孤高の警部ジョージ・ジェントリー（最終回）Gently and the New Age

3連休中日ですね。

皆さんお出かけかな？

今日はずっと書いては下書きにしていたブログをやっとアップできます。

ちなみにジャンルは英語！

そして最初にお知らせしておきます。

今日は長いです　

だってお気に入りのドラマ、

それも最終回

とうとうこの日が来てしまったか・・・。

イギリスドラマ

「孤高の警部ジョージ・ジェントリー」より。

写真はAXNミステリーより

英語表現：

☆　freeze out

〈話〉（人）を締め出す、（人）を拒絶［のけ者に］する

☆　partial

部分的な、一部の、一部分の

不完全な、不公平な、えこひいきする、偏愛する

☆　watch one's back

警戒する

（裏切りや中傷が陰で行われていないか）

以上を踏まえてレビュー＆英語フレーズです。

ちなみにネタバレありです！　
（放送されてかなり経っているので大丈夫ですよね）

興味のない人は一気にスクロールしてくださいね

最終話（第25話）

新しい時代/ Gently and the New Age

あらすじ：（写真とあらすじはAXNミステリーより引用）

退職の日まで残りわずかのジェントリーは、

ロンドン警視庁特捜部からの依頼で

不正捜査の疑いがある未解決殺人事件を調べることに。

事件当時大臣だった地元選出議員クレメンツが関わった疑いが出てくる。

一方、ジョン・バッカスとレイチェルは

労働争議中の建設会社で代替労働者が殺された事件を捜査する。

ところが被害者が、労働者として潜入取材中の記者だったと判明、事態は思わぬ方向へ…。

ここからはレビューです。

最後まで高潔な警官ジェントリー。

仲間の警官上層部の賄賂、汚職の証言をするところから話が始まる。

その彼を見込んでか特捜部から

4年前の未解決事件の再捜査を依頼される。

イギリス北東部、ダラムのワシントンで

若い女性が殺害された事件。

容疑者の1人には地元で

未来の首相を嘱望される

カリスマ的な人気の議員クレメンツ。

今はベトナム戦争の派遣を非難したことで

中核からは阻害されているが。

ジェントリーは彼に直接事件について切り込むと

殺害された女性と関係はあったが殺してはいないと。

しかし刑事への賄賂で

捜査妨害はしていたためスキャンダルには違いない。

ダラムのワシントンでは近く大規模な施設が

市と建設会社と一丸とな建てる契約を控えている。

それに反対するクレメンツ。

彼から「今は重要な時期だ。一週間猶予をくれ。

かわりに君の妻を殺した犯人の情報を教える。」と。

＊2024　７/23 追記

★1週間の猶予

One week grace

妻、イザベラはマフィアに殺されたはずだ・・

ジェントリーはそう思っていた。

（初回エピソードではそのマフィアを逮捕した）

しかしそこには裏があったと。

汚職に溺れず不正に断固として反発するジェントリーを疎んだ上層部。

マフィアではなくMI5を使い妻を殺し

ジェントリーを警察の中心から田舎に左遷・・

全て仕組まれたものだった。

同じころ部下のジョン・バッカスとレイチェルは

建設会社の組合闘争の中殺された男性の犯人を追っていました。

事件は建設会社の代替労働者殺人事件。

当初は組合員との争いによるものと思われたが、

被害者は建設会社に潜入していた記者だと判明。

調査の合間を縫って、

ジェントリーは自分の事件についてレイチェルに協力を求める。

被害者が女性だからということもあるのだが

ジョンには協力を求めず。

（前回のエピソードで）昔の冤罪事件に

長年の相棒ジョンが関わっていたことで

関係がぎくしゃくしたままなのだ。

ジョンは信頼回復を目指すと誓っているのだが・・

（この頃はうまくいっていたのに・・・）

ジョンもジェントリーに避けられていることに我慢できずに主張する。

「僕はつまはじきですか？」

You freeze me out.

☆　freeze out

〈話〉（人）を締め出す、（人）を拒絶［のけ者に］する

☆　partial

部分的な、一部の、一部分の

不完全な、不公平な、えこひいきする、偏愛する

〔～が〕とても好きな

そんなことを言っている場合ではない

と諭すジェントリー。

しかし引き下がらないジョン。

「2つの事件がつながっているのでは？」と答える。

どうやら今回はジョンの推理が正解のようだ。

調べて行くうちに記者の殺人事件で

現場で撮られた複数の写真の中に

労働組合に入っていない不審な人物が浮上する。

レイチェル「（怪しい点で）最後まで残った男です」

Lastman standing.

