がん食事療法の原点
「ゲルソン療法」は、がん食事療法の原点ともいわれています。
ドイツ生まれの医師、マックス・ゲルソンによって創案されました。元は結核の治療のためのものだったそうですが、がんも治癒するということで、1930年にがんの食事療法として確立しました。
それががん食事療法のバイブルともいわれる『がん食事療法全書』です。
その後に出版されたのがこちら↓
マックス・ゲルソン博士亡き後、その遺志を受け継いでゲルソン協会を設立しゲルソン療法の普及と教育に奔走している娘さんであるシャルロッテ・ゲルソンが書いたものです。
その後、こちら↓が日本では2022年に出版されています。
ゲルソン療法の特徴
ゲルソン療法の特徴としては、
- 動物性食品、脂質、塩分の制限
- 無農薬栽培の野菜・果物の大量摂取(ジュースを1日に1.5リットル飲む)
- コーヒー浣腸
といったことがあります。
日本で以前、コールドプレス断食が流行ってやったことがあるのですが、ジュースを大量に飲むと体を冷やしてしまうので私には向かないような気がします。
コーヒー浣腸も流行りましたねー。素人がやるのは危険そうな気がしますが、今でもやっている方はいるのでしょうか?
ゲルソン療法のバリエーション
ゲルソン療法を日本に広めたのが、精神科医の星野仁彦氏だといわれています。自らの大腸がん・転移性肝臓がんを、ゲルソン療法を日本人にも実行しやすいようにアレンジした「星野式ゲルソン療法」で治したそうです。
また、『済陽(わたよう)式食事療法』の済陽高穂氏もゲルソン療法を研究し、日本人に合うようにアレンジいています。
「ゲルソン療法」は、”栄養補給”と”解毒”によって、肝臓を修復し免疫力を回復する免疫療法です。確かに理屈は理解できます。とはいえ、自己流にアレンジしたら「ゲルソン療法」ではなくなってしまうので、今の時代の日本人が実践するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
人生は1度きり。だから思いっきり楽しむべきよ。
by ココ・シャネル