「建築関係の仕事をしていたのですか?」
「家のことに何で興味を持ったんですか?」
と
時々尋ねられるのですが、
実務経験として住宅や建築に携わったことはあなく…
ただ、
家造りを経験し
馴染みがあるんだと思います。
なんせ
初めて引っ越した家は、
未完成で土壁の状態でしたから。
毎日、家が完成に向かう様子を間近で体験できたことが今に生きているんだと思います。
引越し11回の前、初めての引越しは小学5年生。
大阪吹田市の引越しオーガナイザー
門野内絵理子(もんのうちえりこ)です。
●大工と左官工の家
父の生家は大工と左官。あと畳表も。
ごく身近に大工道具がありました。
墨壺、カンナ、電気ノコギリ、釘、水平器…
DIYとか日曜大工とか
オシャレなネーミングとは関係なく
棚も踏台も家の中で必要ならば
大工の叔父の廃材から作るのが父の日常。
私も
父と一緒に幼少期からホームセンターに出入りし、
小学生の頃には墨壺で板に印を付け、
ノコギリで板を切るくらいは経験済み(今ではDIYもしないけど)
●土壁残る自宅が完成するまでの工程を経験
小5で引越した時、
二階の6畳ひと部屋しか完成していませんでした。
完成までの4ヶ月間。
間近で家が作られる様子を眺めて暮らした経験が
少なからず今に役立っているのだと思います。
玄関はカバーが掛けられたまま、
タイルも無くリビングの窓も入ってませんでした。
実家を建てたのは大工の棟梁だった叔父。
そして、設計してのは父。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所、
あちこち回るも、父の希望を満たすものは無く
父が自ら設計して、叔父が建てることに。
週末に家の進捗を見に行く中で
・土壁を塗り
・タイガーボードを打ち付ける
なんて経験をさせてもらっていました。
同時に
・建具の展示場巡り
・屋根瓦の職人さんの家
・カーテン、壁紙選び
…
毎週がイベント続きで
小学生には楽しい日々でした。
で、身内ゆえか大人の事情なのか、
工期は遅れに遅れ、
小学校の新学期に合わせて引越した時には
まだ土壁の残る状態。
夜に寝る場所が必要で
どうにか仕上げて貰ったのが
二階の6畳ひと部屋。
一階まで落下の状態に足がすくみました。
手すりはなく、
クロスを貼る前のベニアの壁を伝って上り下り。
家庭訪問時には
窓の入ってないリビングから先生に入ってもらう状態。
キッチンとトイレは使えるようになっていたのか、
お風呂は、まだ木枠と土の状態だったので
近所の祖母の家をお風呂屋さん利用。
大人は大変だったと思うけれど、
子どもには刺激的でした。
学校から帰れば、
新しく完成した部屋があり、
「今日は何屋さんが来るのかな?」
と
お仕事を垣間見れる役得。
一枚ずつタイルを貼る大変さを間近で眺めた浴室。
(キッチンもトイレも洗面も玄関もタイル…
歪みがバレるデザインで職人泣かせ)
クロスを貼る様子…
造作家具を取り付ける様子…
便座が取り付けられる様子…
外壁にモルタルが吹き付けられる様子…
外壁のフェンスを父が作った時は
一緒に運搬車に乗り込み、
近所の採石場まで砂利を買いに行き
(ホームセンターより採石場の方が近くて安い)
庭先でセメントをこねる手伝い役。
水捌けのこと
湿気のこと
動線のこと
素材のこと
見た目と使い勝手
管理のしやすさ
維持のしやすさ
よかったこと、失敗したこと…
機械系エンジニアだった父は
家に限らず
ものづくりへのこだわりが強く
自ら設計して自ら携わった家の話から
たくさんのことを学んでいます。
私が
家造り、暮らし、仕組み、間取り、家事動線
と、こだわるのは、
身近で経験したことが大きいのだと思います。
これらの経験も糧に
お客様へのサポートに全力投球しています!
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