姐の部屋 -68ページ目

小さくなって帰ってきたよ…

小さい猫だった。
若猫の最盛期でも体重は2.8kgぐらいだった。
 
だからいくつになっても「子猫ですか?」って訊かれる子だったよ。
  
それがもっとちっちゃくなっておうちに帰って来ました。


$姐の部屋


前世からの縁がきっとあったんだと思う。
前世で 親子とか なにか きっとあったんだよね。
 

1992年の9月中旬の台風が来そうなある日の午後。
二子玉川に当時あった東急ハンズの「にゃんにゃんハウス」でこの子と出会いました。
ここは、里親探しの3ケ月までの子猫を委託であずかって、ご縁を探すところでした。
 
当時一緒に暮らしていた彼と猫が飼える中古マンションを買ったから、
早速ふたりで子猫を探しに行ったのに、 当時ペットブームとやらで 以前はあんなにたくさんいた子猫たちが一匹もおらず、 お店の方が「今日 おひとり連れておみえになることになっていますが台風が来るというのでどうなるかわかりませんよ」 とおっしゃるのを「待ちます!」といって二人で待っていた。
 

ようやく、ケージを下げたそれらしい女の人が来て、後ろをついていって、
カウンターで手続きが済んだばかりのチョビを、 右から左に、という感じで  引き取りました。
 
やっぱり ご縁だと思います。
その日 そこにたったひとり、やってきた子猫だもの。
  

大好きだった「動物のお医者さん」という漫画の主人公(シベリアンハスキーだけどね)の名前をとって「チョビ」ってつけました。 あの頃 全国にたくさん「チョビ」って命名された子がいたはずです。
 
 
生後2ケ月半いくかいかないかの、小さな小さな不安そうなチョビ。
甘えん坊で、とてもかわいいチョビ。
 
 
その日から片時も離れず、いつも一緒でした。
買い物にいくにも どこにいくにも離れたくなくて、車に載せて連れ歩きました。
チョビは何から何まで特別な子でした。
 
19年間病気らしい病気も殆どせず でもこの4年ぐらいで腎臓がどんどん悪くなり、
3年前の転居は老齢には大打撃だったと思います。
 
ほんの1ケ月前には口が痛くてつらそうにしながらもご飯をねだり、あの、かわいい声でおしゃべりしてくれました。
朝 お腹が空くと大声で「あーお~ん!!(ごはんっ)」って鳴いて、それでも私達が起きてこないとベッドルームまで起こしに来るほど以前は元気だったチョビ。
たった1ケ月前の私たちは、1ケ月後にこんなことになってるなんて、
想像だにしませんでした。
20歳の誕生日は迎えられると疑っていませんでした。
  

15日の朝に出血する前は、病院から帰ってきたら大好きなご飯をちゃんと食べて階段も自分で降りました。
あわてて病院に連れ回したりしなければよかった と  悔やんでしまう(泣)



きのう…     ロウソクの灯が細って消えてゆくように命が目の前で消えて行ってしまいました。
 
開いているけれども、どこも見ていない その目
光が失われた その目。
声も出ない
人形のように何の反応もない身体。
 
 
夜9時過ぎに 一日分の流動食をぜんぶ嘔吐してからは
目に瞬膜が張り、 うつろで、ますます生気が失われていきました。
 
もうだめだろうと予感しながらも 泣きながら 前夜の出血時にかけこんだ獣医さんにもう一度 すがる気持ちで電話しました。
だけど、もう、だめなんだ、と 思いました。 
何もしてあげられることがないんだ、と思いました。
 
電話しながら、大泣きしました。
おろおろしながら、わたしを見てくれないチョビに一生懸命 話しかけました。
 
からだをさすり、 二人でかわるがわる抱き…
 
そして 痙攣が始まりました。
 
徐々に間隔がせばまり
下顎呼吸がみられて 絶望しました。
父が逝ったときも  実家の癌で逝った若猫の最期も それでした。
下顎呼吸は死ぬ直前の現象です。

 
そうして 何度か痙攣し
うつろな見開いた目、 舌がはみだした口
うごかない表情
死んだ?…と思って 口元に指をかざすと かすかな息
しかし その数分後に それは止まりました。
 
