真面目な人ほど怒りやすい?

 

先日「アンガーマネージメント」の話を聞く機会があって、ちょっと調べてみました。

 

怒りは、「〇〇すべき」が裏切られたときに発生するのだそうです。

ということは、真面目な人ほど怒りやすいのかも?

 

正義感が強かったり、完璧主義だったり、自尊心が強かったり、頑固だったりする人ほど「べき」が多くなるそうです。また、人と距離をおきたかったり、自由に振る舞いたい人も、他人の行動がストレスになりやすかったりします。

 

怒りは必ずしも”悪”ではなく、コントロールすることが重要なのだそうです。そのためには、自分が何に対して怒りを感じるのか、つまり自分の価値観を知るのが大事。

 

感情って、意識しないと流れてしまうものだから、つどつど受け止める必要がありますね。

 

 

ちょっと真面目をやめてみる?

 

そこで思いついたのですが、私よく「真面目だから」と言われます。これって、「べき」が多いってことじゃないかと。

 

時間は守るべき、早起きすべき、運動すべき、甘いものは控えるべき…

 

「べき」は社会のルールに対しても向けられているし、実は自分に対しても向けられています。

 

だから寝坊してしまった日は、朝から罪悪感でいっぱいになるし、できない自分にいつもダメ出ししているから、自己肯定感が低くなる。

 

ちょっと真面目をやめてみるといいかもとも思います。

 

 

真面目の本来の意味

 

そんなことをFacebookに書いたら、むちゃくちゃ反応がありまして。

”べきべき”で悩んでいる人が多いんですね。

 

そこで改めて真面目の意味を調べてみました。

 

 

真面目の意味は「いい加減なところがなく誠実なさま」なので、どちらかというとほめ言葉として使われます。

 

でも、真面目とは”人間性を表す特徴”なので、そこに善悪の評価はないです。

 

自分が真面目だと思っている方の中には、子供の頃「まじめでいい子」とか「まじめでおとなしい」といわれてきた方も多いでしょう。

 

言っている方はほめているのでしょうけど、言われた本人は、「面白くない」「融通がきかない」といわれているかのように解釈して、あんまりうれしくなかったのでは?

 

「クソ真面目」なんて言葉もありますからね。

 

真面目な人って、責任感が強かったり、几帳面だったり、正しさを求めたりして、ちょっと生きつらいかも。あと、楽しむことが苦手だったりもします。

 

でも「真面目」の語源をたどってみると、宋の時代に蘇東坡が読んだ漢詩にたどりつくそうです。

 

その詩には「柳は緑、花は紅、真面目(しんめんもく)」とあって、これが語源らしい。

 

これは、柳には柳の色、花には花の色があって、それぞれが個性や役割を発揮しているという意味。

 

なんと「真面目」の本来の意味は、”自分らしく本質的に生きている”ということなんです!

 

 

真面目上等!

お仲間のみなさま、大いに真面目に生きようではないですか!

 

 

 

 

 

人生は1度きり。だから思いっきり楽しむべきよ。

by ココ・シャネル