こんばんは。
選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。
昨日の「愛・所属の欲求」
に続き、
【欲求のプロフィール】の第二弾
力・価値の欲求の強い人の走り方(行動)について。
力・価値の欲求の特徴は
「あきらめない」
「負けたくない」
「認められたい」
の三拍子
昨日の記事で、ちらりと触れた
一瞬「愛・所属の欲求」の強さかと思われやすい
「もっと私を愛して~!」は、通常、
「もっと私を認めて~!」に変換される
ものなので、力の欲求に関係していると理解出来ます
力・価値の欲求は
「自分には力(価値)があると感じたい」
と思う欲求です。
人はその力を感じるために
目標を達成したり、
誰かの役に立とうと貢献したり
注目を得るために、
様々なチャレンジをするのです。
だから、これが強い人は
「勝つまで(出来るまで)頑張る!」
「頼られると、尚更がんばる!」
「リーダーシップを発揮する」
「(他者からの)評価に敏感」
「一番が好き」
…等々。
(ぷぷ…これも結構いらっしゃるでしょ???)
そして、これらの要素が
度を過ぎるとどうなるか?
「負けて終われないでしょー!」
と競争や議論から抜け出せなくなる
自分の思うように相手が動いてくれないと
「なんで出来ないの?」と支配的になる
どっちが勝ってるか?劣ってるか?
という比較や格付けの意識が強くなる
お分かりですね・・・
グラッサー博士が
「外的コントロールは、力の落とし子」
だと言っているように、
力の欲求の強い人は、
最も外的コントロールに
気をつける必要のあるタイプです。
(と言っても、力の欲求は誰にでもあるものですから、
これが低いからと言って、
外的コントロールを使わないわけではありません)
力・価値の欲求から発生する外的コントロールは、
言わずもがな・・・
私はあなたが何をすべきか知っている
だから言うことを聞きなさい!
という種類のものが圧倒的に多いはずです。
特に、自分なりの
「正しさ」にこだわりを持った場合、
その傾向は強くなるように思います。
そして、相手との関係は
きっとみるみる遠ざかってしまいます。
やはり、選択理論の鉄則は、
【自分のハンドルは自分が握ること】
です。
そして、グラッサー博士は、その欲求の満たし方として
【責任の概念】
というガイドラインを教えて下さいました。
「他人の欲求充足の邪魔をしないで自分の欲求を満たすこと」
力・価値の欲求が強い人の頑張り力は
健全に使われたときこそ、真のパワーを発揮しますね。
(…と、力の欲求の強い私は
自戒の意味を込めて書きました)
《第三弾》
につづく…
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