社員をどう育てていけばいいのか、

具体的に教えてもらえませんか?

 

 
 

それでは、社員教育のプログラム作成について

考えてみましょう。

 

 

水準以下の店員はお店に出すな

 

 

新人採用にはコストがかかる

 

 人を雇うということは非常にコストがかかります。

給与もそうですが、一人前に育てるには

時間もコストも非常にかかります。

 

 新人を育てる為に、ベテランの社員をつけなければ

なりません。

小さな店だと、1対1での指導になります。

 

 新人とベテランの2人分の給与を出しても

実際の力としては、1人分にもならない期間が

しばらく続きます。

 

 小さなお店にとっては、即戦力を期待しがちですが、

一定のレベルまではお客様の前に出せません。

 

 小さな店では新人を育てている時間を

極力少なくしたいと考えるのは当然です。

 

 そこで、短時間で新人を一定レベルに引き揚げる

マニュアル接客に頼ろうとします。

 

 たしかに、マニュアルさえ徹底的に教育すれば、

一定レベルの接客が可能になります。

 

 でも、このマニュアル接客では一定レベル

止まりになります。

 

 それ以上の接客は、マニュアルに背くことになり

従業員としては実行できません。

 

 また、お客様もそれ以上の接客を期待しないように

なります。

 

 これは、大型店の力任せの接客です。

マニュアル接客の魅力は、一定レベルのサービス、

特に、安さ・早さが売りの接客になります。

 

 小さなお店では、早さや安さでは大型店に

対抗できません。

 

 別のサービス(魅力)を追求しなければ

ならないのです。

マニュアル接客ではダメなのです。

 

 私が、マニュアル接客を推奨しないのは

この点にあります。

 

 

手抜きの教育ではダメだ

 

 マニュアル接客は推奨しませんが、

店員教育にはマニュアルは必要です。

 

 矛盾しているようですが、

一定水準まで、素早く引き上げるためには

マニュアル教育は最適です。

 

 マニュアルとは、最低限マスターすべき

水準であって、スタート地点だと考えることです。

 

 マニュアル接客は採用しませんが、

効率的に教育するには、しっかりとした

マニュアルを作成すべきです。

 

 マニュアルというと勘違いされそうなので、

教育プログラムと言い換えてもいいでしょう。

 

 新人教育は非常に時間のかかるものです。

ところが多くのお店では、2~3時間の教育で

済ませるお店が多いようです。

 

 酷い場合は、数分の簡単な説明で、

後はその都度とか、見て覚えるように

などといって済ませています

 

 特に小さなお店では、この数分の教育というのが

大半です。

 

 これでは、満足な接客ができる訳がありません。

責任者(上司)も新人なんだから仕方ない、

という考えのようです。

でも、お客様の立場では、新人かベテランか等

関係ありません。

 

 製品(商品)で言えば、不良品と解っていて

出荷しているようなものです。

 

 お客様は、一定レベルの接客を受けることを

期待しています。

 

 お店のスローガンが「お客様の為に」とかであれば、

なおさらです。

 

 

新人でもお店の顔

 

 特に小さなお店こそ、新人が一定レベルに

達するまでは、お客様の前に出さないように

しましょう。

 

 全ての店員はお店を代表しています。

教育プログラムを作り、それに沿って、短時間に

新人のレベルを上げるようにします。

 

 よく、研修生とか実習生という名札をした店員を

見かけますが、これは「新人だから多少のことは

ゆるしてね」と言っているように感じてなりません。

 

 お店側の教育の不行き届きを、お客様に押つけて

いても、何も感じないのでしょうか。

 

 

 

教育プログラムの作成

 

 

教育プログラムでは何を指導する

 

 新人を教育するために、教育プログラムを

作成しなければなりません。

 

 教育プログラムでは次の3点を盛り込みます。

 

1 基本的な接客マナー及び仕事(接客)の手順

2 お店のスローガンの説明

3 事例集等での実際の対処法の解説 です。

 

 それ以外にお店独自で指導すべきことがあれば、

追加しましょう。

 

 

理論的にきっちり説明する

 

 まず、1の基本的な接客マナー及び仕事(接客)の

手順は大抵のお店でも実行しているでしょう。

 

