ciamemo〜オーストリア・リンツより〜 -501ページ目

出産1週間前

妊娠してからホルモンのせいか涙もろくなったけれど、本当に感情の起伏がこれでもか!と激しくなり、特に悲しみや怒りのような感情は、コントロールがきかなくなって100倍くらい増幅されたような感じになってしまう。よく考えたら恐ろしい話だな〜。

昨日の夜からなんとなく気分が暗くなって、ちょっとしたことで旦那様に喧嘩をふっかけてしまった。

しかも原因が今じゃ思い出せないほどの痴話喧嘩(爆)

ふっかけたのが私、と自覚があるだけまだいいが、

その時はその対象者(まぁ被害者とも言う)、

旦那様相手に「ふっかけたら負ける」ということをすっかり忘れていた。

彼は負けるのが嫌いなのである。

私としては

「出産前の不安定な時期に、すべて受け止めてくれてもいいのに」

という甘えがあったことは認めよう。

 

が、彼にも余裕のあるときとない時があり(ある時は受け止めてくれるが)、

かつ私よりも精神的に2倍も3倍も成熟しているというわけでもないので、

昨日は運悪く裏目に出てしまった!

 

カンカンカン!(←鐘の鳴る音)、私の負け〜!

 

ただでさえネガティブなのにさらに谷底に突き落とされてしまった。



で、泣きに泣き、

1時間ほどするともう何の為に泣いてるのかよくわからなくなって疲れて寝て、

うとうとしては起きてまた思い出して泣き、

そのうちそんな自分が嫌いになって泣き・・・

「赤ちゃんよ、こんなに泣き虫な母でゴメンよ。こんな日にはどうか産まれないでおくれ」

と祈って眠りについた。



で、起きたらスッキリ。

 

昨日何が起こったか忘れてしまっている自分が怖い。

ここ1週間ほど手をつけていなかった掃除もしてみたら、

さらにスッキリ☆お昼もちょっと気合いを入れて作ってみたら、

さらにスッキリ!

赤ちゃん、いつでも出てきていいからね!(←こんな母を持って、赤ちゃんも大変だ〜)

気配なし!

一昨日の前駆陣痛から早2日。

昨日の昼間は3回ほど1時間感覚であって「もしや・・・!」と思ったものの、それがアッサリ去ってからは何も徴候がない。ちなみに昨日のは、本に書いてあった通り軽い痛みで、痛みが来るとうつ伏せになって腰を浮かし、「フ~」と息を吐いているうちに痛みは去っていく。

「慣れるもんだなぁ」と思いつつも、痛みが軽いからこんなに冷静に対応できるに違いないとも思う。

産まれる気配がない、とはこういうことを言うんだというくらい穏やかな一日。

先日までは「来るかも・・・!」と思っていたけれど、これは気配というよりかは願望だったに違いない。

旦那様のお姉さんが電話をくれて、「次の満月は6月21日よ」と教えてくれた。

なんでも満月の3、4日前は出産率が高いという統計があるのだそうだ。これは私も日本にいることからしょっちゅう聞いていたので、やはり、産まれてくるのは予定日近くになるのかな。

鍼 第3回目

今日も何かと話題に事欠かない鍼の日。

受け付けに行くと、たまたま居合わせた担当ドクターGが「せっかく病院に来たのだから、ノンストレステスト(CTG)もついでにしましょう。CTGと鍼を同時にできるように手配しますから」と言ってくれる。

ちなみにノンストレステストとは、ベッドに横たわりお腹にバンドをして、30分ほど赤ちゃんの心音等を測る検査である。赤ちゃんはだいたい20分のサイクルで寝起きしているらしいので、それによる心拍数の変化、胎動のの回数、子宮収縮などの関連性等を測定するらしい。ところでノンストレスと言うくらいだから、ストレステストというのもあって、これは陣痛促進剤を打って同じ様に心拍数を測るのだそうだ。

このテストは一昨日の検診でもやったばかり。保険がきくのかどうかわからない私はあまり乗り気でない。

というのも、むか~しむかし、歯医者である従兄弟が、歯科業界で「レントゲン撮ってハワイに行こう!」スローガンがあったとかなかったとか教えてくれたのを思い出したのだ。(それだけレントゲンを撮るとお金が儲かるということなのです)

「まさかCTGやって○○へ行こう!」なんてスローガンはないわよね・・・と冗談はさておき、その準備を待っている間に、先週、先々週と鍼で同じ時間だった妊婦さんがやってきた。

なんと彼女はバスローブを着ている!ということは入院中!?

