こんばんは。渡辺奈都子です。
先日、著書をお読みいただいたというKさんからのコメントで、
「どなたか、私はこうやって(外的コントロールを使わないで)
力・価値の欲求をうまく満たしています、という方がいらっしゃれば、教えていただきたいです」
というご質問をいただいていたので、
過去記事を編集しながら、それにお答えしてみたいと思います。
(ちょっと、長文になっちゃいました…)
外的コントロールについて、グラッサー博士は、
「力の落とし子、自由の敵」
と表現されています。
これは、私たちが外的コントロールを使いたくなってしまう背景には
主に、遺伝子の指示である「力の欲求」が関係していることを意味します。
【参考記事】2)欲求のプロフィール(力・価値)
「力の欲求」は、基本的欲求
の中の一つであり、自己価値の欲求と説明されています。
私たちは誰でも
「自分には価値がある」と思いたいからです。
だってもしも、
外的コントロールを使って相手が言うことを聞いてくれたら
まさに
自分は力を持っている!と確認できる でしょう?
【参考記事】外的コントロールって何ですか?
しかし、心に留めておきたいのは、
外的コントロールと力の欲求の関係について、グラッサー博士は以下のように述べていること…
過日も、ある方が“外的コントロールの致命的な習慣を使ってしまった・・・”と
ご自身の日記に反省を書かれていたのですが、
実のところ、外的コントロール(の考え方や行動習慣)を
私たちの内からすべて取り除くことは、多分不可能だと思われます
それについては、こちらの記事を参照してくださいね。
【参考記事】外的コントロール依存症
ま、だからと言って、
「なかなか止められないし、誰でも使っちゃうんだから、使ったって別に気にしなくていいんだよ…」
と言っているわけでもなく・・・
いかに
外的コントロールを使わない方法で力の欲求を満たす
ための願望や行動のバリエーションを増やせるかが大事なのだと思います。
ある人は、「力の欲求」を満たすために競争やコンテストに挑んだり
ある人は、「力の欲求」を満たすために目標を達成しようとしたり
ある人は、「力の欲求」を満たすために誰かの役に立とうとしたり
します。
それらのことを通して、自分には価値があって、
自分は力を持っているということを確認するのです。
・・・・っとここから、今回特に加筆しますが、
もしもご自身の力の欲求がどんな領域に発揮されやすいのかということをお知りになりたい場合は、
こちらの本をご購入いただいて・・・
ストレングスファインダーという
ご自身の5つの資質を出してみることをお勧めします。
※ストレングスファインダーについては、コチラの記事
をどうぞ^^
半年程前から、このストレングスファインダーの5つの強みの読み方を教えて下さる
こちらの方と親しくさせていただくようになって、
過日はこんなセミナーも担当させていただきました
が、
森川さん曰く、
「動機資質群」と呼ばれる強み
と選択理論の力の欲求はとてもリンクしているのではないか
という興味深い見解を教えてくれました。
(他にも、責任感とか、指令性とか、競争性とか、最上志向とかも・・)
ストレングスファインダーと選択理論は、まったく別のそれぞれのものですが、
私個人としては、ストレングスファインダーをやってみることで
自分なりのイメージ写真の優先順位やこれまで培ってきた欲求充足の方法が
さらに分かりやすくなるのではないかと思っています。
ちなみに私は力の欲求の高いタイプですが、
(なので尚更、力の欲求が強いと人ほど選択理論を学ぶことで変化すると感じるわけです)
ストレングスファインダーでいうところの、
「最上志向」も「活発性」も「自我」も上位5つの強みに入っています
まぁまぁ・・・のものでは満足出来ないし
のらりくらり・・・している人を見るとイラッとすることもあるし
別に誰にも認めてもらわなくても・・・なんて口が裂けても言いませんよ
なので、
・自分なりの上質世界を明確にすること
(ゴールイメージは○○という状態…と具体化します。とくに「どんな自分でいたいのか?」は重要!)
・自分の出来ることは自分の責任で動き出すこと
(動いたり対話したりしながらの方が自分のモチベーションが維持出来るのよね…)
・自分がしたいことで&誰かの役に立つことを模索すること
(自己犠牲的なことは好きではないけれど、誰かに喜んでもらったり感謝されることは気分がいいですもの… )
みたいな、自分の力の欲求を満たすための思考活動は常にしているかもしれません。
もちろん、私の例ですけど・・・
そうそう!
直近で言えば、今回本を出版したことで、
私の力の欲求が満たされた部分は大いにあります
(自分の主張も一杯書いたけど、でもこれは外的コントロールじゃないわけです。
グラッサー先生も、「本は情報だけで、コントロールは微塵もない」って言ってるしね^^)
選択理論を全く知らなかった人たちが、私の本をきっかけに
選択理論をもっとしっかり、もっと深く学びたい!という入口に立って下さったのなら
もう、それはそれは、私の力の欲求のビールジョッキもジャブジャブ満たされるわけです。
(もちろん、読んだ人全員のお役に立てるわけじゃないし、
こんなこと知ってたし買って損した…っていう人のコメントも目にするんですけどね…^^;)
ご質問いただいたKさんをはじめとする
「力・価値の欲求」が高いなーと自覚される皆さんへお伝えしたいことは・・・
「力・価値の欲求」が高いことは
決して悪いことではないということです。
(なんかさ、力の欲求が強いってことを受け入れ難い人が多いみたいだけど…)
力の欲求の強い人たちの頑張りは、ときに人を感動させるし、
力の欲求の強い人たちのリーダーシップは、多くの人たちを巻き込む力を持っています。
外的コントロールを使わない方法で力の欲求を満たす
そのための願望や方法、これからも多くの方達とシェアできたらいいなーと思います。
きっと、日常生活における選択理論の実践の中で
これが最も重要なポイントと言ってもいいのではないかと思うから・・・
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過去記事に加筆・修正してアップしています
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