夫が 「まだ心臓が動いてる」といったけれど
それも数分で 感じられなくなりました。
 

目を閉じてやろうとしたけれどなかなか閉じてくれない。
  
夫が  いつもしていたように 腕枕をしてやりました。
 
よくやっていたように、つっぷして箱座りして 寝ているみたいでした。
 
私は  どうにもならないまま、
安定剤(去年冬からのある事件でぼろぼろになって メンタルクリニックで処方された安定剤の残りです…)を 飲み込んで 意識がもうろうとしてくるのを待って 寝たけれど 何度か目が覚めては となりのチョビの姿をみて泣きました。 
チョビの毛皮に顔をうずめて泣きました。
 
朝 夫と  葬儀のことをベッドの中で話合い
家の近所で前にみかけた延命地蔵尊さんのことをネットで調べ、
個別の立ち会い葬、というのを 電話でお願いしました。
時間外だけど15:45からで引き受けてくださり、
桐の棺もお願いし
お花はむこうでも用意してくださるけれど、おうちの庭のお花を 片っ端から切ってきて たくさん持っていきました。
 
棺は小柄な彼女にはあまりにも大きすぎて、痛々しいぐらいでした。
 
花で全部うずめ、 ほんの1ケ月前には喜んで食べていた、なまり節と、
ごはんを食べられたころに大好きだった猫缶と
またたびを 一緒にいれました。
 

$姐の部屋-さよならチョビ


想い出の写真をたくさん、パソコンから集めてきてプリントしたのもいれました。
生きてる他の猫たちの写真は、いれたら連れて行ってしまうかもしれないから 避けて…
 
チョビをかわいがってくれていた亡き父の、若いころのチョビを抱いている写真。
前の彼と暮らしていたチョビの子猫時代に、一緒に暮らしていたミルクちゃんというチンチラシルバーがいましたが、その子と一所に写っている写真。(ミルクちゃんは前彼が連れていきましたが、とっくに虹の橋を渡ったそうです)



$姐の部屋


さよなら チョビ。  
とてもとても淋しくて たまりません。 


2歳下のピートくんがこの3日で急激に様子が悪くなっており、立て続けにいってしまいそうで とても おそろしいのです。
 


チョビは 人見知りもしない本当に人間の好きな猫で
誰からも愛されました。
 

もう少し一緒にいられると思っていたのに…
 

ほんとうに、たった一月で天と地ほどに運命が変わってしまう儚さをかみしめています。

みんな死んでしまう

 
そうして私も 夫も  どちらが先にいくかわからないけれど  そうやって死んでゆくのだな、と…


さよなら チョビ

12月17日 23時20分
虹の橋をわたってしまいました。
 

2日連続で 口内からの大出血

腎臓がだめになると造血機能がなくなってゆくそうです。
そのため貧血状態がひどくなり
脳や心臓という重要度の高いところから順に血液は送り込まれるので
歯茎などには行かなくなり
口内炎の炎症が一気に悪化し 出血もしたのではないかと
 
1.7kgまで落ちた、生きているのがおかしいほどの状態で 100cc近い出血をしたら 致命的でした

点滴に通ったけれど あとで きいたところでは 
点滴しても血が薄まるだけで、貧血状態を促進してしまうのだそうです
 
腎臓はなおせない
輸血するべき状態だけど、それも人間のように簡単にできない…
(血液提供する若い猫がいなければできないのです。うちは一番若いのが9歳で 難しいと言われた。。。
動物病院によっては輸血用の若い猫を「常備」(ひどい)しているところもあるそうです。
胸がズキンとしました。なんてことだろう…  そんなことまでして したくない。
人間のように 冷凍保存や 進化したかたちの体制が動物にも用意されていれば…)
 