お腹に目をやるも、実は彼女はかなりふくよかな人なので、産前産後か見分けがつかなかった!(←よく考えたら、産前でニコニコしながら病院内をうろついているわけがないのだが)

何と言葉をかけていいものか一瞬言葉に詰まっていると、彼女の方から「私、もう産んじゃったわよ~!」と声をかけてくれた。

「わ~、おめでとう!!」

「超安産。やっぱり鍼のおかげよ、病院についてから1時間半後には産めちゃったもの」

1時間半!が、よく聞くと第2子ということだったのでがっかり(笑)初産で1時間半なんて、やっぱりそんな都合のいい話はあるわけないよな~。彼女はさかんに「鍼が効いた!」と言っているので「信じるものは救われるんだなぁ」と思った次第。私なんて、未だに疑惑だらけである(爆)

そんな話はさておき、今日の鍼のヒット率は6本中5本!やっとコツがつかめてきたような気がした。

しかし、鍼を取った後に血が出るのは果たして大丈夫なんだろうか。鍼の後はいつも足が血まみれである、というのは大げさだけど、バンドエイドは欠かせない。そのうちの1か所は内出血を起こしていて、今日は真っ青なアザになっていた。もちろん日本ではそんなことは経験したことがない。

「やっぱりさぁ、ドイツでドイツ人に習った鍼だから、ちょっと何かが違うと思うのよ」と私が友人に力説してると、

「でもその言い方って、『日本で日本人に習った西洋音楽ってちょっと違う』って言われてるような・・・」と鋭いご指摘!

確かに。私達もこっちではそう思われているのかなぁ。

いやいや、きっと習う人のセンスに依る、ということなんでしょうね(と自分自身をフォローしてみた(笑))。

またまた前駆陣痛 

詳しくは忘れてしまったが、本によると、夜は昼間働いていた交感神経に代わり、副交感神経がよく働くので、陣痛が起きやすいのだとか。

そのせいか知らないけど、ここ最近、寝付く前に前駆陣痛がやってくる事が多いので今日もドキドキしながらベッドに入る・・・ん、今日は大丈夫そう!

と、ホッとして寝たのは良かった・・・が、やってきましたよ、奴は!夜中の3時に。

痛みで目が覚め、呼吸がちょっと荒くなったので、旦那様もそれに気付いて起きた。

彼:「どうしたの?」(←って理由は1つしかないわよ!と内心ツッコむ私)

私:「お腹が痛いの」

彼:「ふ~ん・・」

あまりに毎日繰り返される会話のせいか、いまいち反応に乏しい旦那様。私も、ちょっと我慢すればやりすごせるだろうと、特に大騒ぎすることもなく時が経つのを待つ。

だけど、痛みは治まるどころかますます酷くなるばかり。前駆陣痛でも普通の陣痛でも、とにかく最初は30秒程度の痛みだと聞いていたけれど、既に1分以上は続いている。それとも、痛みで時間が長く感じられるだけなのか。

最初は下痢のような腹痛だったのに加えて、下腹部の痛み、骨盤を押されるような痛み、恥骨も痛み、痛みに耐えている背筋は力の入れ過ぎでピクピクしてくる。汗が吹き出て、全身びっしょり。

習った呼吸法、痛み逃し、骨盤をやわらかくする口の形・・・思い付くままに試してみるものの、痛みの不意打ちに理性が追い付かず、にっちもさっちもいかない。形勢の立て直しがきかない。

「お腹のどこが痛いの?」と旦那様の手がのびてくる。

ぐわぁ~~、痛いんじゃ、そこは触らんといてっっっっ!!!