それはクレメンツが教えてくれた

”ジェントリーの妻を殺した犯人”、MI5の人間だったのです。

これはただの事件ではない。

もしかしたらクレメンツを陥れるため

自分は上層部に踊らされていたのか？

ジョンとレイチェルの活躍により

記者が建築会社から盗んだ証拠書類を手に入れる。

そこには会社が開発する地は

アメリカの軍事基地にするという政府との癒着の証拠があった。

ジェントリーは”この事実を知った者は命を狙われる”と感じる。

ジョンとレイチェルから証拠書類を預かり、

「お前たちは何も見なかったし知らなかった。わかったな。」

そう言って去っていくジェントリーに不安そうな２人。

ボスは大丈夫なのだろうか・・・

Cheer up.

It's not end of the world.

元気を出せ！　この世の終わりじゃないぞ。

自身の引退送別会で会えるから・・

そう二人にわずかな希望を持たせて去るジェントリー。

彼はその後クレメンツの元へ。

2人は秘密裏に会い

証拠書類をクレメンツの事務所に送ったと伝える。

＊2024　７/23 追記

「君をを陥れるため

わたしを利用したんだ」

That's why they were uning me to bring you down.

クレメンツは大きな力に潰されるかもしれない。

ジェントリーは「それでも、何度倒されても闘い続けろ。」と強く訴える。

クレメンツとジェントリー

そして最後にかけた言葉は、

You could exposed a whole plot.

君が陰謀を暴けば、

People will listen to you.

人々も耳を傾ける。

クレメンツ：　(Will) You watch my back?

見守ってくれるか？

ジェントリーは少し寂しそうに笑って首を振る。

クレメンツ：See you in the future...

未来で会おう。

既に警察上層部や政府などの陰謀で大事な妻を失い、

犯人にも太刀打ちできずに

運命を操られていたと悟ったジョージ・ジェントリー。

自分は潰されても

若い二人の部下だけは守ろうと思っていたのか。

クレメンツと別れ

ひとり海辺を歩いていたところを

MI5の男に撃たれてしまう。

知らせを受けた部下たちはジェントリーの変わり果てた姿に泣き崩れる。

My duty is my life.

警官として巨大な悪に立ち向かい

大きな仕事をやり遂げたとはいえ悲しい最後。

クレメンツはジェントリーから送られた証拠を

マスコミの前で発表し政府の策略を世間にあらわにした。

高官たちは彼を潰すことが出来ず苦い顔をして去っていくが・・

これからがクレメンツにとっても正念場だ。

そして警察署ではジョンとレイチェルがジェントリーを偲んでいた。

「僕らは証拠を集めてて真実を明らかにしていくのみ。」

ジェントリーには子供はいなかったけれど

ジョンとレイチェルは彼のポリシーを受け取った息子と娘のよう。

New Age 達に彼の信念は受け継がれたはずでしょう。

終わり

今回のゲスト俳優：

このエピソードで重要なクレメンツ議員役。

演じたのはなんと

「ヒンターランド」のマサイアス刑事！

Richard Harrington さん

このシリーズを終えるのにふさわしいゲストさんでした。

さて最後はジョージ・ジェントリー警部を演じた

マーチン・ショウさんにも登場していただきましょう

”Judge John Deed”（『判事ディード』）の時にも

社会にメスを切り込む展開のドラマで大好きでした

何となく故・緒方拳さんと似てる気がするんですよね～。

IMDBよりお写真を拝借！

横にいるのはこのシリーズの監督さんなのかな？

緊張感あふれる社会派ドラマですが

こういう写真を見ると嬉しくなります

すごく良質な番組が終わって寂しいですが

最後まで見ることが出来てよかったです。

ジェントリーさんお疲れさまでした！

そしてありがとう～

では今日はこの辺で。

また明日お会いしましょう

良い一日をお過ごしくださいね

≪いざという時のために覚えておきたい一言の記事にリンク≫

・地震：外国人の方を助けたい時に使うフレーズと参考サイト

・緊急時の中国語　：走らないで

＜Inspector George Gently＞

ジェントリー警部のドラマレビューシリーズです。

新作→旧作の順でに並んでます。

良かったら読んでみてくださいね。

一緒に余韻に浸りましょう！