「8ミリ宣言」オオノ隊員のブログ
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ウルトラマンアーク・スーパー16

 7月6日から,新番組,ウルトラマンアークが始まった。このシリーズは,今ではあまり見ることができない本格的なミニチュアワークが魅力である。
 今回も息をのむ名シーンがあったが,それとは別に驚いたのがエンディングである。
 パーフォレーションまで写し込んだフィルムのデジタル化画像の様相を呈している。

 

 

 パーフォレーションのほか,フレームラインまで入っている。アスペクト比からまるでスーパー16フィルムのようである。
 まさか16ミリフィルムで撮影しているわけではないだろうが,ミニチュアワークを始め,従来のテクノロジーに敬意を表してのことであろうか。確かにウルトラシリーズと戦隊シリーズはフィルムで撮影されていた最後の番組であったように思う。
これからもウルトラシリーズからは,なかなか目が離せない。

サブマリン707B級を走行させる

 昨年秋に完成させていた707B級を自宅プールで走行させてみた。

 

 

 

 船体が小さく軽いこともあって,そのまま走行させると,反作用トルクの関係で右側に傾いてしまう。潜航すると正常になるものの,直進せずに右側に曲がってしまう。
 このあたりは,方向舵の調整,左舷艦底に小さな重りを追加することである程度改善できた。
 できればホワイトサブマリンのようにプールの中を旋回させたいのだが,方向舵を最大に切ってもそのような小さな回転半径は望めなかった。それに旋回させようとすると,速度が落ちてうまく自動浮沈しない。

 

 
 そのため直進させるしかないが,それではすぐプール壁に衝突してしまい,潜航,浮上を複数回繰り返す,自動浮沈の醍醐味が味わえない。
 そうなってくるとやはり,長い直線走行が望める池で走行させるしかない。
  そこで池で岸に向かって走らせることにした。何らかの事情で進行方向が変化してしまってもゴム動力であるから,そんなに航続距離はなく回収可能な位置で止まるはずである。モーターライズのように回収不能な池の中心まで走って行ってしまう恐れは少ない。
 なお707Bには,潜航舵の駆動範囲を調整できるねじが付いている。
小さい船体の場合,自動浮沈機構が,完成時の個体差による浮力の大きさの相違や,波があるか,ないかといった水面の状態の影響を受けやすいことから設けられたと思われる。
 この機構を微調整し,最も自動浮沈の回数が多くなるようにして走行させたのが,この映像である。
 これはゴムを220回巻いたもの,280回巻いたものの2回の走行を編集したものである。
 水面の状況,調整ねじをうまく使えば280回巻き1回の走行で5回以上自動浮沈が行えることが確認できた。 

ジュニア707・タスクフォース版 完成

 タスクフォース版ジュニア707。購入後すでに20年以上経ってしまったが,このたび,やっと完成した。

 

 


 実は,現在,事実上入手不可能なジュニアC級を一から手作りすべく,その参考となる原型にしようという構想がある。
 タスクフォース版ジュニア707は,かつてのイマイ製ジュニアB級に相当するもので,大きさ,部品分割などほとんど同じであるが,イマイ版は重りがそのまま飾り台になる設計で(フリッパーと同じ)重心が低くタスクフォース版より走行時の安定性は良さそうである。
 タスクフォース版は,重りが内蔵式で,外見はより実艇に忠実であるが,走らせると反作用トルクで横倒しになりそうである。

 タスクフォース版もイマイ版と同様に,1号艇,2号艇の2種類が販売されていた。
外見の違いは艇番号のみである。ただ成型色が1号艇はグリーン,2号艇はイエローということになっている。
 しかし私の認識では,1号艇も2号艇もやや橙色かかった黄色で,グリーンというのはプラモの世界だけの話だったと思う。水中では光の関係で黄色がやや緑っぽく見えることがあるだろうが。
 私が購入したのは1号艇で,成型色はグリーンであった。
デカールは1,2の両方の番号がついているので,私は,ブリリアントオレンジで塗装して1のデカールを貼って,黄色い1号艇を完成させた。
 
 耐水デカールは20数年の経年変化で使えるかどうか心配したが,印刷面が台紙で保護される構造なので,印刷自体は全く問題なかった。しかし糊が相当弱くなっていた。
通常,耐水デカールは,貼り付けるとすぐに全くずらすことができなくなるほど強力に貼り付くが,20数年経った耐水デカールは,普通のデカールのように,容易にずらすことが可能になってしまっていた。
 これでは,水中を走らせるとはがれてしまいそうである。そこで防水処理のため,半光沢のクリアーでコーティングした。
 
 もうひとつの問題はキャノピーで,キットのキャノピーはプラスチックが厚すぎで,せっかくの搭乗員の人形がほとんど見えなくなってしまう。そこで,アクリル板とおぼしきもので自作したが,アクリサンデーという商品名なのに,実際はアクリル製ではなくPET製で,しっかりと接着できず,防水のためには合成樹脂製の接着剤でぐるりと固めることになってしまった。そのため搭乗員は見えるようになったものの,キャノピー周りがでこぼこになってしまった。

 走らせてみると,思った通り,水中に十分沈めないと横倒しになってしまう。プロペラの回転が進行方向に向かって右回りで,反作用トルクで船体は左に傾いてしまう。
 プロペラの回転が進行方向に向かって左回りの707B級は船体が右に傾くのと逆である。
707ジュニアには自動浮沈装置はなく,潜航舵で上下調整で,潜航深度を変えられるとあるが,潜航舵が小さすぎて効きが悪い。

 


 707ジュニアをつかんで水中に入れ,手を放すときの角度,ゴムの巻き具合と合わせると,浅い深度の潜航,深く潜航,水中からの浮上,水中を一定深度で潜航などのバリエーションが楽しめる。

 

 

 

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