親が育てばブログも変わる ② 〜 叱ってはいけないの? | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

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チョロちゃんが診断される少し前からアレコレ読み漁った数々の本。

 

その中に書かれていた事は、どれも似ていました。

育児に関して書かれていたのは、

「褒めて育てる」

特に印象に残っているのが

「叱ってはいけません!」

でした。

 

覚えているのは、凸凹発達の子(人)は自己肯定感(セルフエスティーム)が低いので、叱らずに褒めてて育てる。という内容。

 

叱られて自己肯定感が下がって二次障害(三次障害)になったら大変なので叱ってはいけません。

と、いう様なことがたくさんの本に書かれていました。

 

当時はそのまま鵜呑みにして、叱らない様に注意していました。

 

 

当然の事ですがそういう事は本だけではなく、講演会、研修会、勉強会でも話されていました

 

ペア・トレ(ペアレント・トレイニング)でもこの事はとても強調されていました。

わたしが受けたペア・トレの講師は凸凹発達の子育てをしている人(母親)でした。

 

この方自身、我が子を叱らずにどうやって褒めるか?を常に考えながら声をかけていたという事でした。

 

とはいえ、幼児期のチョロちゃんはとっても育て難い子で、(親から)叱られる様な事しかしないので、それを叱らずに褒め言葉に変換するのはとても大変な事でしたあせる

 

今思えば、これは、親としてのわたしの正常な思考をストップさせるきっかけの一つだったと思います。

 

この「叱らない」に限らず、神経発達症(発達障害)の子育てに関しては、これまで当たり前だった事がひっくり返されたので、そういうアレコレを知る事やそれに慣れる事に苦心しました。

 

今思えば、

悪い(叱られる様な)事をしている我が子を親が叱る。

のはごく当たり前の事で、東京の下町育ちのわたしにとっては叱られる相手は親だけに留まらず、近所のおじさん・おばさんですら叱ってくれる人達でしたから、そういう事があたり前だった自分の子どもの頃とは全然違ったので、それに順応するのにも苦心したのですあせる

 

だけど、本に書いてあるから、講師の偉い先生方が言っているから…という理由で自然の感覚(欲求)とは違う事をしなければならない。というわたしにとっては不自然な育児を強いられたのですから、当然、ストレスになりました。

 

叱るというのは、別に怒りに任せて感情的になるという事ではなくて、善悪をしっかりと教える事です。

集団生活が始まると必然的に関わる人(子)が増えて、毎日の様にトラブルも起こります。

 

そういう時にどう矯正するか?というのはとっても大切な事なのに、悪い事をしても叱らない。のであれば、その子は一体どんな人になるのでしょう?

 

先のペア・トレの講師だった人の子ども(といっても成人している)は、わたしからしたら驚くような経歴なのですが、講師はそれを笑いながら、まるで武勇伝よろしく話しているのを聞いて呆れましたし、道徳的な方向性も子育てに関する考え方も全く違うこの人の研修を受けても、わたしにとっては勿論ですが、当然チョロちゃんにとって良い事にも思えなかったので、途中で受けるのを止めました。

(他に何人もの人達が途中で止めました)

 

ある人は、これまでの育児を全否定されて心身共におかしくなった。と話していました。

 

研修会も講習会も勉強会も自分の意思で始めたのであれば、止めるのも自由です。

それが正しいと思えば続ければ良いし、おかしいと思ったら止めればいいのです。

 

 

そうやって色々な体験の中でわたしは自分が本来持っている筈の「親の勘」とか社会の常識の様なものから大きくかけ離れつつある自分に気づきました。

 

それから気持ちを切り替えて、思いを立て直していきました。

 

親として、チョロちゃんにとって何が良いのか?悪いのか?を考えるのに、周りのだれかの基準じゃなくて本来持っている筈の自分の勘に頼る事にしたのです。

 

そうする事で責任は自分で持つことは当然ですが、選択の幅が広がったのです。

 

花風社の本を読むと~~しなければなりません!

なんていう事は一切書かれていません。

方法として、或いは方向性は書かれていますが、どうするか?は自分たちで決めるのです。

 

著者の皆さんもそういう方々ばかりなので、本を読んでもしっくりときました。

 

わたしのブログの最初の方は、自分の意思に反してしていたことがたくさん書かれているので、今のブログを読んでくれている人には???かも知れませんが、これはわたしの気づきと育った結果なのでそのまま残しておきます。

 

どうするか?

はその人が選んで決める事です。

 

人に惑わされることなく、我が子にとっての一番は自分で決めて凸凹育児を楽しみましょう♪