人生を「休み」に例えてみる。


春休み…無謀にも一本勝負で臨んだ大学受験で失敗。私は自宅浪人が決まった。新社会人が世の中の一員として活躍し、大学生たちがコンパやサークル活動をしているのを横目に、私は世間から取り残されたような気持ちになったっけ。


夏休み…周りが就職活動の真っ只中のときに、私は人間関係に疲れて(笑)住んでいた町を抜け出し温泉旅館の住み込みのアルバイトをすることにした。結局、距離や時間を置いても何の解決にもならなかったのだけれど。でも、毎朝仕事の前に温泉に入り、たまには登山もさせてもらったりして、大自然に触れ合うことで自分を取り戻せたかな。


秋休み…出産と育児で仕事を休んだ、あの年。自分のこと以外のことに時間を費やすという、今までとは全く違う時間の流れ。それまでの私は自由奔放で、海外に行ったり、習い事をしたり、ボランティア活動をしたりしていたから、自分を試されている気分だった。


冬休み…この病気で入院したこと。仕事はもちろん、家事も子育ても休んだ。長い長い休みだった。本当にたくさんの人によくしていただいた。


思い起こすと、どれも大変だったし、

もう体力的にも二度と経験したくない「人生の休み」だけれど、私には大事なお休みだったのかも…と、今は思う。



家の近所を歩いていると、見た目、若いし(笑)、元気な人に見られるけれど。

実は、体力がなかなかつかなくて、すぐ疲れちゃったり、GVHDでお腹が緩くてトイレが近かったり…そういったことを周りの人にわかってもらえないツラさもある。早く元の体力が戻れば良いのだけれど…悲しい


それでも、ちょっとずつだけど、町内会のお世話係や、子どもの学校行事、ボランティア活動を再開してみた。


すると、今まで気付かなかったことが見えてくる


…それは息子の同級生のお母さんとの出来事

私と同じ町内に住んでいる彼女は、若くて、ほっそりとしていて、長い黒髪の色白の美人さん。でも、いつもどこか寂しそうな、物憂げな表情をしていた。だから私は気後れしてしまって会っても挨拶する程度だった。


時は流れて、私が町内会の活動を再開し始めた、

ある日のこと。


その彼女が私に声をかけてきた。

「病気をされたと聞いた後、初めてお会いした時、お仲間かな?と思いました…私も抗がん剤治療していたのでー」

話を聞いてみると、8年程前に血液の病気で治療を受けていたという。

「頭もツルッツルでした!」とも…。

そう、私の記憶にある彼女の長い黒髪はウィッグだったのだ。


彼女とはお互いの子どもが小学校に入学したときから、行事でたびたび会っていたのに、私は彼女が闘病していたことに全く気が付かなかった。彼女は当たり前のようにPTAの役員を引き受けていたり、町内会の行事にも参加していた。しんどい時もあったに違いないのに…。


私は自分の病気の治療や体調のことばかり気にしていたのが少し恥ずかしくなった。見た目、若くて元気そうに見える人でも、色んな事情を抱えていることもある。少しずつ周りのことも見ていけたら…と思う出来事だった。


バイオクリーンルームにいた時

抗がん剤の影響なのか

歯ブラシをくわえただけで吐き気が。

だけど、歯磨きは大切。

口の中の衛生状態は治療にも影響するとか。


起きたら歯磨き。

トイレのついでに歯磨き。

食べたり飲んだりしたら歯磨き。

1日に何回も歯磨き。


歯磨きができないときは、うがいだけでも。

ということだったけれど

うがいをするだけでも吐き気がするときも

あるよねー😅


2週間に1回のペースで

歯科衛生士さんが来てくれて

口の中のお掃除をしてくれた✨


舌ブラシも大事みたい。

ギューギューする必要はないけれど、

1日一回、歯ブラシでやさしく撫でる程度。


あれから3年近くなる。

多少、いろんなことはあるけれど、

今も歯磨きの習慣はしっかり身について

元気で過ごしている。