともビネガーシンドロームの防止効果はないと考えられる。

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