この記事は前回までの記事の

続編となっております。↓



汚い内容が含まれますので

苦手な方はスルーお願いしますお願い










トイレットペーパーを使う量が少な過ぎて

手に便が付いて


あちこち汚すようになった婆さんの為


トイレットペーパーを1回分ずつ

取り置きするようになった我が家。








しかし婆さんは


現実を受け入れることが出来ずに

やさぐれてしまいました。






嫁に来てから意地悪ばかりされた私は


婆さんのいじける顔に

昔のことを思い出し

スイッチが入ってしまい


今までの悪行の数々をぶつけまくり

夫も婆さんの態度に一喝したりして


婆さんの立場はすっかり無くなっていました。





運良く(?)

ショートステイが入っていたので


朝ごはんも食べずに

逃げるようにして出掛けて行き


クールダウンしたかのようでしたが。





実際はそうでもなかったみたいです。








…婆さんがショートに行ってる間


我が家は笑いのある

平和な家庭に戻りました。





正直。



このままずっと

この生活が続けばいいのに…


…とさえ思ってしまいました。








しかし。


…3日後に婆さんは

帰ってきました。





当たり前ですが。笑





一応ね。


私なりに気をつけてるんですよ。




どんなに喧嘩しても

どんなに腹が立っていても


朝とか

デイやショートから帰ってきた時


普通に対応する。




朝なら「おはよー」と声をかけるし


帰ってきた時は

「お帰り、お疲れ様。」と

声をかける。



…という感じで。






その日もいつもと同じように

声がけして


家へ向かい入れました。





婆さんも多分

私の態度にホッとしたのか


よそよそしさは残るものの

普通にしていたんですよね。





しばらくして婆さんが

トイレに立ったので


私、声がけしました。





「紙、ちゃんと使ってねー」




その時は「はーい」って

返事してたんですが。



取り置きした紙は使わず。






多分


私の一言でスイッチが

入ったんだと思います。




夕食時に婆さんまた


「ご飯要らない。」

が、始まりました。





 はぁ?




私はまた婆さんの布団を剥がして


体を起こしました。





「やーめーてーよぉ!」

 


「こっちもやめてほしい。

 紙をちゃんと使えば

 いいだけなのに

 何でこんな事になるの?


 取り置いた紙を

 使えないの?


 できないのなら

 無理強いはしない。

 高次機能障害だから

 できないってなれば

 違う方法を考える。

 

 でもね。

 私には意地張って

 使いたくないだけのように

 見えるの。


 病気してからは

 今までの意地悪を

 責めないようにって

 我慢してたのに

 また意地悪されてる気分。

 

 私は何?

 婆ちゃんの何?

 

 認知症でできないのなら

 仕方ないって

 割り切れるけど

 意地張ってやらないのは

 受け入れられない!


 ちょっと協力して

 もらえれば

 家族も婆ちゃんも

 気持ちよく

 過ごせるのに


 何がしたいの? 

 嫌われたいの?」

 


興奮して捲し立てる私。



婆さんが

言葉で反発できないのはわかってるけど


もう止まりませんでした。





すると夫が後ろから来て



お前いつも

 誰にご飯作って

 もらってるんだ?」

(↑夫は王様みたいに育てられたので

 怒ると母親でもお前呼ばわりです。

 亭主を蔑ろにして息子を立ててきた

 ツケが回ったんだと思います。)





「お前がパンツに付けた

 ク○を誰が洗って

 くれてるんだ?


 汚れたトイレを誰が

 掃除してるんだ?」





婆さんはしどろもどろ。




夫に叱られると堪えるみたいですね。



ブスーーーっとしながらも

一緒に夕食を食べました。






翌朝。




どこのご家庭もそうだと思いますが

主婦って朝は忙しいですよね。




そんな忙しい中

婆さんを部屋に起こしに行ったら


…なんか様子がおかしい真顔




「婆ちゃん朝だよー。」



「……」



「起きてるでしょ!

 ご飯だよ!」



「やだ!いらない!」



「ちょっとやめてよ…

 またぁ?」





夫のお弁当を作って

子供を起こしに行って


この後だって

やること盛りだくさんなのに…もやもや


 



腹も立ちましたが

忙しいのでとりあえず放置むかつき






全て終わって

子供が家を出てから


もう一度婆さんの部屋に

食事を運びました。



(ネグレクトと言われると嫌なので撮った証拠写真。笑)






しかし一口も手を付けず。





 ま、お腹が空いて

 辛いのは本人だし


 知ったこっちゃないわ。




なんかもうね。



汚すこと以外は

どーでも良くなってきたので


しばらく様子を見て

サッサと下げました。






お昼になって。




作って食べないのは嫌なので

パンがカップ麺だったと思いますが


部屋に運んだら…



あぁすいません。悪いですね。

 すいません、すいません。」

  



蚊の鳴くような声で

謝りまくり。





 ああ、完全に鬱が

 はじまったんだな…



そう思いました。







……鬱は大変です。





2020年のちょうど今頃。



要介護になり数ヶ月が経ったあと

婆さんは鬱になりました。




ご飯は食べないし 


薬も嫌がるし


医者にも行ってくれないし。




「○にたい」と口にするから


包丁やカッター

ハサミやチャッカマンなど


危なそうな物は

全部隠しました。





その時は私も初めてだったので


ピリピリしていつも

婆さんの動きを気にしていました。





そしてついに…


私が出かけている間に家出チーン






当時はまだ

全部取り上げるのは可哀想かと思って


3,000円くらいは

お財布に入れておいたんです。



脳梗塞の後遺症で

計算も管理もできなくなりましたけどね。





その時は婆さん

包括支援センターに行ったので


すぐに見つかったのですが。




迎えに行った私を指差して


「この女が怖い!

 こんな奴とは住めない!

 早く施設へ行きたい!」


…そうわめき散らしました。






 やだなぁ…

 また悪夢の再来か!?


 これは夫と相談して

 対策を練らなければ…





そう思っていたのに。





夕方帰ってきた夫は


「俺、なんか

 熱があるみたい…」





マジか絶望絶望絶望絶望絶望




そこからろくに話すこともできず

隔離生活。




婆さんも隔離生活。

(うちは誰か1人でも熱が出たら

 婆さんも隔離します。

 今回ははある意味ラッキーでした。笑)







そして翌日

検査した夫は…


コロナ陽性絶望絶望絶望





夫は2階の寝室から出ない生活


私は極力2階に行かず

夜はリビングのソファーで寝る生活が


始まったのでした。






ながくなりましたので

次に続きますねウインク