建物の老朽化を理由に2024年3月31日をもって閉館。
最後の上映作品は、開業時のオープニング作品だった「チャップリンの黄金狂時代」だそうです。
営業期間は1946年4月3日~2024年3月31日。78年の歴史に幕を下ろしました。
これで私が1970's~1980'sにお世話になった福岡の映画館全てが消滅。こうやって当時と変わらぬお姿を写真でご紹介出来るのもこちらとピカデリーとセンターシネマくらい。地元の新聞社やTV局に残る貴重な映像を是非公開して欲しいものです。
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中学生の頃(1970年代)から、観た映画の作品名と日付、映画館を記録してきました(そのおかげで、こういったブログでかつて観た作品を振り返ることが出来ています)。1983年春から東京に移り住み、足を運ぶ映画館も当然都内に。時が経つと共に、かつて通った福岡の映画館を再び訪れてみたいとずっと思っていました。
久し振りに帰省する機会があり、この機に懐かしの映画館を巡る事にしました。
が、事前に福岡の上映スケジュールを確認してみると、覚えのある映画館名の大半が消え失せている・・・・図らずも、懐かしの映画館"跡"巡りと、相成りました。
2009年10月12日
福岡空港から地下鉄で中洲川端へ。地上に出て先ず最初に目に入ってきたのが、こちらの映画館。
懐かし~い!!!
昔と変わらぬ佇まい、ではありますが、当時は大洋、ニュー大洋、そして大洋シネサロンという3館構成だったののが、現在は大洋1~4という構成に変わっていました。
「ジョーズ」を最前列で観た記憶が残っています。調べてみると、最後に大洋で観た作品は「E.T.」(1982/11/11 どうやら試写会)。また東京に行く直前の1983年3月17日に大洋シネサロンで「若者のすべて -ロッコと兄弟たち-」を観ていました。
他の映画館がことごとく閉館に追い込まれている中で何故大洋だけが生き残っているのか、不思議でなりません。
いやでも、中洲・天神界隈の映画館が軒並み無くなっている中、たった1館だけですが、残っていてくれたおかげで、探索しに来た甲斐があったってもんです。
中の設備は判りませんが、是非シネコンに負けない鑑賞環境を提供して、末永くこの姿を維持して欲しいと心から願っています。
(上)大洋1の入り口
(下)大洋2~4 大洋シネサロンの入り口はこっちでしたね