素人恋愛小説RISK -6ページ目
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第2話

仕事の後、リコはサエに連れられて、先輩が設定してくれた合コンの会場に行った。



「こんばんわー」

職場で先輩達と待ち合わせて、会場に出かけた。場所はイタリアン中心のオシャレなレストランである。

T企業との合コンにはふさわしい場所かもしれない。


「いらっしゃい、こっち座って」

「お、可愛い子ばっかジャン!」

入ると、IT企業の男たちは既に来て待っていた。

センスの良いブランド物シャツを上手に着こなしている。外見も決まっていて、一緒に連れ歩くにはなかなかいい男たちといって良い。


リコは勧められるまま、なんとなく決まった位置に座った。


「初めまして」

リコの目の前の男が声をかけた。爽やかに整えられたショートカットに、

ふち無しのメガネ。清潔感溢れる好青年と言う感じだ。

声をかけられてちょっと戸惑い気味のリコに青年が微笑みかけた。


「そんな、怖がんなくていいよ。僕は新村和樹。今日はヨロシクネ」

優しく爽やかな雰囲気の和樹にリコは悪くないなと思った。

「初めまして、新村さん。すみません、こういったとこ慣れなくて。私は本城梨子です。ステキなお店ですね。」


はにかみながらもリコは和樹に答えた。


「僕の事は和樹でいいよ。そう?気に入ってくれたみたいで良かった。そちらの銀行にはうちの会社もお世話になってます。」


和樹は少し茶目っ気にお辞儀をして見せた。

「そうか、新村さん、和樹さんの会社に投資してるんですね。すみません、知らなくて」

リコの答に和樹はくすっと笑った。

「そんな事、どうでもいいよ。今日は堅い話無しで気楽に行こう。」

和樹の対応にリコは親しみを覚えた。


「リコ、向かいのカレ、なかなかいーじゃん!」サエが肘で突っついてきて冷やかした。

「まだそんな・・・」

「ばかだねー、今回のメンバーはIT系でも超有力会社だよ?ここでアタックなきゃ!!」

アタックったって・・・。おっとりした性格のリコには向かないやり方である。


和樹に魅力を感じてないわけではないが・・・


「ねーねー、新村さんだっけ?いくつ?どう言う部署にいるの?」サエがヨコから邪魔してきた。

「サエ!」

「あーん、もう!リコがじれったいからでしょー!」

「俺は9月で26。今は営業部署だけど、近い将来独立する予定なんだ。」

「9月で26って言ったら私達と同じ年なんだ?エーそれでもう独立?すごーい!リコ、カレすごいジャン!結婚したら将来社長夫人よ!!」


「サエったら!!」

リコを差し置いてサエは勝手に盛り上がった。

リコは完全に戸惑ってしまった。

「スミマセン、初対面なのに」和樹に向かってリコは謝った。

「本城さんだっけ?僕じゃ不満?」

「いえ・・・全然・・・」

こう言う切り返しをする和樹に戸惑いつつも、リコは好感を覚えた。

和樹が彼氏になって自分と付き合う事になる。決して悪い気はしなかった。

友達にも、親にも恐らく堂々と自慢できる相手である事は間違いない。

最初はどうせ、お友達から入る事になるだろうし、少し付き合ってみてもいいかも・・・。



和樹が携帯とメールの連絡先を教えてもらった時、自分のも和樹に教えたリコだった。




ストーリーの趣旨

この話しは、もともと少女漫画として書きたかった話です。


私自身、この作品の為に、事実プロを目指していましたし、

実際に大手出版社にて、プロ漫画家としてデビューを致しました。


しかし、作品を発表する機会に恵まれず、この話しも公表の機会を失ってしまいました。


結婚して子どもが生まれてから、子育てブログにかまけていたのですが、ある日突然、

「昔の血が騒いだ」というのか、急に書きたくなったのです。


漫画作品として載せることは、不可能ですが、このように無料で作れるブログを活用すれば、

なんとか発表の機会がえられるのでないか・・・そう思いました。


文学作品というより、娯楽性の強いドラマかもしれません。

はっきり言って一番の趣旨は


「自分の理想の男を描いてみたい!!」


これに尽きるかもしれません(^^;)。


私のような作品は、ドラマ向きなのか、映画向きなのか、はたまたB級アクション向きなのか、

漫画の原作向きなのか、てんで分かりません。


一ついえるのは、私の書く設定をいちばん生き生きと伝えられる場所。

これに尽きると思います。

第1話

本城梨子は横浜のとある大手銀行に勤務する、ごく普通のOLである。

短大を卒業し、今年で勤務5年目になる。

家もそこそこ裕福な家庭で、何不自由なく育ち、特に変わったところはないごく普通の25歳。


性格も温厚で、友達と特に衝突するような事はしたことがない。

周りの同僚は、彼女を「リコ」と呼んで、親しみを持ってくれている。


お昼は同僚と外でランチをするのがリコの楽しみである。

この日も短大からの友人でもある、サエと外のランチに出かけた。


「今日も暑いねー。」


暑い日差しが照りつける7月。木陰を探して、今テレビ雑誌でも話題の

サンドイッチ店の日替わりメニューを頬張りながらリコが言った。


「ホントー、こんないい天気なのに仕事なんて。短大の時は思いっきり

遊んでたのにねー」

サエは伸びをしながらリコに言った。

「そういえばさー、夏だってのに彼氏もいないなんて寂しくない?」

サエがリコに言った。

「うーん、そうだね。」

なんとなく頷いてみたが、サエの言う事も最もだとリコは思った。

この5年間、顔付き合わせるているといえば、真面目で硬そうな

男性ばかり。

恋愛感情の起こる気分にもなれなかった。

「こんどの金曜日さ、先輩達がIT関連企業の人と合コンを設定してくれて

るんだけど、リコ良かったら一緒に行かないかな?」

「合コン?」サエの突然の誘いにリコはきょとんとなった。

これまで合コンなんて、リコは考えた事がなかった。

しかし・・・昔ほど慌てる必要がないとはいえ、25歳となった今、

内心焦っているのは事実だった。

そんなに目の色を変えて男探しをする気にはなれなかったが、

25歳と言う年齢を付きつけられた今、このまま恋愛経験がないままでいってしまう事に不安を覚えている事は事実である。

おまけに、こう言っては難だが、現在日の出の勢いの成長を続けている

IT関連企業となると、昔の医者との結婚のような魅力があるのも

本音だった。

「そうだね・・・ちょっと顔出してみようかな・・・」

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