DGTL 2019: Motor City Drum Ensemble interview | CAHIER DE CHOCOLAT

DGTL 2019: Motor City Drum Ensemble interview

[ORIGINAL]
DGTL Amsterdam 2019: Motor City Drum Ensemble im Interview
Von Maximilian Fritz - 25. März 2019
https://groove.de/2019/03/25/dgtl-amsterdam-2019-motor-city-drum-ensemble-im-interview/



DGTL Amsterdam 2019: Motor City Drum Ensemble interview


photo: UNLAND

イースターの週末に開催される、フェスティバルシーズンの幕開けとなるDGTLアムステルダムまであと1ヶ月を切った。今年の頭から発表されてきたラインアップは最終の発表を終えている。さまざまなアーティストが参加するエレクトロニックミュージックのすべてが詰まったフェスティバルは、再び私たちに感動を与えてくれるだろう。出演アーティスの中から、まず、Danilo Plessow(aka Motor City Drum Ensemble)が私たちの質問に答えてくれた。

これまでの数年間で、DGTLは音楽を届けることに加え、サステナビリティ(環境を破壊せずに行なえること)についても関心を寄せるようになってきています。世界中でプレイをする経験豊富なDJとして、この傾向は強くなっていると思いますか? あるいは、この分野でDGTLの展望にはまだ残された課題が多くあるでしょうか?

よく置き去りにされがちな問題だけど、その責任っていうのはプロモーター側にもあるし、お客さんにもある、サステナビリティはみんなに関係があることだから。もちろん、このこととジェットセッターDJっていう仕事との矛盾がどれほど明らかかっていうこともわかってるし、業界全体が安く移動できる方法に頼ってることも知ってる。できるなら、何かしらの形で絶対になんとかしないといけない。難しいことかもしれないけど、基本的に、国の“時代に逆行した”保守的な、常に移動しているなんてことはない人たちより、オープンでリベラルなテクノバブル(コンピューター関連していないことにまでコンピューター用語を使用すること、その状態)にいる人たちのほうが、環境への問題についてずっとたくさん考えてると思う。でも、単に時代の風潮だからって何かを支持するだけでは十分じゃないっていうことにも、みんなが気づかないといけない。楽しいだけじゃないことにも取り組まないといけない。だから、DGTLのクルーにはとても感謝してる。(サステナビリティは)僕たちの世代の未来のためにはすごくだいじな問題のひとつだから。

DGTLでは初めて、ライブセットのみが行なわれるステージが設置されています。今後、ライブアクトとしてプレイする予定はありますか?

それは僕も大賛成していることではあるんだけど、エレクトロニックミュージックっていうジャンルでは、これについてちょっとどうなのかなと感じることもあって。いい意味じゃなく“シンプルな”セットアップがまだかなりたくさんある、しようと思ったらそうすることもできるから。ライブでは実際どんなことが行なわれるのかがはっきりしていないままだし。だから、KiNKのような、ひとりで、でも確固として、自然発生的なものをやってる人はすごいと思う。そういうのはほんとうにスペシャルだと思う。残念なことだけど、“スーパースターDJ”の流行で、昔からある形態のバンドのとても多くがそういったDJに置き換えられているとも感じる。ひとり分の食事や宿泊先を用意するだけのほうが業界としてはずっとラクだし、機材とか技術的な部分もそう。残念なことだよね。だから僕は、クラッシックな感覚を持つライブバンドを積極的にプロモートするようにしてる。例えば、フェスティバルのステージやクラブでのイベントをキュレーションするときとか。自分でも何度もバンドと一緒にやってる。これはライブアクトのことではないけど、でも僕にとってはものすごく関心のあることだから。

今年のDGTLにはどんなことを期待していますか? このフェスティバルの雰囲気やオランダのシーンがあなたにとって特別なものとなっているのは、どういったことからなのでしょうか?

オランダのオーディエンスは、流行しているものに関していつもかなり先をいってる。イギリスもそうだけど。ほかの場所だと、ハウスのクラブでFela Kutiやジャズをプレイしていたら、みんな僕のほうを見てたけど、オランダではずっと前からみんな知ってた。それと、何年かアムステルダムに住んでいたことがあるから、友だちもたくさんいるし。だから、オランダにくるのはいつも楽しいよ。

特に注目している出演者はいますか?

こういうフェスティバルのいいところは、常に驚きがあるっていうこと、特にオランダでは。もちろん、個人的に注目している人たちはいるけど、自分自身で動いて、新しいものを発見するのがいいと思う。

今後の活動について教えていただけますか?

2月は静かに過ごしていて、今また再始動したところ。たくさんのツアーの予定に加えて、新しいサウンドもあると思う。ここ最近は制作のペースがすごくゆっくりになっているのはわかってるんだけど、何も作りたくないっていうわけじゃなくて、(DJとして)たくさん声がかかるようになっているからっていうほうが大きい。今年の初めごろにすごく良いセッションをしたから、それがたぶん何か新しいものになるはず。それについてはまたこれから。今はまた1年が始められたことを嬉しく思っているし、とても楽しみに感じてる!


Groove presents: DGTL Amsterdam 2019
2019年4月19日、20日


サステナビリティ
https://dgtl.nl/sustainability

DGTLは環境への影響に高い関心を寄せています。そして、2020年には世界初のサーキュラー・フェスティバル(循環型フェスティバル)になるという、とてもはっきりとした目標を掲げています。この目標を達成するために、DGTLフェスティバルではイベントを根本から考え直し、再構築しました。素材の循環、CO2排出の削減、環境問題への意識の向上を促進するために、DGTLは年間を通して、最新の科学技術の躍進や革新を探求しています。

2019年、DGTLフェスティバルは、2018年に行なった循環のための措置をさらに改良していきます。また、新しいサステナビリティ・プロジェクトも始まります。イースターの週末、アムステルダムのNDSM-Wharfで、DGTLフェスティバルは持続性のある循環型のイベントに向けての道すじをさらに先へと進めます。





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すでに終わったイベントではありますが。以前も訳したことがあるGROOVEの新しいインタビュー、やはり英語版にはなかったので、ドイツ語→英語(翻訳サイト)→日本語、の重訳です。だいたいだと思って下さい。

DGTLフェスティバルは環境に関しての取り組みを行なっているフェスティバルだということで、サイトには具体的にどういった取り組みがなされているのかがくわしく書かれています。インタビューのあとに、DGTLオフォシャルサイトのサステナビリティについてのページリンクを貼りました。序文的なところだけ訳しています。確かに、イベントは快適さや安全性と同時に、こういった部分もたいせつ。楽しいフェスのあとに大量のごみや廃棄物が出たりすることを考えたら、残念な気持ちになりますしね…… 参加するほうも心の中に置いておかないといけないことだと思います。

それから、ライブアクトの話。これは、Leroy Burgess氏との対話でも何度も出てきていることですね。
MCDE:ミュージシャンのグループの代わりにDJ……となってきているけれど、それは抵抗しなければならないこと。MCDEとLeroy Burgessのディスコレッスン

おすすめをぱっと言ってしまうんじゃなくて、「自分自身で動いて、新しいものを発見するのがいいと思う」、こういうところもやっぱり好き。最後は何かリリースがあるかも……っていう話。ちょこっとですけど。楽しみにしておこう〜。



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