KERRI CHANDLER PRESENTS KAOZ at PRINTWORKS | CAHIER DE CHOCOLAT

KERRI CHANDLER PRESENTS KAOZ at PRINTWORKS

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KERRI CHANDLER PRESENTS KAOZ at PRINTWORKS
SAT 09 MAR 2019


海外のイベントというものに初めて行きました。長いですが、自分用に記録もしたいので書いておきます。


12時〜23時のデイスタートのイベントで、私のチケットは17時までに入場のチケットだったので、2時間くらい前に最寄りの駅に着くように行きました。駅を出た段階で、イベントの案内表示が貼ってあり、誘導するスタッフもいました。会場の周囲はショッピングモールやシネコンの並ぶ広々としたエリアで、かなり健全な雰囲気。少し早めに行ったのは、このショッピングセンターを歩いたり、フードコートでお茶したりしたかったからでしたが、ショッピングセンターは想像していたより小さかったです。

敷地内に入るときにまず身分証明書(18歳以下は入れません)とチケットを係の人に見せます。私は国外在住で身分証明書になるものはパスポートしかないので、パスポートを見せました。問題なければ特に厳しい感じなどではありません。

倉庫のような建物の中に入るとチケットのQRコードをピッとしてもらって、そのあと持ち物検査があります。バッグを開けて、係の人が中のものをざっと取り出して見ます。中身を言えば、ポーチまで開けられたりはしませんでした。金属探知機でポケットの中などに何もないかどうかもチェックされます。問題なければ中に入ります。ここも終始和やかなムードで、係の人もにこやかに接してくれました。日本人の女性がひとりだったからというのもまああったでしょう。

前に進むと、次にあるのが巨大ロッカールーム。体育館か、というくらい広いところに大量のロッカーが並んでいます。スモール(30cm x 30cm x 30cm、£6.00)とラージ(45cm x 30cm x 30cm、£9.00)がありますが、ウールのコート、大判の厚手ストール、ショルダーバッグぐらいはスモールに余裕で入りました。レジで料金とデポジット£10を払うと番号札のついたキーをくれるので、同じ番号のロッカーを探して荷物を入れます。レジはキャッシュオンリーなので注意。イベント中、キーで何度でも自分で自由に開け閉めできます。今回は途中で何か出し入れにしいくことはありませんでしたが、必要なものを出し忘れてロックしてしまったり、途中で必要なものがあったりして、2回ロッカーの料金を払うことが私は結構あるので、何度でもOKなのはそれだけですごい安心感あって嬉しかったです。キーはなくさないように。なくすと罰金取られます(当然です)。ロッカー周りには常にスタッフがいますし、貴重品はロッカーに入れてしまったほうがいいです。私は小さめのボディバッグにクレジットカード1枚、ロッカーのキー、リップクリーム、目薬、スマホとバッテリーくらいで、かなり持ち込む荷物は少なくしました。ドリンクはカードで買えるのでキャッシュは必要ありません。ホールは場所によってはかなりの混雑ですし、身軽なほうがいいです。もちろん、持ち込むものの管理は各自の責任でしっかりする必要はあります。スマホもリングをつけたケースでうっかり落としたりしないようにしました。(とはいえ、私はぶち上がってしまうとスマホの存在を忘れてしまうので、途中からスマホはずっとバッグの中でしたが……)

身軽になって気分も軽くなってさらに中へと入っていくと、ドリンクを売っているコーナーがあります。ビール、ジン、サイダーがメインだったと思います。イギリスはアップルサイダーをあちこちで売っているのが嬉しい。まずは缶のサイダーを購入。ただ、酔っ払ってしまうとやっぱり恐いというのと(それは国内外問わずですが)、しっかり聴きたい見たいお目当てがタイムテーブルの最後だったので、アルコールはサイダー1本にして、それを飲み終わったあとはミネラルウォーターだけにしました。それでもじゅうぶん音楽だけで超ハイになれました。

私は最終入場時刻が17時のチケットで、16時ごろに会場に入ったので、中はすでにプレイが行なわれていました。会場のオープン自体は12時でした。知っているアーティストでなくても、みなすごく楽しかったです。最初はうしろのあまり混雑していないところでゆるく踊ったりするのも良し。

