国際遠距離恋愛の予告①ネガからポジへ | ★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

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あづきの日常★★独り言★★恋愛★★南米Blackアールとの恋の軌跡を主に綴ります。

南米生まれ、在日20年で、日本国籍を持っている恋人のアール。

 

カレが今年のいつか(まだ未定)某国に渡航して、一年間居住しなければならないことが決まっていると以前の記事で書いた。

 

私にとって、人生でまだ一度も経験したことのない「国際遠距離恋愛」

 

決してマメとは言えない(本人はマメだと思っているが…)アールとの、海を隔てた国際遠距離恋愛など、例え期間限定とはいえ、私にとっては不安しかなかった。

 

 

 

さて、仕事の問題

 

その通達が来た時、カレはすぐに職場の上司に、その期間、休職扱いにしてもらえないかと相談したらしい。

 

すると上司が本社に問い合わせた結果は、NOで、一旦退職になるということだった。

復職したければ、また改めて入社しなくてはならず、雇用条件…これまでの昇給などはフリダシに戻るのであろう。

 

 

多くの同僚が育休などで一年休んだ後に復職しているのに、なぜ自分の場合は一年後に帰国すると決まっているのに休職と認められないのか?と、カレは納得がいっていない様子であった。

 

入れ替わりの激しい職場で、カレは10年以上も勤めており、私もカレの納得のいかない気持ちはよくわかり、悔しかった。

 

 

 

更に、住居の問題

 

当初、又借り状態であるカレの住まいの納戸かどこかの一室に、海外に持って行けないが捨てるわけにはいかないカレの私物を、一年間置かせてもらえないかと考えていたアール。


もちろん、貸倉庫代程度の賃料を、カレは一年間持ち主に支払うつもりでいた。

 

そして一年後、可能ならば帰国してからまたそこに住みたいと考えていた。

(ちなみに、そこは元妻の親族が持つ空き家状態になっている持ちアパートである。

又借りだからか、綺麗好きだからなのか、毎週末、早朝から掃除や片付けを徹底的にしているアール。

私の汚部屋はまだ見せたことがないが…、見せられない…)

 

しかし、最近になって、アールの海外渡航を機に、その住まいを持ち主の娘が使うことになりそうだという。

 

 

家族のためなので仕方のないことだが

海外へのたった一年間の居住のために、これまでの生活、家も仕事もリセットされてしまうアール。

 

昨年末、荷物の整理などに日々追われていたカレを

「大変だね」と横目に見ながら、心の中では

 

「付き合い始めたばかりの最初の年に、国際遠距離恋愛になるなんて。

 これまでもコロナ禍で中々会えない日々だったのに、来年から一年も会えないなんて…」

とか

 

「14時間も時差があって、昼と夜が日本と逆さまの国なんて、遠すぎる!

 一年も離れていたら今以上に放置されて、カレは私のことなど忘れてしまうんじゃないだろうか…」

 とか

 

「本当に、一年後、日本に帰ってくるのかな…

 向こうで、新しい出会いがあって、あぁなって、こうなって…以下略」

などと

 

カレの深刻な状況などそっちのけで

自己中心的かつネガティブなことしか考えていなかった私だったが

 

次第に、この一年のカレの渡航は、私にとって、良いことなのではないだろうかと、もっと自己中心的な考えのポジティブ思考で考えるようになっていた。

 

 **つづく**

 


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