40代で一気に「顔の老化」が進む人が

毎朝食べているもの



東京都あきる野市に池谷医院を開院してから

25年間、数多くの方々の

血管の検査・治療を行ってきた池谷先生という

医学博士のお話です。


開院当初からずっと

通い続ける患者さんもたくさんおられます。


血管のメンテナンスをずっと担当した成果は、

患者さんたちの姿を見れば、一目瞭然。

みなさん、実年齢よりもずっと見た目に若々しく、

元気で、生き生きとしているのだそうです。


  見た目も中身も若さ=血管年齢


見た目年齢を大きく左右する
肌の状態ひとつとっても、
皮膚の細胞を維持する
栄養や水分や酸素を届けているのは血管であり、
その中を流れる血液です。
血管の機能や活動が衰えれば、
当然ながら肌へ必要なものを届ける働きも衰えて、
肌が老いるというわけです。

人の第一印象を決め、見た目年齢に最も影響する
「顔の老化」は、
体内の血管が老化することから始まります。


皮膚の下には毛細血管が隙間なく張り巡らされ、
皮膚の機能と働きと生まれ変わりを
サポートしています。
そして血管年齢が若いほど、
血管がしなやかに広がるため、
血流もよくなって血液がより多く、
皮膚のすみずみまで届くため、
肌の状態も当然ながらよくなります。
つまり血管は、
体の内側から肌を美しく保つための
「美容液」を届ける役目を担っているのです。


  40代から激減する毛細血管が「老い」を進ませる


動脈の末端につながる毛細血管も、

加齢とともに減少していくことが分かっています。

20代をピークに40代から徐々に減少し始め、

60代になると20代と比べて

40%もの毛細血管が失われるといわれています。


単純に考えても、
20代の頃よりも皮膚へ血管が届ける「美容液」が
半減してしまうということです。

しかし何歳になっても血管をしなやかにしたり、
毛細血管を増やしたりすることはできるのだそう。


  血管をボロボロにする「血糖値スパイク」と「活性酸素」


血管を若返らせるためには、
血管を劣化させるような習慣を
まずは改める必要があります。
それを大前提にすることで初めて、
血管の数としなやかさを保つための施策が
効果を現します。

血管にダメージを与えて
老化させる大きな要因は2つあり、
1つは「糖化」、もう1つは「酸化」です。

多量の糖質を一気に摂ることで、
血糖値の上がり方も急激になります。
すると分泌されるインスリンの量も増えるため、
今度は一気に血糖値が下がりやすくなります。

このように短時間のうちに
血糖値の乱高下が起こることを
「血糖値スパイク」といいます。

この血糖値スパイクが繰り返されることで、
血管内の細胞には
大量の活性酸素が発生することが分かっています。
活性酸素は細胞を強力に酸化させ、
ボロボロに傷つけ、劣化させてしまいます。


「老いる人の習慣」としてよくあるのが、
次の3つです。

1.「コーヒー、紅茶には砂糖を欠かさない」

2.「購入するペットボトルは甘い清涼飲料水」

3.「朝食は、頭の働きをよくするために甘い菓子パンを食べる」

これに限らず
食物繊維が少なくて糖質の多いものです。

甘いヨーグルトやスムージーも同様です。


  最強の老化物質「AGEs」が体を破壊する


血糖値が異常に高い状態を高血糖といいますが、
この状態を繰り返すことで
血管の老化が進行します。

血管の主要な材料はたんぱく質です。
血液中に多量のブドウ糖があふれている
高血糖状態が繰り返されると、
このブドウ糖と血管壁のたんぱく質が結びつき、
「糖化」という現象を起こします。

一時期、糖質制限が流行りましたが
糖質を減らすことは痩せるだけじゃなく、
血管に良くて、結果肌にも良いんです。

朝は特に空腹なので、
いきなり糖質を摂ると血糖値があがりやすいです。

色々食べてる時間が無い方には
玄米おにぎりとか、
小麦ふすまのシリアルやパン、
フルーツなどがおすすめです。