 基本的な接客マナーは、本当に基本的なことから

指導しなければならないと実感しています。

 

「こんなことは常識だろう」と思われることも、

指導するようにしましょう。

 

 最近の人達は、一般的なマナーですら教えて

もらっていないようです。

 

 学校でも家庭でもそういう指導はしていません。

 

 まして、接客マナーなど考えたこともないのが

現在の若者です。

 

 仕事(接客)の手順の指導において大事な点は、

手順だけを教えるのでなく、何故そうするのか、

また、次の作業との関連性など、理論的に

教えることです。

 

 今の人達は、頭ごなしの指導や、感情論での

指導では納得しません。

キッチリ理論的に説明し、納得させるようにしましょう。

 

 理論的に説明されて、納得すれば、キッチリ

こなしてくれます。

 

 少し、手間ではありますが、手間を掛けた分

キッチリ効果があります。

 

 

お店の考えを理解させる

 

 つぎの、2のお店のスローガンの説明

これが、最も大事なのです。

 

 お店のスローガンとは、国で言えば、

憲法にあたります。

 

 すべての行動(接客)はお店のスローガンに

基づいて実行されます。

 

 そのことを徹底的に指導します。

お店のスローガンに基づいた行動(接客)を

自分の判断で実行(接客)できる。

このことが、お店のレベルアップ、

差別化になる訳です。

 

 スローガンに基づいた行動は、事例集にどんどん

まとめていきます。

 

 

具体的な行動をはっきり示す

 

 最後の3の事例集等での実際の対処法の解説

これが、お店の接客でのノウハウになります。

 

 お店のスローガンに基づいてといっても、

判断に困る事例は、現場ではよく起ることです。

その場合どう対処するのがベストなのか

指針を示すことで、店員も迷うことなく対処でき、

お店のレベルも維持されます。

 

 ところが、こういう接客での事例集を持っている

お店は皆無です。

私のクライアントでもありませんでした。

 

 これでは、接客時での対応は、店員まかせ

ということになります。

 

 これでは、その店員だけのノウハウになってしまい、

お店としての対応はまちまちになってしまいます。

 

 その店員が辞めれば、そのノウハウは

消えてしまいます。

接客で、対応に困った事例や、新しいアイデアは、

その都度、全員で協議し、良い対応だとなれば、

キッチリ記録し、全員が共有・共用すべきです。

 

 ノウハウの蓄積により、お店はレベルアップ

されるわけです。

 

 なにも、特別なアイデアや奇抜なアイデアでの、

店作りや接客方法は必要ありません。

日々起る問題や、ちょっとしたアイデアの蓄積が

お店を成長させていくのです。

 

 

 

教育プログラムの重要性

 

 

教育プログラムは小さな店こそ重要

 

 教育プログラムの必要性について

もう少しお話しします。

 

 多くの経営者は

「私の店は小さいのでそこまでしなくても」とか

「仕事と言っても簡単な作業なので、

教育なんてしなくても」と言われます。

 

 でも、小さなお店だからこそ、短時間に従業員を

育てなければならない筈です。

1人でも貴重な戦力なのですから。

 

 

低レベルな店員の影響は大きい

 

 2~3時間の短時間での指導だけで、

店に出した場合、不十分な商品知識や

サービス提供のノウハウもない状態で

お客様の接客をした結果どうなるかは、

簡単に想像できます。

 

 売り逃しだけでなく、お店の信用・信頼にも

影響します。

 

 特に、お店のスローガンを理解していない場合は、

お店のスローガンがウソになり、お客様の信頼を

なくします。

 

 たった一人の店員が、今まで築き上げてきたものを

一瞬で壊してしまいます。

 

 

指導しない上司に付いて行く人はいない

 

 しっかりと教育していない場合、

店員は

「何も聞いていない」

「何も教えてもらっていない」のに、

怒られたと感じます。

 

 その通りなのですが、

経営者側は「そんなこと常識だ」と考えます。

 

 この食い違いは、影響が大きくなります。

 

 店員のモチベーションは一気に下がり、

怒られないように、適当に上辺だけを

取り繕うようになります。

 

 小さなお店とは、こんな店員が非常に多いのです。

その原因は、しっかり教育していないことです。

 