こんなことなら無痛分娩の希望をすればよかった。本当の陣痛はこれが10時間以上続くんだなぁ、いや、痛みはこんなもんじゃないはず。最後なんて「死ぬかと思った」って言うもんなぁ。とってもじゃないけど、耐えられない!!

などとネガティブな思考がうずまき、呼吸法もあきらめ、とにかく唸ることにした。

私:「う”~・・(痛い・・・)」

「クゥ~」



私:「あ”~・・・」

「クゥ~・・・」

『クゥ~』!?

ふと後ろを見ると、私の布団の上で、トドのように寝ているカジ(オス猫)が寝息を立てていた。「クゥ~・・・」

いつもだったら「かわいい♪」と思うのに、この日ばかりは軽い殺意を覚える。

そんなこんなで、気が付いたら痛みが引いていた。自分としては10分程度の感覚だけど、実際は5分ほどだったかもしれない。とにかく、痛みが引くと「さっきのは何だったんだろう?」と思うくらい記憶がない。恐るべし、脳内ホルモン!ただし、汗のせいでのどはカラカラ、身体はグッタリ。

「あのさ~」と旦那様が話しかけてくる。ハッ、彼の存在をすっかり忘れてたわ。

「僕、出産のときに君の役に立てるか不安になってきたよ」

いや、それは私も今回をもって身にしみたわ。痛みでどうにもならない時って周り全てのものが「わずわしい!(下品な言い方すると「うざい!(笑))」ということに。

本番は自分一人で耐えるから大丈夫。愛の証として出産に立ち会ってくれたらと思っていた私が間違っていたわ・・・などと思っていると、

「実は僕もお腹が痛い・・・」

!!!

旦那様、あーた、繊細すぎです。

検診(既に何回目か分からない・・・(爆))

下↓のゲネプロ後、病院での検診。

最近、鍼も含めて1週間に1回は病院に行っているので、あの独特な雰囲気にもすっかり慣れて来た(それまではいつも緊張していたのだ←意外と小心者です)

実は昨日も前駆陣痛のせいでなかなか寝付けず、「この分だと今週には産まれるかも・・」と勝手に思い込んでいた私。万が一、今日の検診で「子宮口が完全に開いていますよ。即入院!」と言われてもいいように、入院準備もバッチリしていたのだ。

ちなみに本には「いつでも病院に行けるように、バックにはすべて入れて準備しておきましょう」などと書いてあるが、洗面用具や化粧道具などいつも使っているものは出しっ放しになるので、なかなか完璧な準備というものはできないものである。


で、ドキドキの内診。・・・やっぱりそんなに簡単にはいかないらしい。子宮口はかなり柔らかくなってきているものの、まだ2.5センチほどはしっかり閉まっているのだそうだ(全部で4センチほどの長さがある)。

今まで子宮口は完全に閉まっていたので、ドクターGも内診でそこに触れる程度しか確認しかしなかったが、今日はその子宮口にも指を入れて内診するので、私は、あまりの痛さに「おぉ~(涙)」。指一本でこんなに痛いのに、赤ちゃんの頭が通る時はどんな痛さなのだろうと、ちょっと怖くなってしまった。

その後の超音波検診では、胎盤が少しだが退化しかけていることを指摘される。予定日が過ぎるとだんだん退化してくるとは聞いてはいたが、いよいよ胎盤も役目が終わろうとしているのだなぁ、と感慨深い。

尿検査、血圧(ちょっと低め、水分接収するようにとの事)、CTG(ノンストレステスト)も特に問題はなし。あっさり「じゃぁ、1週間後にまた来て下さいね」と言われた・・・ということは、先生の経験上、今週は来なそうだ。ちょっとがっかり。

今日は来ないで(陣痛が)と思ったり、今週には来てと思ったり、来ないと分かるとホッとしたり。私も自分の心構えがコロコロ変わるので、そんな自分についていけなくなってきている(笑)。