アマヤドリ -367ページ目

熱砂

乾いてなんかいない。
それは私が一番良くわかってる。


欲しくて欲しくて、つきやぶりそうだ。



恐れながら振り向いて、歩いてきた道に戻れないことを知る。

それは影じゃない。もっと深い闇。
もしかしたら無なのかもしれない。


もがいてみる価値はあった。
足首が黒く染まるまで私はそこに立ち止まり、またはやるように駆け出す。
繰り返して、迫る闇から逃げる。



闇の中に押出されて、

さらされて、

開き直っているときにも
私は決して乾いてはいない。



本当は、知っている。

余韻

切れ切れに訪れた眠りを夢が支配する。
あんまり幸せな夢でまるでお伽話みたいにあったかい光に包まれていたから、今その余韻をどうしていいかわからない。

今聴いているこの、東欧の音楽の空気のけだるさのさなかに、心だけがまだいる。
だめだ、イメージトレーニングどころじゃない。
ちゃんと世界を作っていこうと何回も聴いているけれど、小さな冷たい手がふと私の心をさらってゆく。

もしも。
をずっと考えているけれど、この景色が流れていくのと同じくらい確実に届かなくなるものはあるのだ。
わかっているのに。

今の私が不幸せなわけじゃ決してない。


とにかく今は踊ろう。
これすら失くしたら私は本当にばかだ。

出会った頃みたいに

昔の彼と会った。
ずっと会いたかった彼は昔みたいに痩せて、深い声で話した。久しぶりだからとても新鮮で出会った頃みたいにどきどきした。

新しい大切な人がいるのは知っている。でもその慎重に話す口振りのどこかに、私へのキモチを探す。
昔のキモチでふと手をつなぐ。それに応えてくれる彼。
恋人じゃなくて妹みたいだけど。

でも、夢だ。

昼寝の夢

ついうとうとしたら007ばりの夢をみてしまった。相変わらず変な夢…

昨夜は印象的な夢をみたのを覚えている。朝まで覚えていられるかなぁと思ったことも記憶にあるが肝心の内容はサッパリ。
やっぱり書き留めておかないとな。


書き留めるといえば昔朝起きたら全く身に覚えのない詩がノートに書き留められていて恐かった。
どう見ても私の字だけど…
私の知らない私だった。

恥ずかしい詩だったから小人の仕業と思おう。

スパイ

兵士のようなスパイのような私。
軍が私を追い掛けてくる。
胸の高さ程の3×3m程の支柱がいくつも埋まっている場所で私はその軍のTOPの奴の目を躱し、隠れる。軍の大半の人とは元同僚らしく、私を見逃してくれたいことがわかる。
その助けを借りその場から逃げ切る寸前で見つかる。
走り、川にかかる橋のうえから下にあるモーターボートに飛び降り乗り込み(なぜかその頃、私はその逃げるスパイの連れになっている)無事逃げおおせる。