 経営者は、店員は勝手に育って行くものだと

勘違いしているようです。

 

 確かに、そういう店員もいます。

 

 でも、モチベーションの下がった店員は決して

育っていきません。

 

 ことあるごとにお店の足を引っ張ります。

 

 しかも、その原因の多くは、しっかりと

教育していないことです。

 最初のボタンのかけちがいは、後からでは

修正できません。

 

 

教育しない伝統はいつまでも続く

 

 これは、経営者だけではありません。

しっかりした教育を受けていない先輩店員は、

後輩の指導などできません。

 

 経営者も先輩も新人を育てようとしない、

 

 これでは店員が育っていくはずがありません。

 

 こういう状態でありながら、最近の若者は

なっていない、とぼやいている経営者が多いのです。

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お店にとって最も重要な接客について

教えて下さい。

 

 
 

従業員を育てるとは、接客力を育てるという

ことだと言えます。

接客力アップに何が必要かをお話しましょう。

接客にテクニックは必要ない

 

接客の上手さがお店の命運を分ける

 

 多くの経営者はよい商品を並べれば売れると

思っています。

また、値段を下げれば売れると考えている

経営者も多いでしょう。

 

 確かに、よい商品であることは重要です。

値段も安い方が売れます。

 

 でも、小売店にとって一番重要なのは、

接客の上手さなのです。

 

 最近の商品は、使い物にならないような粗悪な

モノはほとんどありません。

 外国製であやしい商品がないわけでは

ありませんが、まともな商店に置かれている

商品では、粗悪なモノはないと言えます。

 

 性能も悪くない、値段もそこそこ。

だとすれば、お客様が購入する店を選ぶ基準は

何でしょうか?

 

 お客様にとってお店を選ぶ基準は、

接客・サービスの良さです。

 

 気持よく買い物ができる店なら、少しくらい

高くても購入されます。

 

 信頼のおける店の勧める商品なら、

安心して購入できます。

 

 競争が激しくなった現在、生き残る為には、

商品ではなく、接客力の向上に務めなければなりません。

 

 

接客が上手さとは人間性に依存する

 

 接客する店員の力量は、売上に直結します。

接客の上手い従業員を育てることが、

お店の売り上げを増やすことにつながるのです。

 

 接客が上手い従業員とは、接客の技術(テクニック)

が上手いということでは、ありません。

店員の力量は人間性に依存するのです。

 

 もちろん、テクニックは必要ですが、

お客様が感動するのは、テクニックを

越えた所にあります。

 

 むしろ、言葉巧みな接客は警戒されます。

 

 計算された接客では、お客様に感動を呼びません。

 むしろ、買わされた、売りつけられたという

印象が残るケースも多いものです。

 

 ところが、人間性の高い店員は、特に女性の場合は

良縁に恵まれ、結婚してお店を辞めてしまいます。

常に豊かな人間性のある人を、補充しなけれ

お店の維持・成長は望めません。

 

 

経営者自身が率先して人間性を高める

 

 優秀な従業員を採用するには、面接などで、

相手の人間性を見抜くしかありません。

 

 でも、相手の人間性を見抜くのは難しものです。

それには、まずあなたが感受性や人間性を

磨かなければなりません。

 

 素晴らしい感受性・人間性の持ち主は、

相手の感受性や人間性を見抜けるのです。

 よい物は共鳴しあいます。

 直感的にわかるようになります。

 

 面接では、容姿や積極性(やる気)で

判断してはいけません。

 

 容姿ややる気は、人間性を表すものでは

ありません。

 

 また、売込みの激しい人も要注意です。

接客とは売込みではありません。

お客様のニーズを聞き出し、お客様のニーズに

合った商品を勧めることです。

 

 売込みの激しい人は、接客には向いていない

のです。

 

 売込みの激しい人は、積極的でやる気が

あるように見えますから、経営者としては

頼もしく感じものですが、お客様にとっては

決して好印象とはいえません。

 

 

 

 

お店全体を見渡す広い視野が必要

 

接客の上手い人は広い視野持つ

 

 お客様との関係を密にするには、まず視野を広く

持つことです。

 

 視野を広くすれば、お店の内外の動きが見えてきます。

通路(道路)を歩くお客様の中で、お店に関心がありそうな

お客様が見えてきます。

 

