「立替え」の年 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “大正10年10月10日、父と一緒に綾部の教主殿で、かねて念願の聖師さまにご面会ができました。その時聖師さまは、

 

『西洋の予言者(第一次大本事件直後のため当時聖師さまの言論はことごとく監視されていたので、ご自分のことを西洋の予言者にたとえられた)が、西暦年代の末尾が3の年に立替えがあるといっている』

 

とお示しくださいましたが、1923年は大正12年にあたり、関東大震災の予言でした。私は家とともに全壊の危機に遭いながらも、ただ一心に祝詞を奏上していますと、天井は畳の上から1メートル離れたところまでくずれ落ちましたが、奇しくも、私はその間に在ってかすり傷一つなく救われ、聖師さまのご警告とご神助の尊さに感激し、いっそう信仰心をつよめていったのです。

 父はその後も朝に夕に神さまのお話をしてくれました。また機会あるごとに聖地参拝をして、青年の私に大本神の偉大なことを知らしめました。結局、父の信仰態度に感化されて、私の魂は神に向けさせられたのです。今にして思うことは、親の信仰生活のあり方がどんなに大切なものかということです。”

 

      (「おほもと」昭和47年9月号 鈴木孔喜『父の感化と体験』より)

 

*鈴木孔喜氏は、関東大震災が「立替え」であったと解釈されたわけですが、皇道大本には当時も今も、関東大震災で立替えが終了したなどと考えておられた方はいなかったはずです。関東大震災ではなかったとすると、考えられるのは第二次大本事件(1935)か大東亜戦争(1941)ですが、どちらの発生した年も末尾が3ではありません。「立替え」がこれから起こるのであれば、来年はもう2023年ですし、その次は2033年となります。

 

*ガラバンダルで聖母マリアのご出現を受けたコンチータは、

「(預言された)奇跡に関して日付を推測することは、聖母に対する信仰の欠如を示しています。このようなことにエネルギーを費やすより、メッセージを生きることに費やす方がはるかに良いのです」

と言っておられますので、本来は「大奇跡の日はいつか?」とか「立替え(大峠)がいつ起こるのか?」といったことには関心を持ってはならないようです。それでも、『立替え立直しがある』ということは一人でも多くの方に知らせねばなりませんので、この鈴木孔喜氏が出口王仁三郎聖師から聞かされた話をここに紹介させて頂きましたが、「いつ起こるのか?」ということについては、これ以上の詮索は控えたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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