スティングレイ発進
11月3日(金)予定どおり,スティングレイの進水式を行った。
軽快に自動浮沈する予定であったが・・・うまくいかない。
問題点は予想したとおり電池にあった。スティングレイは発売時期から考えて,もともとマンガン電池で動作するように設計されていると考えられる。それが現在主流のアルカリ電池を使用すると,重量バランスが狂ってしまうと考えられるからである。実測してみると単三アルカリ電池は2本で47g,マンガン電池は2本で34gであった。このような小さな潜水艦の模型で13gの差は大きい。
そこで,マンガン電池を用いてみた。プール内を旋回させるように舵を調整して走らせてみると,うまく潜航しない。しかも電池がすぐ消耗してしまう。
マンガン電池はアルカリ電池に比べて大きな電流を流すことができず,走行速度が上がらない。走行速度が速くないと,浮力に打ち勝って潜航しないのである。旋回させるとどうしても速度が落ちてしまう。直進させれば良いのかも知れないが,大きな池でないと無理である。
試しにアルカリ電池を用いてみると,潜航はするが浮上してこない。そこで,電池室にスペーサーを入れて,単四NiH電池を使用できるようにした。これはNiH電池は単四型でも大電流を流すことができ,(要するにパワーがある)しかも2本で23gと軽量である。今度は単三マンガン電池より11g軽くなってしまうが,スティングレイの着底用スキッドに重り(50円玉)を取り付けて調整した。
最初,艦底に直接,重りを貼り付けようとしてセロテープ止めをしたところ,セロテープをはがすときに,艦底の塗装がはがれてしまった。通常はセロテープをはがしても塗装は簡単にははがれないのだが,塗装の種類によってははがれてしまうこともあるようである。
以上の調整を施し,11月4日(土)にスティングレイ走行に再挑戦した。
その様子をアップしよう。
本当は,プールの側面に衝突させないで,中を旋回させたいところであったが,スティングレイの船体及び舵の形状から,これ以上小さな半径で旋回させることはできなかった。
56年前の撮影計画
これは,56年前に記した8ミリ映画撮影計画である。
当時,フジカシングル8がTVでさかんに宣伝されていたので,その影響を受けている。シングル8撮影機は,記憶に頼って描いたものなので実物とはだいぶ違っているが雰囲気は出ていると思う。アルファベットの綴りが間違っている。Jが逆転して,CがKになってしまっている。テープレコーダーは,ソニーTC357の実物を見て描いているのでかなり正確である。
撮影機の影が映になっているが,これは大人でもよくする間違いである。
TVコマーシャルでは映写機は出てこなかったと思うので,映写機は描いていないが,テープレコーダーを用いてシンクロ映写をしようとする構想である。
マラコット号のプラモを使用して特撮をしようという計画の一部である。
にごった池というのがポイントである。池がすんでいると,ミニチュアの喫水下まで写ってしまって現実感を失うからである。
ミニチュアの動力を用いず,テグスで引っ張るというのも現実的である。
マラコット号の近くに弾着の水柱が上がるところを構想しているが,2Bだん(爆竹)ではうまくいかなかっただろう。ポンプか何かを使ったほうが良いだろう。
この計画もいつか実現したいが,最近はフィルム,現像代があまりに高額で,NG率の高い特殊撮影は大変そうである。