 店内でも、何か困っているようなお客様も見えてきます。

 

 店内の商品を整理したり、掃除したりしながらでも

遠くにいるお客様にも、きちんと目を配るように

しましょう。

 

 接客のことばかりに気をとられていると、

目の前のことしか見えません。

お客様が何を望んでいるかは、見えてきません。

 

 店内の状態から、店外の状態まで見渡すような

広い視野を持つことが、接客の基本になります。

 

 

お客様は店員をよく見ています

 

 また、お客様の方も遠くから店員を観察しています。

お店の内外を問わず、お客様は店内の商品と同時に、

店員の動きも観察しています。

 

 店員の印象がお店選びの重要な要素なります。

 

 店内にお客様がいないからと、おしゃべりして

いるようでは、お客様によい印象を持ってもらえません。

 

 店内にいる、お客様だけがお客様ではありません。

道路を歩く人も含めて考えなければならないのです。

 

 視野を広く持てばわかります。

道路を歩いているお客様は、店員の動きを見ています。

注意しましょう。

 

 

お店の事情をお客様に押し付ける

 

 店員というのは、接客以外にも多くの仕事があります。

特に在庫整理や商品の入替え等があれば、

接客どころではありません。

 

 でも、そんな心理状態で接客されては、

お客様はたまったものではありません。

 

 店員が忙しいのは、お客様には関係のないことです。

そういう状態にならないようにするのが、

上司の役目です。

 

 よく、飲食店等で、責任者が店員と一緒になって、

テーブルふきや、配膳を手伝っているのを見かけます。

 

 本人は店員の負担を少なくしようと、一生懸命

なんでしょうが、上司の役目とは、そういうことでは

ありません。

 

 お店全体を見渡し、手抜かりがないか、緊急性の

ある対応はなにか、しっかり見極め、指示することです。

 

 

お客様は無視されるのがイヤ

 

 責任者が店員と一緒になって動いている店に限って、

お客様への対応が遅れがちです。

 

 全体が見えていないのですから当たり前です。

忙しくなれば、人間の視野はどんどん狭くなります。

忙しくなれば、全体を見渡す余裕などありません。

 

 責任者はしっかり全体を見渡し、指示をしなければ

ならないのです。

 

 責任者が動き回るより、優先順位を決め、店員に

指示した方が、スムーズに作業は片付きます。

 

 また、お客様が最も不満に思うことは、自分だけ

放っておかれることです。

 

 責任者は見落としがないように、広い視野で

全体を見るようにすべきです。

 

 

 

 

型通りの挨拶に意味があるのか

 

型通りの挨拶等いらない

 

「いらっしゃいませ。よろしかったら

ご覧になってください」

 

 これは、接客でよく使われる言葉です。

こういった挨拶で、接客のきっかけにします。

 

 丁寧で柔らかい印象があり理想的な気がします。

でも、私はこの言葉に抵抗を感じます。

 

 この言葉から接客が始まるからです。

「あなたはお客様ですね。何が欲しいのですか?

と急かされている感じがします。」

 

 私は、お客様が来店されても、むしろ挨拶は

いらないと思っています。

 

 お客様の来店後は、しばらくは放っておいた方が

いいと思います。

 

 もちろん、目が合えば挨拶はしましょう。

その場合も「いらっしゃいませ」ではなく

「おはようございます」と普通の挨拶の方が

いいと思います。

 

 

お客様の状況を判断する

 

 でも、お客様が店員を捜しているような素振りを

見せたら、すぐに対応します。

 

 お話ししたように広い視野を持っていれば、

簡単に判断できる筈です。

 

 ところが、前記のような丁寧な挨拶をし、すぐに

接客に入るようなお店では、売れる見込みがないと

判断すると、その後は全く無視するような対応を

とりがちです。

 

 無視する気はなくても、見えていないのです。

 

 お客様は心を開くまで、決して本音を言いません。

心を閉ざした状態では、いくら接客しても

売れません。

 

 そこを、むりやりこじ開けようと接客をする為、

営業マン(店員)は嫌われるのです。

接客テクニックに頼っている、お店や店員のよくやる

ミスです。

 

 

山びこあいさつはうるさいだけ

 