輸液や点滴もしない方が実はよかったのか
いじらないほうが よかったのか
今も 眠るようにいる 彼女の亡骸を抱きながら その重量が 涙をさそいます。
 
19年と5ケ月の命。 長生きしてくれました。
大往生と呼ぶにはもう少し頑張ってほしかった。
なんとなくあと2,3年一緒にいられるように思っていたのに。

 
ほんの1ケ月前には お庭を一周するほど元気だった。
階段も登り下りした。
 
おなかがすくと 一階で練習してる私のところまで うるさく呼びに来た。
 

あっという間すぎて心の準備が間に合いませんでした。
 

お正月も一緒に迎えられなかった。
 

2ケ月半の子猫の時に  わたしのところに来ました。
小さな段ボール箱にあけられた丸い穴から、不安な小さな瞳がきょろきょろしていました。
家についたらクッションの下にかくれてました。
仕事から帰ってきたら冷蔵庫の裏にかくれていて
名前を読んだら にゃー、といって おずおずと出てきてくれました。
 
何処に行くにもつれていきました。
近所の買い物でも ドライブでも  片時もはなれず いつも連れ歩きました。
リードをつけなくても 犬みたいに私の後ろをおいかけてきてくれました。
多摩川の河原を そうやって一緒にかけっこもしました。

木登りが大好きで 車で木のあるところをとおりかかるだけで、「行きたい!」と訴えたから、しょっちゅう車をとめて、一緒にあそびました。 
登るだけ登って おりられなくなって 当時の彼氏がレスキュー部隊になって木登りしては下ろしました。 
 

いっぱい思い出がありすぎます。
 
チョビは私の娘でした。
 
 


今日は 15:45から 美しが丘の延命地蔵尊さんで、お葬式をします。


さよならチョビ


わたしの寿命をわけてあげたかった。

 




猫 再び 大出血・・・

昨日(15日)の朝 初めて 口(歯茎?歯肉?)から大出血
それで、あわてて、きのう、きょうと、獣医に日中入院させて点滴。
今日の帰りは、しっかりした声で鳴いてくれたのに、
夜の10時頃 再び 出血。
 
ぐったりしている。 


いつもの獣医は19時でしまってしまうところ、

前に連れていった近くの24時間のクリニックは、
よりによって 今日に限って「院内設備点検で21時まで」 でやってない!!!
 

ネットで調べて  中田動物病院というところに電話して連れて行く
 

「設備は整ってるけど料金が高い」って評判の獣医だけに 高かった(16800円…) けど 言ってらんない
(この1週間で すでに5~6万 医療費払ってるよ…)

   
とにかく、止血剤と消炎剤を注射
 

猫は ぐったり。
   


足腰も立たないし、おしっこも  だだ漏れ。

 
帰宅しても しばらくケージから出てこず、やっと出てきたと思ったら、 いきなり今度は嘔吐…(泣)

動転した。
このまま死んでしまったらどうしようとおろおろした。

内容は、夜7時頃 給餌した流動食ぽい。


あわてて中田に電話して指示を仰ぐが 経過観察を、と。
吐いたのは一度で そのあとはぐったり寝ているだけ
 
体温も下がっているから、
あたたかいところで、毛布をかけてあげてる…
 
 
生気がない…
目にまったく光がない
   

今晩は、彼女の となりで 寝る
 

明日は朝一番で 皮下補液だけしてもらうことになっていたので、 
今夜のことを先生に連絡しないと。
   

腎臓がもう殆ど機能していないかもしれない、と言われた。
おしっこは 水みたいで臭いもほとんどない。
補液したリンゲルがそのままスルーで出てるようなものかな・・
 

腎機能がだめになると造血作用もだめになって、免疫も急降下らしい。
口内炎の悪化や出血は その悪循環のなかでおこっているらしい
 

どうにもできない
腎臓は治せないから
 
 

出血しないでいてくれさえすれば、
高栄養食の強制給餌で体力回復を待つ、
ってできるかもしれないけど
こんなに何度も出血したら どんどん弱ってしまう
 

穴の開いた袋みたいなものだ
 


もう だめなんだろうか
奇跡は起きないんだろうか