体調崩しても心配しすぎない | 中学受験講師ブンブンのブログ

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中学受験の塾講師とプロ家庭教師をしています。指導のあり方、入試情勢、教えて思うことなどについて、書いていきます。

11月になり、中学受験をする6年生は必死に頑張っている時期です。

入試の3日前になると、入試当日の体力面も考えて、勉強時間を抑え気味にする傾向があります。

でも11月だと、連日バリバリ長時間の勉強となります。

睡眠時間も減り気味で、体力的にもつらくなりがちです。

 

こういう時期ですので、

11月頃は体調を崩す生徒が目立ちます。

新型コロナは今のところ比較的落ち着いていますが、夜は暖房が必要な時期になりつつあり、昼と夜で着るものを1枚増やす必要が出てきます。

実は、私が教えている生徒も、この1週間に一気に3人が体調崩したりケガしたりと、大変なことになってしまいました。(新型コロナではありません)

 

具合が悪くなり数日のあいだ寝込むと、勉強が遅れてしまうのでは?という心配をしてしまいます。

でも私は不要な心配は避けるべきと考えます。

 

【考え方】心配しすぎない。

基本的な考え方は、悲観的になり過ぎないことです。

「たいてい1度は寝込む」と考えましょう。

多くの受験生が、6年生の9月から1月の5か月間に、風邪ひきなどで寝込みます。

長時間の勉強で体力すり減らす毎日ですから、たいていの人は一度くらい体調を崩します。

体調崩さず最後の5か月を走り切れる受験生は、一部だけです。

ウチの子も、やはり具合悪くなる時期が来たか、と冷静に考えましょう。

 

【対応1】思い切って勉強を数日休んでは?

39度の熱なら、カラダがだるいでしょうから、勉強しないで寝込むでしょう。

37度5分なら、勉強するのも無理ではありません。

ベッドの中で、ちょうど発売されたばかりの時事問題集・重大ニュースの冊子でも読めばよいのでしょうか?

これは意見が分かれますが、私は思い切って勉強を数日間休むべきだと思います。

キッチリ休んで半日でも早く、復活したいのです。

そのためには、中途半端な勉強をしないで、体力の回復に専念したいところです。

中学受験の勉強はシンドイ面がありますが、全く勉強しない日が3日続けば、気分的な疲れが取れて「さあ勉強だ」という気持ちになれるのではないでしょうか。

 

【対応2】勉強するなら易しい問題と暗記

もし、どうしても勉強しないと気が済まない場合は、「易しめの問題」と「知識の暗記」にするべきです。

体調がよくなくて、集中力に欠ける状態で、難しい「ニュートン算の応用」や「立体図形の切断」を頑張るのは無謀です。普段でも苦しむ分野なのに、調子悪い状態だと解けずにますます焦ってしまいます。

過去問は、偏差値が低い併願校でも、体調が悪いと点が思うように取れないこともあって、解かせるのは自信を無くしかねませんから怖いです。

算数なら易しめの計算や1行問題を解く。国語なら漢字練習を進める。

あるいはベッドの中でも、四字熟語がまとまった冊子を読む、歴史の資料集を読むくらいはできるでしょう。

いずれにしろ、焦って不安にになるのを防ぐのが最も大切です。

 

【対応3】直後のテストは偏差値ダウン覚悟

具合が悪くなって数日、回復してきて何とかテストを受けられそうな状態なら、受けるのも良いでしょう。

ただし、偏差値は下がる可能性大です。

4教科のテストを受けるだけでも体力使いますし、問題を解くスピードがダウンしています。

直前に解いた問題に似た問題が出たなんてこともありません。

だから、「病気から治ってすぐで体力低下してるから、成績は一時的に下がるハズ。仕方ないよ」と生徒に伝えて、成績ダウンを想定しておきましょう。

 

 

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幸いなことに、この5~6年の私の家庭教師先は、皆さん連絡をしっかりしていただいています。

修学旅行など学校行事で休む時は、かなり前にお知らせいただいています。

急に病気で家庭教師お休みの日もありますが、1人の生徒を1年教えていれば、前日・当日キャンセルも2回くらいはあると理解しています。

私も、指導がお休みとなった日を利用して、久々に知り合いと会うために関西方面に出かけました。

帰りに、京都の北野天満宮↑を参拝して、合格を祈ってきました。

2月初めの入試までは、なかなか休みがとれないので、この空いた日を利用して出かけてきました。

入試が迫った時に渡す鉛筆も持ち帰りました。

あと3か月、教える側も力を入れていきます。

 

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過去の記事を3つご紹介します。