 一方、お客様の来店と同時に、店内のあちこちで

「いらっしゃいませ」という声が聞こえる店もあります。

 

「山びこあいさつ」と揶揄する声もありますが、

お客様が来店されたら、挨拶をしようということが、

徹底されているのでしょう。

 

 何の意味があるのか疑問です。

少なくとも挨拶は相手の目を見てするべきです。

 

 ただし、来店即売上のお店、例えば飲食店や

理美容店では、お客様の来店と同時に挨拶して

接客の対応をしなければなりません。

 

 挨拶をしようと指導するのでなく、来店くださって

ありがとうという気持を持つことが大事であり、

そのことを指導すべきです。

 

 ありがたいという気持を持って、挨拶するなり

接客すべきなのです。

 

 マニュアル的な形だけを指導するのでなく、

根本にある「お客様の為に」という、お店の

モットーやスローガンを徹底的に指導すべきなのです。

 

 接客では、テクニックを磨くのでなく、

心を育てるのが大事なのです。

 

 

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前回では、従業員を雇う際の注意点を伺いましたが、

具体的に上司や経営者は何をすればいいのでしょうか?

 
 

今回は、人材育成の2回目として、

上司のやるべきことについて考えてみましょう。

目標は全員で取り組む

無意味な競争はお店を乱す

 

 会社であれ、お店であれ、複数の人間が仕事を

していれば、必ず他人やお店の足を引っ張るという

行動をする人が出てきます。

 

 人間には嫉妬や妬みが付き物ですから、

ある程度は仕方ないと言えます。

 

 でも、そんな状態を放置していては、従業員の

気持を乱し、店内の空気も悪くなります。

悪い芽は早めに摘み取ることです。

 

 負けず嫌いなのは、悪いことではありません。

でも、他人の足を引っ張り、引きずり降ろすような

行動を取るのは問題です。

 

 これは、自分というものがなく、自分に自信が

ない為に、自分を向上させることできないからです。

 

 

目標は全員で実現する

 

 こういう状態に気付いたら、速やかに

対応しなければなりません。

 

 ただ、対応の基本として、お店のモットー・

スローガンや目標をしっかり説明し

理解させることが重要です。

 

 従業員全員でその目標・指針に向って

行動することで、足を引っ張り合う等

というヒマはなくなります。

 

「一人でも多くのお客様に喜んでもらう」等と

考えて行動することで、他人の足を引っ張る等

という低次元の争いに興味をなくします。

 

 また、評価もモットーの遵守を基準にすることで

ライバルの足の引っ張り合いも、意味がなくなります。

 

 

上司が率先して行動する

 

 従業員が上司やお店の足を引っ張るという場合は、

上司がなめられていると考えていいでしょう。

 

 こういった場合は、上司がお店のモットー・

スローガンや目標に向って、一生懸命に努力している

姿を見せることで、解消できる場合が多いものです。

 

 上司が本気でお店のモットー・スローガンや

目標に向って行動していることを見せることです。

 

従業員は上司の行動をよく見ています。

口先だけで、実行が伴っていないと、

見下してくるものです。

 

 

全員で目標に向って頑張ろう

 

 足を引っ張る人というのは、認められたいという

思いが強いのでしょう。

これは、決して悪いことではありません。

 

 その思いを満たしてやるためには

「ほめる」ということが効果のある方法です。

 

 毎日・毎週・毎月と目標を示し、達成できれば

ほめる。

そして、全員で喜びあうことです。

 

 達成されなければ、問題点を全員で話し合い、

改善していきます。

 

 全員で、喜び、反省し、ほめあうことです。

 

 人は、目標がないと本能だけで行動します。

 

 悪い方に向わないためにも、しっかり目標等の

指針を示しましょう。

 

 

 

 

上司・責任者がやるべきこと

指導とは叱ることではない

 

 上司や責任者の仕事とは、多種多様にわたり

忙しいものです。

 

 でも、その中でも最も重要な仕事に、

部下を指導することがあります。

ところが、最近では、部下に注意する、

忠告するということが、少なくなっているようです。

 

 部下のミスに対して面と向かって注意する

ということをやらない上司多いようです。

 

 ただ、注意すると言っても、叱るということとは

違います。

 

