知能検査って本当に正確? 何の為に必要? | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

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例えば、

「神経発達症(発達障害)が治った」

と言うと、

「誤診だったのではないか?」

と言う人がいるそうです。

 

そうじゃないとわかると、今度は

「元々軽かったのだ」

とまで言うのだとかあせる

 

この場合の軽いと言うのは、昔、よく使われていた

「重度の自閉症」とか「軽度の自閉症」という様な区別の仕方ではなく、大変さとかの意味なのでしょう。

 

スペクトラムと言われるようになった自閉症の場合、その前にわざわざ重度とか中度とか軽度ってつける意味があるのでしょうか?

 

検査で出た知能指数はその人の大変さに依存しません。

 

そもそも知能検査って正確に測定されているのでしょうか?

 

チョロちゃんが幼児期から何度か受けたことがある検査の一つにWISCがあります。

この検査は話せる事が大前提の検査だと思うのですが…?

 

だから、話さない子(人)は低い評価になって昔で言うところの「重度」という事になるのではありませんか?

それとも、全く違う方式の検査を受けているのでしょうか?

 

現在は変わっているのかわかりませんが、以前はそんな事はなく同じ検査だったと思います。

そうであるならば、WISC検査は言葉で答える質問がたくさんあるので、この検査に向いていない人達がいると思います。

 

 

例えば、東田直樹さん。

ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょうが作家です。

 

直樹さんのコミュニケーション方法はわたし達が普段使うような形の言語ではありません。

 

だけど、パソコンを使って本を書き、著書も多く、英訳もされてたくさん売れた本もあるベストセラー作家です。

 

以前、直樹さんが「重度の自閉症」といわれたことから、著書は直樹さん自身が書いたのではなくお母さんの美紀さんが書いたのではないか?とまで言われていた時期もあったそうです。

 

一度でも直樹さんの講演会に行った方ならおわかりでしょうが、講演会の最後の質疑応答でその場で質問に答える直樹さんを見たら、あれをお母さんが言わせて(言って)いないことは一目瞭然でしょう。

 

それに、プライベートでご一緒した事もありますが、そういう時にも(例えば飲食等)自分で決めて、思ったことを伝えてくれます。

 

直樹さんを知的障害がある人というでしょうか?

知能検査の数値はどこまで正確なのかな?

と思います。

 

検査自体、受ける人のその日の体調や検査をする人との関わり方や検査者との相性等で随分違ってくるでしょうし、例えばチョロちゃんの場合、幼い頃は拘りが強かったし、検査の意味合いもよくわかっていなかったから自由気ままに検査を受けていました。

 

拘りと言うのは、例えば積木で検査者と同じ物を作るように指示されたとして、それを作りたくないと思ったら作らないあせる

 

そんな中で測定された結果に一体何の意味があるのでしょうか?

 

これは、ずっと前に聞いた話ですが、我が子の検査前日に

 

「重度判定」が欲しいから、

わざと睡眠不足の状態で検査を受けさせる。

とか

わざと癇癪やパニックを起こさせる。

等と言っている親もいるそうです。

 

これが本当だとしたら、尚の事、検査の意義は何なのか?と思います。

 

IQの数値はその人の生活の質を図るバロメーターにはなりません。

 

就学の時に

特別支援学級、或いは特別支援学校のどちらにするか?

という判断基準もこれだけではないでしょう。

 

明らかに普通学級での学習についていけない場合に参考(確認)の為には必要なのかも知れませんが…。

 

他にも色々な検査がありますが、知能指数も変動するので数値はいつまでも同じではありません。

 

そういう事を知らない人もいるのではないかな?と思いました。