トイレは建物内に簡易トイレが設置されていました。男女別で、女性用は5つくらい。数はそれほど多くないものの、行列にはなっていませんでした。トイレットペーパーもしっかりありましたし、隣にはお湯の出る広い手洗い場もありました。この手洗い場の照明は蛍光灯で明るくて、鏡もジェットタオルもあり。なぜかチュッパチャップスやマンチーズのようなお菓子がいっぱいテーブルの上に置いてあって、自由に取って食べてもいい感じでしたが、私は特に食べたくはなかったのでもらいませんでした。施設内のいたるところにたくさんスタッフがいるので、トイレの場所など、わからないことはなんでもいつでも聞けます。どの方も親切に対応してくれました。

お目当てのMCDEはタイムテーブルのラストだったので、少しずつでも前に行こうかな〜と思っていたのですが、人が出たり入ったり、まあ時には押されたりしつつ、最終的に彼の出番前には最前まで行けてました。これはラッキーでした。最前に近い辺りは結構な人口密度になるので、プラスチックのカップに入った水が時々ステージ下にいる警備スタッフの人たちから配られていました。調子が悪くなる人が出ないようにするためだと思います。このスタッフの人たちがすごく目を光らせていて、ハメを外しすぎて危ない行動に出ている人は懐中電灯を当てられ、注意されていたようでした。(実際にどんな行動だったのかは見えていないのでわからないのですが)

どのDJやLiveアクトも時間通り、最後のダニロも時間がきたらさくっと終わりでした。その場の雰囲気でB2Bをやったりとかはまったくなかったです。

終わったらロッカーに戻って荷物を出し、キーを返却してデポジットを返してもらいます。多少並びはしますが、時間はかかりませんでした。

外に出ると、雨が結構しっかり降っていました。最初っからUberで帰るつもりだったので、会場の中でUberの配車をして、UberとHierのピックアップコーナーへ。きたときに会場入り口付近のこのピックアップコーナーの表示を見て、Uberの浸透具合を感じたものです。車がきて名前を呼ばれたら乗って(待ち時間は10分くらい、1.8倍の料金ではありました。土曜日の夜でイベント時なのでまあ仕方がないですね)、あとは後部座席に座ってるだけで到着。

警備や会場内の誘導なども含めて、全体的にとてもきちんとしていて、すごくスムーズでした。チケット購入時に入力したメールアドレスには、注意事項や設備の案内などがとても詳しく書かれたメールも事前に届いていて、不安に思うことはあまりなかったです。

海外でこういうところに行くのは初めてだったので、どんななんだろう……と思っていましたが、日本人の女性ひとりでも、気をつけるところに気をつけていれば問題なかったです。オールナイトでないので1回目としては行きやすかったですし、場所もごみごみした場所ではないことを事前に調べて知っていたというのも安心感ありました。それでも、終わりは0時ぐらいにはなるかもな?と一応思っていましたが、きちんと時間通りだったのでそれもなかったです。時間通りなのは残念に感じるときもありますが、今回のように不慣れな場所の場合は、予定していなかった事態にならず、ほんとうに助かりました。イベント中は、周りの酔っ払った人たち(特に前方にいる人はテンションも上がっているので)が声をかけてきたりいうのはありますが、友だちを作りにきているわけではないので、とりあえず英語がわからないふりをしてにこやかにしていました。基本的にはみんな音楽を楽しみにきている(はず)ですし。

これは海外に限ったことではありませんが、ダンスミュージックを楽しみたいのに、恐い思いをするかも……というイメージがついてくるのはどうなのかなあというのも複雑なところです。お酒を楽しむのもいいし、開放感を味わうのも気持ちいいし、ちょっと暗いところでのわくわく感みたいなものは私も好きで、それを体験するために行くというのもあるのですが。でも今回のイベントくらいちゃんとしていれば、自分自身がはめを外しすぎなければふつうに楽しみたいように楽しめて、音楽をすごく楽しんだという印象だけが残って、ほんとうに良かったと思います。良い音楽と良い空間で、とてもとても楽しい夜でした。