 叱るということは、どうしても一方的になりがちです。

 

 部下の意見もしっかり聞き、指導することが

上司の仕事です。

 

 

その場・その時に指導する

 

 指導する場合は、できるだけその場で行いましょう。

といってもお客様の前では控えるようにしますが、

できる限り直後に指導すべきです。

 

 時間が経ってしまうと、指導される側も叱られた

という印象しか残らず、内容が頭に入りません。

 

 指導するということは、改善させることですから

相手も納得しなければ効果がありません。

それには、時間をおいてはいけません。

 

 

お店のスローガンに沿っているか

 

 単純なミスは、間違いを正し、正しいやり方を

指導すれば済みます。

でも、接客等の考え方の違いは、しっかり

相手の言い分も聞くようにします。

 

 そして、その考え方がお店のスローガンに

沿っているのか、ここがポイントになります。

 

 お店のスローガンに沿っていないのであれば、

もう一度スローガンを理解させなければなりません。

 

 問題は、お店のスローガンに沿った行動であったが、

お客様を怒らせるような結果になった場合です。

 

 

お店としての対応をはっきり決める

 

 この場合は、じっくり話し合う必要があります。

また、場合によってはスタッフ全員で話し合うことも

必要になるでしょう。

 

 全員で話し合い、お店としての対応はしっかり

決めることです。

その結果は事例集として記録し、

全員で守るようにします。

 

 曖昧に店員の判断に任せるようなことをしては

いけません。

お店としての方針ははっきり示すべきです。

 

 店員個人の判断に任せていては、対応が店員により

バラバラになり、お店としての方針がなくなります。

こうやって、お店の方針(スローガン)は忘れ去られて

しまうのです。

 

 また、事例集としてのノウハウを多く持っている

ことが、繁盛店に繋がります。

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人材育成について教えてもらえますか?

 
 

今まで、断片的に思いつくまま、いろんなことを

書いてきましたが、これからは、一つのテーマを

系統立てて解説していきたいと思います。

まずは、「人材育成」について

解説していきましょう。

 

 

 

経営者の役目は従業員を支援する組織づくり

 

組織は逆ピラミッド型にする

 

 飲食店や小売業において、接客に携わる従業員は

最前線で働く最大の戦力です。

商品(料理)も重要ですが、従業員の力の差が

お店(会社)の差に繋がります。

 

 お店(会社)が成長する為には、従業員を育てる

人材育成が最重要です。

でも、経営者の目は商品に向きがちです。

たしかに、商品に魅力(力)がなければ、成長は

望めません。

とはいえ、従業員の質が悪ければ、お店(会社)の

成長はありえないのです。

 

 たとえ、商品がオリジナルであり、他店ではマネの

できないものであったとしても、その商品に近いものは

他店で手に入ります。

わざわざ、嫌な思いをしてまで、あなたのお店で買う

ということはしません。

 

 このように、商品と従業員は車の両輪です。

両者が揃わなければお店は成長しません。

そこで今回は「人材育成」ということを

考えてみましょう。

 

 通常、会社等の組織は、ピラミッド型になっています。

従業員が一番下で、その上に管理職がおり、

最も上に経営者が位置します。

命令系統としては、それでいいのですが、

販売(接客)に関しては、逆ピラミッド型であるべきです。

 

 お客様と接する、従業員が最も上に位置し、

それを支えるのが、管理職になり、その管理職を

支えるのが、経営者となります。

 

 

現場のスタッフが働きやすいこと

 

 管理者の役目は、現場のスタッフが心から

お客様を大切にする、という接客ができるように、

心配りをすることです。

現場のスタッフを支援するのが管理者の役目です。

決して、上司が部下を支配し、自分の思い通りに

部下を動かすということではありません。

 

 従業員が満足してプライドの持てる環境づくりが

管理職(リーダー)の役割です。

 

 管理職とは、部下を管理することが仕事だと

勘違いし、部下を縛りつけ、合理性を押しつけ

ようとしがちですが、これは、大きな間違いです。

部下を補佐するのが仕事なのです。

 

 もちろん、組織を維持するには、管理する人が

必要ですが、管理ばかりでは、従業員が自由に

動けません。

 

