私は中学受験の理科と算数を教えています。
入試のレベルが年々上がり、多くの受験生は十分な対策をして入試に臨むようになりました。
植物の知識は、完全に覚えて当然といった状況になりつつあります。
とはいえ、知識を覚えるのは結構大変です。
人によっては水溶液の難しい計算より、植物の暗記の方が嫌いという人もいます。
そこで活用するのが、知識の絞り込みです。
算数で偏差値40の生徒には、文章題でも難しいパターンはカットして教える対策を取ります。
理科でも、覚える事項を絞り込んで提示して、頑張りやすくする対策を取ります。
(先ずは大切な絞り込んだ内容を覚えるのを優先し、力がついたり志望校で出題されやすい分野と分かったりしたら更に細かく覚えるという2段構えです。)
1つ例を挙げると、花びらやおしべの数を、どの程度まで覚えるかです。
私は、このような絞り方をします。↓
《原則1》めしべは原則1本。
もちろん「ヘチマの雄花」は、めしべ無しですけど。
《原則2》双子葉は原則5。
双子葉植物の「花びら」「がく」「おしべ」は原則5枚5本です。
原則を覚えて、そのあとに例外を頭に入れましょう。
《原則3》単子葉は0、3、6のどれか。
単子葉の大半は、036のどれかです。5とか7ではありません。
もし覚えてなかったら、どれか書いて当たったらラッキー!
原則を覚えたら、比較的出されやすい「アブラナ」「イネ」「エンドウ」「サクラ」「タンポポ」の5種類だけ覚えましょう。
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中学受験のレベルが上がってくると、覚える内容がどんどん増えてきます。
成績上位生で余裕がある生徒なら「正確に覚えさせる」のが重要です。
その一方で、覚える内容が多くて消化不良になっている生徒には、理科でも知識を絞り込むのが望まれます。
中学受験塾で理科を20年以上教えてきた自負がありますので、無理なく最短距離で得点アップを目指します。
従来はプロ家庭教師としての依頼は、算数が大半でした。
今年は理科の依頼が目立ちますので、気づいたことをまとめた次第です。
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