 結果、お客様への対応も型通りの対応となり、

決して感動を与える接客などできません。

管理職とは、人を管理するのではなく、

仕事(環境)を管理・整備するのが仕事です。

 

 

偏見のない独断で決定

 

 従業員を支えるべきリーダーは、積極的に

部下の意見を聞かなければなりません。

いろんな意見が出てくるでしょうが、

経営者とは、それらを自分で判断し、ベストな

方法を、決定していかなければなりません。

 

 その際、重要なことは、偏見のない独断です。

 

 独断というのは悪い印象がありますが、

リーダーは、自分で決断しなければなりません。

排除すべきは「偏見」であって独断ではありません。

 

 偏見のある独断は、ワンマンになり、

自分勝手な判断に陥ります。

 

 その際の判断基準は、会社(お店)のモットー

になります。

 

 モットーに合致しているかどうかが、判断基準であり、

決して、自己や一部の人間の利益を判断基準

にしてはなりません。

 

 

 

伸びる従業員を見つける

 

従業員は育てていくもの

 

 人材育成の第一段階は、採用時です。

相手の人間性を見極めなければなりません。

採用時で間違えれば、後からの成長は望めません。

 

 とは言っても、短時間の面接ではなかなか

判断できないのも現実です。

 

 そこで試用期間を設けるのも一つの手です。

試用期間は、2ヶ月もあれば充分でしょう。

この2ヶ月間で従業員の人間性や将来性を

見極めるようにします。

上辺だけのごまかしは、2ヶ月ももつことはありません。

 

 でも、高い感受性や人間性を最初から

持った人というのは、そういる訳ではありません。

採用してから、育てていくという考えも必要です。

 

 そこで、ポイントになるのが、夢を持っているか

ということです。

 

 

夢を持つことの重要性

 

 その夢がお店や職種と直接関係なくてもいいのです。

夢を持っている人は生き生きしています。

夢を実現させるためには、目の前の仕事に対しても

一生懸命取り組むという傾向があります。

 

 ただ、最近の若い人は、夢を持っていないようです。

将来なにをしたいか、どういう人間になりたいか等

という夢がない為に、一日を惰性で生きています。

こういう人に高い感受性や人間性を求めてもムリです。

 

 ただ、夢の実現の為にお店の仕事に支障をきたす

ようでは問題です。

いくら感受性が高くても、常識が欠けている場合は、

注意し教育しなければなりません。

 

 若い人には常識が欠けているケースも見かけますが、

高い感受性や人間性を備えている人は注意すれば、

すぐに良くなるものです。

ただ、常識を教えられなかったために、知らないだけ

というケースが多いのです。

 

 

純粋で素直であること

 

 また、接客テクニックを身につけている人のなかには、

仕事や他の店員を、バカにするような態度を

取る人がいます。

 

 こういう人は、他の店員やお客様から見放されます。

店員はいつでも純粋でなければなりません。

能力があるからと、手抜きを考えるようでは

伸びは止まってしまいます。

 

 従業員には素直さも必要です。

上司が注意や指導をしても、

すぐに「でも、○○○だから」と反論や言い訳を

するようではダメです。

 

 もちろん、意見をいうことは、いいことです。

でも、相手の意見をまともに聞かずに、

すぐに言い訳をするようでは、その後の

成長は望めません。

 

 

誰も見ていない時の行動

 

 誰も見ていない時やヒマな時の行動には

特に注意をしましょう。

ここぞとばかりに私用を片付けようとするか、

店内を見て回り、商品のチェックや掃除をしようと

するかの違いです。

 

 誰も見ていない時にも一生懸命仕事をする人には、

固定客もつきます。

お客様は常に店員を見ているのです。

一生懸命さはお客様に伝わります。

 

 

 

やる気より人間性がポイント

 

店員の質の低下

 

 最近は、従業員の質が低下しているという

話しをよく聞きます。

店員による万引き(店員による商品の持ち帰り)

は常にあるようです。

 

 しかも、本人は売れ残りだから問題ない

という認識で、悪い事とは思っていないようです。

また、気に入らないことがあれば、掃除をする

フリをして商品をこわすということもある

と聞きます。

ワザとディスプレーをこわし、自分の思うように

変更して、自慢している等という話しもあります。

 

 こういうわがままな人がいれば、周りの従業員に

影響するだけでなく、お客様に対しても悪い印象を

与えてしまいます。

 

 こういう従業員は即刻やめてもらうしかありませんが、

こういう態度の人は、やめる時にも色々問題を

起こします。

非常にやっかいな存在です。

 

 

短期採用等で相手をチェックする

 

 こういう人は、採用時点でできるだけチェックし、

排除しなければなりません。

その為に、面接だけでなく、試用期間や短期採用

として採用する等、相手をチェックできる期間を

取るべきでしょう。

 

 そして、その間に自分の事情(要求)を

どの程度、主張するかチェックします。

自分の事情(要求)を優先するようでは、

後々リスクが多いと思われます。

 

 もちろん、全てを会社(店)に合わせろと

言っているわけではありません。

でも、自分のスケジュールに会社(店)は

譲歩すべきだと、考えるようでは問題があります。

 

 

やる気でなく人間性を見る

 また、面接時にやる気があるかをチェックしますが、

もちろん、やる気がないのは困りますが、

やる気をアピールしすぎるのも考えものです。

そのやる気が、プラス方向に向いている間は

いいのですが、マイナス方向に、特に他の店員の足を

引っ張るようになっては、店全体の雰囲気が

悪くなります。

 

 やる気は、採用後お店のスローガン等の教育で

育てていくことができます。

面接時はやる気よりも、人間性に注目すべきです。

とは言っても、人間性を見抜くのは簡単では

ありません。

 

 そこで、面接時には世間話や雑談を中心にして

みてはどうでしょう。

上辺だけの返答ではなく、身近な話しになると、

地金が出やすくなります。

これは、採用後でも普段の会話に注意していると、

本音が出てくることがあります。

そういう点を見逃してはいけません。

 

 

休日明けは本音が出る

 

 また、休日明けの従業員はしっかりチェックしましょう。

まあ、遊び疲れ等はおおめに見るとしても、

やる気が失せているようでは要注意です。

何か不満があるのか、行き詰まっているのか

注意して見ておくようにしましょう。

 

 多くの金を使い、せっかく採用した従業員です。

大事に育てていくことが重要です。

とはいえ、マイナス思考の伝染は非常に早く

あっという間に、お店全体に広がります。

悪い兆候は、素早く解決すべきです。

 
 

顧客サービスが大事だと

聞いたのですが、

重要ポイントを教えてもらえますか?

 

 
 

まず、サービスを選択する

必要があります。

お客様が望まないサービスは、

顧客サービスにはなりません。

押し付けサービスは逆効果ですから、

注意しましょう。

では、具体的に説明しましょう。

顧客サービスがお店の将来を決める

 

お客様の望むサービスをする

 

顧客サービス

という言葉を、

よく聞きます。

 

顧客サービスを

実行すれば、

顧客満足が得られ、

売上げが伸びると

考える訳ですが、

 

顧客サービスの

意味をしっかり

把握しておく

必要があります。

 

顧客サービスとは、

お客様が望んで

いることを

実行することであり、

 

お客様が望んでいない

サービスは

サービスの押し売りに

なります。

 

その為には、

お客様が望んでいる

サービスを探る

必要があります。

 

お客様の望んでいる

サービスが見つかれば、

お店全体で実行する

ことです。

 

店員によって実行したり、

実行しなかったりしては

お店としての

顧客サービスに

なりません。

 

お店全体でサービスを実行する

 

お店として

顧客サービスを

実行するとなれば、

きっちりシステム化

する必要があります。

 

規則も決めて、

均一のサービスが

実行できるように

することで、

始めてお店としての

顧客サービスに

なります。

 

商売とは、

商品を売るだけでは

ありません。

 

お客様の期待に応え、

満足させることが

重要です。

 

お客様を満足させる、

顧客サービスの

レベルがお店のレベル

だと言えるのです。

 

どこのお店でも、

同じような商品を

扱っている現在、

 

顧客サービスが、

お店の将来を

左右すると言えます。

 

お客様が望んでいる

サービスを、

早急に見つけるように

しなければなりません。

 

 

今回のまとめ

 

お客様が

望んでいる

サービスを

実行することが

お店の将来を

左右します。

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